よいこの皆さんにはサンタクロースからプレゼントは届きましたか?世界中を飛び回ってプレゼントを配ったサンタクロース。その陰には各国軍による協力があったのです。その様子がTwitterで報告されています。

■カナダ軍は戦闘機でエスコート

 NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)の一員として「サンタ追跡」を行なっているカナダ軍は、エスコートをするCF-18戦闘機のパイロットを任命して、カナダ上空におけるサンタの活動をサポートしています。その任務の様子をツイートしていました。

 「『離陸準備OK。いつでもどうぞ、サンタさん!』サンタクロースとトナカイたち、そして2機のCF-18のエスコートパイロットは、カナダの非公開の場所からの離陸を許可されました!」

 赤く光るルドルフの鼻が、まるで衝突防止灯(アンチコリジョンライト)のように見えますね。

■イギリス空軍は管制官がサポート 「サンタさん、進入経路に支障はありません」

 大西洋を渡ったイギリスでは、とあるイギリス軍の基地で起きた話を動画で紹介しています。イギリス空軍の管制官が、管制用スクリーンで担当空域での航空機の動きを監視していると、急に画面に雪が降りはじめます。



 「一体これはどういうことだ?」管制官は上官を呼んで、スクリーンを確認してもらいます。やって来た女性の少佐曰く「ああ、これはサンタよ」。


 やがてスクリーンに、サンタのソリが現れます。

 「サンタさん、進入経路に支障はありません。それでは(Good Night)!」

 やがて飛行場にサンタのソリが降りてきます。そして「イギリス空軍はサンタのために空の安全を守っています」というメッセージで動画は締めくくられます。ドラマ仕立てで、ちょっと洒落てますね。


■イギリス海軍は休憩場所に空母を提供

 イギリス海軍の新型空母クイーンエリザベスは、サンタさんの休憩場所を提供していました。

 「飛行甲板の5つのスポットは、8頭のトナカイとソリの垂直着艦(SRVL)の準備を完了しました。サンタさんが、カルドローズ海軍基地で行なったシミュレータ訓練を覚えてるといいんですが」

■フランス軍も戦闘機でエスコート

 ドーバー海峡を渡ったフランスでは、フランス軍の様々な活動とサンタが共演した動画をフランス軍の活動を伝えるアカウントがツイートしました。


 戦闘機、ラファールの護衛に感謝するサンタさんや、陸軍の兵士にプレゼントを届けたり。また、物量投下をしている輸送機に「君たちも頑張ってるね」とばかりに挨拶をしたり、海軍の強襲揚陸艦トネール(L 9014)に着艦して一休み。


「任務中の兵士たちにクリスマスプレゼントが……」

 北アメリカのNORADだけでなく、ヨーロッパでも軍がサンタクロースの活動を支援しているんですね。これ以外の国でも、色々とサンタをネタにした軍によるツイートがあったので、興味のある方は検索してみるといいかもしれません。

(c) RCAF/Crown copyright/Ministère des Armées

(咲村珠樹)