大人になると、昔子供だった頃の事を忘れてしまいがち。そして子供だった頃と同じ事をしてしまいがち。しかし、子供は見ているのです、「大人は子供に叱る癖に子供と同じ事やってるという理不尽」を。そんな子供の真理を突きまくったメモがSNS上に投稿されて大きな話題になっています。
このメモを書いたのはツイッターユーザーの“油そば”さんの姪御さん。「@姪っ子 わかる」とだけ記したツイートと一緒に投稿されたそのメモ書きには……
全世界の子供が思っている大人への不満
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1つ目 子供が氷やお茶などをこぼすと、大人は子供に起こるクセに子供に注意した大人がこぼしたりしたら笑ってごまかし、だれにもおこられないこと
2つ目 子供がリビングなどでねていると「ふとんでねなさい!」と注意するクセに注意した大人もリビングでねていること
3つ目 大人は子供に「ゲームは1時間だけ」とかいうくせ大人は7時間ほどゲームをしている。
(まとめ)
大人は人の事(子供の事)いえない!
<原文ママ>
この文章を読んだネットユーザーからは様々な反応が。「問題点列挙して、最終的な結論まで到達してるので、子供ながらの内容ではありますが思考回路にびっくり」「真理をついている」「まずは大人が手本を見せるべき、という事」「言動と注意する事が一致していない大人は信頼できないという」などなど。確かに。ほんとそれな。自分の事棚に上げて何大人ヅラしてんだよ。注意する前に自分がちゃんとしろよ。
@姪っ子 わかる pic.twitter.com/ZIHvfdoQXh
— okka san no uta (@_kyon47) June 27, 2018
……はいすみません。もうホント、すみませんとしか言いようがない様な。子を持つ親として筆者も心当たりが……。要は、子供に言う以上は襟を正しておくべきなんだろうとは思います。また、「頭ごなしに怒る」のではなくて、「自分のだらしない面とかできてないとことかも認めつつ、そういうのが自分にとっていかに不利益になるかを知らせていく」って方向で子供に接していくべきなのだろうなと。
大人だって、上からものをいう人に対していいイメージなんて抱かない人が殆どのはず。子供もそこは一緒で、上から「~しなさい」「~しちゃだめ」ばかり言う大人なんて信用できないのでは。だったら、大人目線で注意したくなる行動を「子供目線で」見て、子供だけでは気が付かない事を教えるくらいがちょうどいいのかも。ちょっとした不注意でこぼす事なんて子供だろうが大人だろうが似たり寄ったりなところもあるんだし、その辺は寛容になればいいだけの話だし、「子供の考えで起こした行動」の結果が失敗に繋がりそう、繋がってしまったのであれば、一緒になって考えて、次に失敗しない様に繋げていければいいんです。
とはいえ、日々の育児の中でそんな余裕なんかないよ!っていう親の皆さんも多いかと。筆者も思春期のめんどくさいのを抱えた母親なのでその辺分かります……。そんな、子供のやることなす事につい「ムキー」となりそうな時は、まずは数字を数えながら深呼吸してみて。それでもだめなら、どうにかして気分転換をはかりに行きましょう。そして、「自分は大人だから」と見下ろすばかりでなく、子供の目線に立ってみて、「これは自分が言っても説得力ないわ」ってところに気が付けるようになると、ちょっと気持ちが楽になるかもしれませんよ。
<記事化協力>
油そばさん(@_kyon47)
(梓川みいな)