田舎には「いきなりステーキ」は無い だが田舎には「いきなり玄関に誰かが置いてった野菜」がある–

 このつぶやきが多くの人から共感を集めています。投稿したのは、Twitterユーザー「モホーク Ixion鯖」さん。投稿には、沢山のリプライがよせられ「あるある」なんて声が続々と。

 田舎あるあるのこの出来事。都会の人には「ねーよ!」となるかもしれませんが、田や畑のある地域の田舎では、日常的に行われています。筆者も田舎育ちの人間なので、このツイートには「あるある」と深く頷いてしまいました。 

 そもそも田舎の方では、玄関の鍵をしめずに畑仕事へレッツゴー!何なら風通しのためにドア開けっぱなしでOK!ということがありがちなので、隣近所の方が留守中おすそわけを持ってきた場合には、ガラガラガラっと勝手に入って、上がりかまちに新聞紙にくるんだ野菜や果物をドン!と置いていくことはめずらしくないんです。鍵がかかっていたらいたで、玄関先に置かれていきます。

 しかも、この手のプレゼント、誰が置いていったかメッセージは残されていませんが、くれたもので誰がくれたか大体の見当がつきます。白菜なら○○さん家で作ってるから○○さんがくれたな、とか。果物なら、最近○○さん家でハッサク収穫してたから多分そうだな、とか。置いてあるものと隣近所が育てている野菜や果物、収穫状況で一致させていくんです。とはいえ、同じ野菜をつくってるご近所さんが同時期に収穫している場合には、探すのが大変な時もあります。こういう場合は、誰がくれたか子供達が聞き込みに走らされることも……。今では電話で聞くことも多いですけどね。

 こうしたこともあり、田舎暮らし経験者の人からは「あるある」「すごく共感」という声の他にも、「時期によってはもらうものが重なる」「通勤通学中に“いきなり渡される野菜”もある」「(港町では)いきなり魚介類もある」なんて声も寄せられています。

 都会では防犯の問題もあるので、ありえない出来事ですが、こういうゆるいノリは本当に田舎ならでは。久し振りに思い出して、筆者も何だか懐かしくなってしまいました。

<記事化協力>
モホーク Ixion鯖さん(@mohawk_in_ff14)

(宮崎美和子)