子どもができると保健所で貰える、母子手帳。出産前から産後、子どもが発達していく過程や予防接種記録などがひとまとまりになっているので、特に産前から乳幼児までは頻繁に使う事も多い手帳です。そしてこの記録はいつになっても必要なもの。そんな発達の一覧をまとめておくとすごく使える!とツイッターで話題になっています。
「いまゼロ歳児生んだばっかの人に超伝えたい。首がいつ座ったか、寝返り、はいはい、一人で歩いたの、言葉はいつしゃべったか、を母子手帳のわかりやすいところに貼り付けたほうがいい。5歳なのに未だに書類で書かないといけない。。。」と、子育てに追われているのはツイッターユーザーの、てんてこ・まい子さん。
続くツイートでは、「あと歯がいつ生え始めたか」「言葉をいつ話したかとかいつ歩いたかって『これいま歩いたよね?』『いや歩くっていうのは4,5歩とかだから..』とか言ってるうちにいつの間にかスムーズに歩くようになって『いつ!』みたいなのがすごいわかりにくいんで、『今でしょ!』ってとっとと決めたほうがいい」とも。
いまゼロ歳児生んだばっかの人に超伝えたい。首がいつ座ったか、寝返り、はいはい、一人で歩いたの、言葉はいつしゃべったか、を母子手帳のわかりやすいところに貼り付けたほうがいい。5歳なのに未だに書類で書かないといけない。。。
— てんてこ・まい子 (@tenteco) February 14, 2019
このツイートを見た人たちからは、育児に追われて書く余裕がなかった……といった声や、これから出産に臨む人からは感謝のリプライが届いています。他にも、高校や大学、医療系に進学する時には予防接種の記録が必要になることもあるので、母子手帳の記録は必須、という声も複数上がっていました。
この母子手帳の記録、実は5歳以降でも発達障害や精神疾患が疑われる時にも必要なものだったりします。乳幼児期の発達の記録は、発達障害を診断するための資料となります。筆者の子ども二人も、それぞれ小学校低学年で発達障害の診断を受けていますが、診断を受ける時に発達の記録をかなり母子手帳に頼って事細かに問診表に記載する必要がありました。一人目の子の時はまだ余裕があったのと、初めての子どもだったので結構しっかりと記録をしていたのですが、二人目の時はなかなか気持ちの余裕もなく、ところどころ虫食い状に抜けているところが……。
乳幼児期は週単位くらいの勢いで成長していきます。そして、平均的な発達の目安は1か月単位くらいで区切られているので、「○○ができるようになった」などは、だいたいできたかな、くらいのところでざっくりと記入しておくだけでも大丈夫です。
母子手帳には、月齢ごとに「首がすわった時期」など記入する記録する欄があります。細かい発育情報については、そこに記録しつつ、「何かのときにすぐ情報を取り出せるようまとめておくもの」としては、大きめの付箋に、出産週数と体重、正常出産かどうか、首が座った時期や言葉を話し出した時期、寝返りをうった時期、ハイハイや歩き始めた時期などをそれぞれ「〇か月」で箇条書きにして母子手帳に挟んでおくと、かなり便利です。
【一覧でまとめておくと便利な項目】※○か月表記で大丈夫。
・出産週数
・出産時の子の体重
・出産状況(正常出産など)
・首がすわった時期
・寝返りし始めた時期
・歯が生え始めた時期
・ハイハイし始めた時期
・言葉が出始めた時期
……など(自分が必要と思うものを追加してください)
そして、ワクチンの定期接種は医師が接種したワクチンと日付、どのワクチンを接種したかを記入するので、子どもが成人するまでは無くさないように保管しておくことが大事です。
自分の子どもが成長した後に困ることがないように、ワクチンの定期接種はきちんと受けて、母子手帳にはなるべく記録を残しておきましょう。
<記事化協力>
てんてこ・まい子さん(@tenteco)
(梓川みいな / 画像:編集部撮影)