おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

13年間不動の1位はシュークリーム「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2020」

 3月12日は「スイーツの日」。これに合わせて、スーパーやコンビニのスイーツで知られる株式会社モンテールが、スーパーやコンビニで販売される洋生菓子(スイーツ)の動向を調査した「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2020」を発表しました。

  •  この白書は、日本経済新聞社によりスーパー・コンビニでのスイーツ部門で平成売上No.1(※)を受賞した株式会社モンテールが、2007年から毎年行なっている調査をまとめたもの。インターネットを通じた調査の対象となっているのは、16歳~64歳の男女約1000人です。

     まずスイーツを購入する場所(複数回答)について見ていくと、全体の67%がスーパーと回答。次いで55.5%の人がコンビニでスイーツを購入していることが分かります。専門店(21.2%)や百貨店(12.9%)に比べ、スーパーやコンビニが身近な存在であることが分かります。

     スーパーでスイーツを購入するという男女の経年変化(2014年~2019年)を見てみると、女性は7割前後で安定しているのですが、男性が2015年から2016年でグッと上昇。その後も6割前後をキープと、その頃を境に男性がスーパーでスイーツを買うのが定着したのが分かります。

     さて、スーパーやコンビニでスイーツを購入する頻度を見ると、週に1回以上買うと回答した人が全体の27.1%。性別・年代別で見ると20代男性が35.5%と最も高く、さらに週3回以上購入するという回答も13.3%と高いことが判明。20代の「スイーツ男子」はスーパーで購入する習慣があると言えそうです。

     スイーツの中でよく買うものを見てみると、シュークリームが74.4%と圧倒的人気。2位のプリン(48.2%)、3位のロールケーキ(45.3%)と大きく引き離しています。この傾向は13年間不動で、シュークリームとプリンが2代巨頭。第3位はロールケーキとエクレアが競る展開が続いています。


     スーパーやコンビニでのスイーツで、魅力を感じる食感を調べたところ、全体・男女別のすべてで「なめらかな」が1位。次いで「ふわふわ(全体2位・男性3位・女性2位))」や「ふんわり(全体3位・男性2位・女性4位)」、そして「しっとり(全体4位・男性4位・女性3位)」となっています。

     なめらかなクリームと、ふんわりしたシュー生地が組み合わされたシュークリームが、不動の1位である理由もなんとなく分かりますね。プリンもなめらかな舌触りが重要ですし、ロールケーキやエクレアも、なめらか・ふわふわ・しっとりなスイーツ。これらの人気は、今後も続いていきそうです。

    ※日本経済新聞社が、全国のスーパー・コンビニなどから収集した販売実績データ(日経POS情報)を基に、1989年~2019年の平成31年間を通じての消費動向調査を実施し、カテゴリー別に売り上げを集計したもの。

    情報提供:株式会社モンテール

    (咲村珠樹)

    あわせて読みたい関連記事
  • “幸福度が高い”と評判のジョナサン「早生みかんスイーツ」 今年は新作大福も仲間入り
    商品・物販, 経済

    “幸福度が高い”と評判のジョナサン「早生みかんスイーツ」 今年は新作大福も仲間入…

  • 見た目は完全にチョコケーキだけど……実は“石”だった作品に脳がバグる
    インターネット, びっくり・驚き

    見た目は完全にチョコケーキだけど……実は“石”だった作品に脳がバグる

  • まんまる鶏
    グルメ, 食レポ

    ローソン「まんまる鶏」は小腹満たしの最適解 かぶりつきたい肉の塊!

  • 暑さを気にせず、室内でできるスポーツや運動があれば子どもに遊んで欲しいと思う
    企業・サービス, 経済

    猛暑で外遊び減少、親の9割が「室内運動」に関心 キリンが実態調査

  • あんバターを包んだブリトー!?セブン新作が意外な組み合わせで美味しい
    グルメ, 食レポ

    あんバターを包んだブリトー!?セブン新作が意外な組み合わせで美味しい

  • 建設業の8割が“技術継承に危機感” BuildApp総合研究所の調査で明らかに
    社会, 経済

    建設業の8割が“技術継承に危機感” BuildApp総合研究所の調査で明らかに

  • 偽・誤情報を何らかの形で拡散した人の割合
    社会, 経済

    ネットの偽・誤情報を信じた人は約半数、拡散は4人に1人 総務省が実態調査

  • 石が集まるマルシェで1個2310円の“石菓子”食べてみた 「石味」の正体は意外な食材
    グルメ, 食レポ

    石が集まるマルシェで1個2310円の“石菓子”食べてみた 「石味」の正体は意外な…

  • サイゼのプリンに塩をかけるとウマい!?Xで話題のアレンジを試してみた
    グルメ, 食レポ

    サイゼのプリンに塩をかけるとウマい!?Xで話題のアレンジを試してみた

  • ローソンのサンドイッチ2品が値下げ……なのに、具材の増量を実現
    商品・物販, 経済

    ローソンのサンドイッチ2品が値下げ……なのに、具材の増量を実現

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 民放連、アニメ作品の“そっくり映像”出回り懸念 生成AIに声明
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    民放連、アニメ作品の“そっくり映像”出回り懸念 生成AIに声明

  • 欧州連合の旗(写真ACより)
    インターネット, 社会・物議

    EU、ネット上での児童性被害対策を強化 日本企業にも影響広がる可能性

  • ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応
    ゲーム, ニュース・話題

    ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応

  • ロッテ「雪見だいふく」が立体パズル化 メガハウスが11月下旬に新商品
    商品・物販, 経済

    ロッテ「雪見だいふく」が立体パズル化 メガハウスが11月下旬に新商品

  • 100tハンマー
    アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    伝説のコンビを追体験 40周年「シティーハンター大原画展」上野で12月28日まで…

  • 韓国発の人気激辛「ブルダック」がじゃがりこに 1年4か月かけた再現度に注目
    商品・物販, 経済

    韓国発の人気激辛「ブルダック」がじゃがりこに 1年4か月かけた再現度に注目

  • トピックス

    1. 善意の通報が“誤報”に変わるAI時代 女川町のクマ騒動が示した危険性

      善意の通報が“誤報”に変わるAI時代 女川町のクマ騒動が示した危険性

      宮城県女川町が11月26日、公式Xで発信した「クマ出没情報」が、後に「生成AIによるフェイク画像」に…
    2. 派手なピンクに「マヂでアゲ」……道端に突如現れた「ギャルすぎる工事看板」が話題

      派手なピンクに「マヂでアゲ」……道端に突如現れた「ギャルすぎる工事看板」が話題

      「とても茨城県」というつぶやきとともに、Xに投稿された一枚の写真。そこには、一般的な工事現場のイメー…
    3. この涙は懐かしさ……なのか? 展示「あの職員室」で特大感情を揺さぶられたレポート

      この涙は懐かしさ……なのか? 展示「あの職員室」で特大感情を揺さぶられたレポート

      学生時代、入りたくても入れない「聖域」のような場所だった職員室。その風景を再現し、自由に探索できる展…

    編集部おすすめ

    1. ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応

      ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応

      バーチャルタレント事務所「ホロライブプロダクション」を展開するカバー株式会社は公式Xにて11月25日、同社のバーチャル空間プロジェクト「ホロ…
    2. エビの代わりに「パイの実」投入!ロッテ公式が送るエビチリアレンジに目を疑う

      エビの代わりに「パイの実」投入!ロッテ公式が送るエビチリアレンジに目を疑う

      ロッテは自社商品の各ブランドサイトで、アレンジレシピを公開しています。その中に「パイの実」をエビチリソースと卵で炒め合わせた「チリ玉パイの実…
    3. 100tハンマー

      伝説のコンビを追体験 40周年「シティーハンター大原画展」上野で12月28日まで開催

      「シティーハンター」連載開始40周年を記念した原画展「シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER!!~」が、11月2…
    4. 宝塚・宙組特別メニューから“酢”消える 「酢が退団?」とSNSざわつく

      宝塚・宙組特別メニューから“酢”消える 「酢が退団?」とSNSざわつく

      11月22日午前、X(旧Twitter)のトレンドに「宙組公演特別メニュー」が一時浮上し、ファンの間で大きな話題となりました。きっかけとなっ…
    5. ミラノで開催「IQOS Curious X Sensorium Worlds」現地取材 五感に響いたIQOSの“世界観”

      ミラノで開催IQOS X SELETTI「Sensorium Worlds」現地取材 五感に響いたIQOSの“世界観”

      フィリップ モリスが、イタリアでイベント「Sensorium Worlds」を開催。今回は、この壮大なイベントの模様とともに「IQOS To…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト