「かつや」や「肉めし岡むら屋」などを展開しているアークダイニングは、行列のできる人気パスタ店「東京たらこスパゲティ」に続き、8月28日にとろろそば専門店「東京とろろそば 五反田店」をオープン。それに先立ち、8月26日に看板商品の「肉とろろそば」などが味わえる、お披露目試食会が開催されたので行ってきました。
東京とろろそばは、「『働くオヤジは忙しい。』 スッとした店でスッとしたそばをスッとすすって、ちょっと豊かに」をコンセプトに、和モダンな雰囲気の店内で、気軽にサッと食事ができるお店。すりおろしでは味わうことのできない、千切りとろろのシャキッとした食感が楽しい、新しいスタイルのそばが堪能できます。
お披露目試食会が開催された「東京とろろそば 五反田店」に到着すると、お店の外には看板メニューの「肉とろろそば」が、文字通り看板になっていました。店内は黒を基調としていてオシャレな雰囲気で、働くオヤジをターゲットにしているようですが、女性にも人気が出そうな感じです。
お披露目試食会が始まると、まずは試食の前に、「肉とろろそば」(温・冷/税別790円)の他、オススメメニューの「カレーとろろそば」(温/税別790円)や「きつねそば」(温・冷/税別490円)、「たぬきそば」(温・冷/税別490円)や季節限定の「冷ぶっかけじゃこトマトそば」(冷/税別740円)がお披露目されました。
どれも美味しそうですが、この日に試食できるのは、オープン記念特価で、8月28日~31日の期間限定で500円(税別)になる「肉とろろそば」「カレーとろろそば」と、400円(税別)になる「きつねそば」の3品。筆者は迷ったあげく、看板メニューの「肉とろろそば」を選びました。ちなみに、そばはうどんに変更することも可能で、大盛り(麺1.5倍/税別100円)や倍盛り(麺2倍/税別200円)にすることもできます。
しばらくして、運ばれてきたのは、青ネギととろろ、豚肉が綺麗に盛り付けられた逸品。甘辛く炊き上げられた豚肉と、千葉県銚子市でじっくり丁寧に熟成された本醸造こいくち醤油を使用した自家製のそばつゆの香りが混ざり合い、食欲を刺激してきます。それでは、いただきます!
とろろの上の黄身を割り、混ぜてから実食。千切りで仕上げたとろろのシャキシャキ感と、鶏ガラスープが加わった自家製のそばつゆがそばに絡み合い、美味い!店長さんによると、とろろはあえてすりおろすのではなく、そばとよく絡むように千切りにしているとのこと。さらに、何ミリの千切りがそばに良く絡んで美味しくなるのか、試行錯誤を重ねたそうで、千切りにする調理器具も見せてくれました。
また、甘辛く炊き上げられた豚肉も、「豚バラ肉を塊で仕入れ、毎日店舗でカットから丁寧に仕込み、あえてトロトロに煮込まず、肉らしさを残している」と言う通り、食べごたえがあって、とろろそばとの相性もバツグンです。
のどごしも良く、あっという間に完食。広報さんによると、 肉とろろそば(冷)は脂っこくならないよう、キレのある麺つゆになっているとのことです。さらに「良かったら別のメニューもいかがですか?」と筆者にすすめる広報さん。ご好意を無下にするなんて野暮なことは絶対にできない!ということで、今度はカレーとろろそばを頼みました。
そして、運ばれてきたのは、カレーのスパイシーな香りが食欲をそそる逸品。ドライカレーの上に千切りのとろろと黄身がドーンと豪快に乗っています。こちらも、いただきます!
カレーとろろそばも、まずは黄身を潰して混ぜ混ぜ。黄身がつぶれる瞬間って、なんでこんなに美味しそうに見えるのでしょうか。「カレーとろろそばのカレーをドライカレーにしたのは、とろろやそばとよく絡み合うようにするため」と店長さんが言うように、とろろとカレーとそばが一体となって口の中に入ってきます。
カレーの辛味を黄身と混ざり合ったとろろがまろやかにして、美味しい!ドライカレーの肉感を丁度良くて、食べやすいです。そばを口の中へ運ぶペースは変わることなく、カレーとろろそばもいつの間にか無くなってしまいました。本日2回目のごちそうさまでした!
「東京たらこスパゲティ」の時もその斬新さに驚きましたが、「東京とろろそば」も創作そばの数々に驚かされました。今度、来店する時は「きつねそば」と「冷ぶっかけじゃこトマトそば」を食べようと、心に誓った筆者でした。
取材協力:アークランドサービスホールディングス株式会社
(取材・撮影:佐藤圭亮)