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天才現る 育児漫画家が「子供が絶対食べるおせち」を考案

 正月料理で代表的な「おせち料理」。重箱に散りばめられた彩り豊かな料理の数々が、正月の食卓を華やかにしてくれます。

 しかし一方で、日持ちさせるために焼物、干物、酢の物、煮物といった料理が主となるため、子どもによってはおせちを出しても好まず、特定の食べ物が余ってしまい困る……というご家庭も多いのではないでしょうか。

 そんな悩みを解決できる方法が先日Twitterで大きな話題となっています。

  •  ネット上で育児漫画を掲載している栗原まれんどさん(以下、栗原さん)が、「子供が食べるお節」という“タイトル”で自身のTwitterに投稿したのは、重箱の上に盛り付けられた「おせち料理」。

     一見すると、「黒豆」「伊達巻」「かまぼこ」といった、おせちの定番料理が盛り付けられているように見えるんですが、実はこれ、全て似通った形状をしているお菓子。

     栗原さんは現在、9歳と6歳と2歳のお子さんの育児にはげむ専業主婦。正月になると、お子さんたちのために、毎年おせち料理を作っていたのですが、先述の料理で盛り付けたいわゆる「普通のおせち」では、なかなか食べてもらえずに、「残ったものはひとりで無理やり食べていたんです」と悩んでいたそうです。

     そこで、「今年は子供が食べてくれるものに」ということで考案したのが、投稿写真にある“メニュー”。「黒豆」「伊達巻」「かまぼこ」はそれぞれ、「チョコ」「ロールケーキ」「すあま※」となり、それ以外にも、たたきごぼう(かっぱえびせん)、いくら(グミ)に「変貌」。
    ※「すあま」とは、上新粉に砂糖を加えて蒸した餅菓子。

     どれもお子さんが喜ぶラインナップとなっていますが、実際に栗原さんのお子さんも大喜びだったとのこと。「2021年版栗原家のおせち」は、あっという間に家族の胃袋へと消えていきました。

     それにしても、どれも“オリジナル”と似通った見た目の「代替品」のため、おせち料理の持つ「空気感」はしっかりキープ。この育児の知恵には、Twitter上でも多くの人が反応。

     リプライ(返信)欄には、「これなら食べますね」「ちゃんと海老もあるな!」「大人でも絶対食べちゃう!」「秒で完食されそう」「めっちゃ素敵」「天才現る」「なんという再現力」などといった声に、7万を超えるいいねが寄せられ大きな反響となりました。

     この記事を読まれている、栗原家と同様の「おせち問題」に悩まれている皆様。少し気が早いですが「2022年おせち」にいかが?

    <記事化協力>
    栗原まれんどさん(@malend_k)

    (向山純平)

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