スカパーJSAT株式会社より「コロナ禍におけるテレビ視聴と新生活に関する調査2021」の調査レポートが公開されました。
この調査は“コロナ禍”において、生活者のテレビ視聴がどのように変化したのか、エンターテインメントがどのような形で新生活に役立つことができるのかを把握することを目的としたもの。ネットエイジア株式会社調査協力のもと、全国の15歳~59歳の男女1000名を対象に、2021年3月3日~4日の2日間で実施されました。
「見るだけでモチベーションがアップすると思うアニメ原作映画」という調査では全体1位に賀来賢人、伊藤健太郎らが出演した「今日から俺は!!」が選ばれています。三橋・伊藤の奮闘する姿をみると自分のモチベーションもアップすると感じる人が多いようです。
男女別にみると男性1位はシリーズ最終章が4月23日から公開予定の「るろうに剣心」、女性1位が「花より男子F」という結果に。そのほか「のだめカンタービレ」「銀魂」「ちはやふる」なども根強い人気を見せています。
そして「春からの新生活の不安を吹き飛ばしてくれると思うアニソン(アニメの主題歌)」の1位は、社会現象ともなったアニメ「鬼滅の刃」の主題歌の「紅蓮華」。LiSAの迫力のある紅蓮華を聞くと勇気をもらえるという人が多いよう。
2位以降は3月8日に完結編映画が公開された「新世紀エヴァンゲリオン」の「残酷な天使のテーゼ」、新海誠監督の大ヒット作品「君の名は。」の「前前前世」と続きます。
年代別ランキングでは40代に「キン肉マンGo Fight!」「愛をとりもどせ!!」が、50代に「マジンガーZ」がランクイン。青春時代によく聞いたアニソンに勇気づけられている方が多いようです。
「春からの新生活を応援してほしいと思うアイドルグループ」の女性アイドルグループ部門1位は「乃木坂46」。同じく坂道シリーズ「日向坂46」「櫻坂46」もランクイン。オーディションプロジェクトから注目度が高かった「NiziU」は女性1位、全体2位という結果に。
男性アイドルグループ部門の1位は「King & Prince」。2位「関ジャニ∞」3位「SixTONES」とジャニーズグループがTOP3を独占。グラミー賞にノミネートされた「BTS」は4位という結果に。男女別でみると新たに設立した株式会社も注目を集めている「TOKIO」が男性1位となっています。
「春からの新生活を『笑い』で明るくしてくれると思うお笑い芸人」の1位は「サンドウィッチマン」。男女ともに1位を獲得しており、年代別でも20代以外の年代で1位に。
2位は「千鳥」3位は「チョコレートプラネット」。そのほか「ダウンタウン」や「明石家さんま」などのベテラン性もランクイン。年代別では10代に「EXIT」、20代に「霜降り明星」がランクインしており、第7世代の人気もうかがえる結果となりました。
「春の新生活に向けてイメージチェンジをする際に参考にしたいと思う芸能人」の男性部門1位は「木村拓哉」。「竹野内豊」や「菅将暉」などの俳優陣に加え、「明石家さんま」「有吉弘行」「タモリ」「ぺこぱ」と多数のお笑い芸人がTOP10入り。
女性部門の1位は「北川景子」。ドラマや映画、テレビCMに引っ張りだこの北川景子を新生活ファッションのお手本にしたいと考える女性が多いよう。同率2位に「綾瀬はるか」「石原さとみ」、4位に「浜辺美波」、5位に「広瀬すず」と続いています。
「クラス替えで一緒のクラスになったらうれしいアニメキャラ」の第1位は国民的キャラクターの「ドラえもん」。困ったときに“ひみつ道具”で助けてくれるドラえもんは頼もしいクラスメイトになってくれると考える人が多いのではないでしょうか。
そのほか「鬼滅の刃」の「竈門炭治郎」や「ONE PIECE」の「モンキー・D・ルフィ」など、人気アニメの主人公が多くランクインする結果となりました。
ちなみに32%の方が楽しみと答えている4月からのテレビの新番組。「楽しみにしている春からの新ドラマ」の調査では2005年に放送されたドラマ「ドラゴン桜」の続編である「ドラゴン桜 シーズン2」が期待度1位という結果に。石原さとみ×綾野剛のラブコメ「恋はDeepに」や菅田将暉と仲野太賀、神木隆之介が売れないトリオ芸人を演じる「コントが始まる」にも期待が集まっています。
そのほかの主な調査結果は、テレビ視聴時間の変化として「一人でテレビを見る時間が増えた」と答えた方が30%、「家族でテレビを見る時間が増えた」と答えた方が31%。テレビを見ることが増えた時間帯TOP2は「21時台~23時台」「18時台~20時台」。「気分転換のためにテレビを見ることが増えた」と答えた方が24%。
新生活に対する不安感の調査では「4月からの生活に不安を感じる」と答えた方が全体の54%、10代では69%という結果に。半数以上の方が新生活に不安を持っているようです。
不安に押しつぶされそうなときには好きなアニメやドラマを見たり、好きな芸能人のことを考えたりして、モチベーションアップを図ってみるのも良いかもしれません。
【調査について】
コロナ禍におけるテレビ視聴と新生活に関する調査2021
調査地域:全国
調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする15歳から59歳の男女
調査期間:2021年3月3日(水)~3月4日(木)の2日間
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1000サンプル
実施機関:ネットエイジア株式会社
情報提供:ネットエイジア株式会社