ロールプレイングゲーム(以下、RPG)を攻略する上で避けて通れないのが「ダンジョン探索」。一体どんな敵があらわれるのか、どんなアイテムが落ちているのか、こうしたワクワク感はゲームを最大限楽しむために欠かせない醍醐味のひとつです。

 そんなダンジョン探索において「ダンジョンの行き止まりってやつが好きなんですよ」とつぶやいた、ツイッターユーザーの(にゅ)さん(@nYu_desu_yo)。スムーズな攻略の為には、ダンジョンはサッと抜けてしまいたいところですが……「行き止まりが大好き」とは一体どういうことでしょう?

「これゲーマーあるあるだと思うんですがマップを全て埋めたいし宝箱があることも多いからダンジョンの行き止まりってやつが好きなんですよ。むしろ全ての行き止まりに行き止まってからじゃないと先に進みたくない。まだ行ってない所があるのにイベントが始まってしまったりするともうダメ、泣いちゃう。」

 (にゅ)さんのつぶやきはこの通り。「行き止まりが好き」は「ダンジョンの隅々まで探索しないと気が済まない」という、ある種ゲーマーの性分とも言える事。筆者もかつて好きが高じてゲームショップで働いていたほどのゲーム好きなので「完全に探索をしないと次に進みたくない」というこの気持ち、非常に良く分かります。

 (にゅ)さんがこうしたダンジョン探索に凝りだしたのは実に小学生の頃から。探索のいわばご褒美とも言える「宝箱探し」が楽しくて仕方がなかったのだとか。

 当時特にお気に入りだったと話すのはプレイステーション用ソフト「デジモンワールド」。

 1999年に発売された本作はいわゆるキャラゲーでありながら、その育成や冒険の自由度に対する評価が高く、多くのゲームファンから「神ゲー」と称されているソフト。攻略情報はネットで調べる、ということがあまり一般的ではなかった時代、小学生ながら探り探り攻略したのを今でもはっきりと覚えているそうです。

 また、探索において特に思い出深いタイトルとして挙げたのは、2003年に発売されたプレイステーション2用ソフト「スターオーシャン3」。

 本作には「マップコンプリート」というやり込み要素が設けられています。ダンジョンなどをはじめとするマップを100%隅々まで探索すると達成報酬がもらえるというシステムですが、98%ほど探索したところで止まってしまい、数十分間グルグル歩き回ったりしたこともあったとのことです。

 この投稿には(にゅ)さんと同じく、とにかく隅々まで探索をしないと気が済まないゲーマーたちから多くの共感の声が。

 「洞窟の宝箱は全て開けたいので、例えミミックでも開けます」「まだ探索終わってないのにイベントで戻れなくなったら発狂しますね」と、ゲーマーなら思わずあるあると頷いてしまうコメントが寄せられています。

 ちなみに(にゅ)さんはダンジョン探索中、イベントが発生して先に進んでしまった場合は「リセットしてやり直す」もしくは「二周目で隅々まで探索する」というゲーマーとしての模範解答を披露。ダンジョン探索の仕方ひとつとっても、人によって取り組み方は多種多様。これだからゲームって面白いんですよね。

<記事化協力>
(にゅ)さん(@nYu_desu_yo)

(山口弘剛)