おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

知らずに食べると脳がバグりそう エクレアかと思いきや実はおにぎり!

 ツイッターに投稿された洋菓子「エクレア」の写真。一見するとなんの変哲もない、おいしそうなエクレアに見えますが……よ~く見てみると、その正体はなんとおにぎり!

 シュー生地は白飯に鰹節を貼って表現、上からかかるチョコレートは味噌だれを塗って表現しています。

  •  本物そっくりのエクレアおにぎりを作ったのは、おにぎりアート作家の「おにぎり劇場」さん。これまでにも歴史上の人物や動物などをモデルにした、おにぎり作品を制作しています。

     日ごろから常におにぎりで表現できるものを探している中で、発想したのが本作を含む「食べ物シリーズ」。エクレアは比較的簡単に作れそうだと思い、作ってみることにしたのだそうです。

     とは言うものの、作品にはおにぎり劇場さんらしい、細やかなこだわりが多数詰まっています。例えば、チョコの表現。生地にチョコが垂れているのを再現するために、味噌だれの境界をまっすぐではなく波状に蛇行させています。

     そのほか、味噌だれが透けないように分厚く塗り込んだり、敢えておにぎりの中には鰹節を混ぜ込まず、白飯をクリームに見立てたりと、シンプルなように見えてさまざまな工夫が盛り込まれています。

    中はクリームに見立てた白飯が

     また、「おいしく食べられること」にもこだわりを持つおにぎり劇場さん。表現のためだけに、おにぎりと相性の悪い材料は使用しません。今回の作品についても、味噌だれと鰹節のおにぎりだと分かれば、そのおいしさに疑いの余地はありません。

     エクレアおにぎりを食べた感想をうかがうと、「ご飯の量に対して味噌だれの量が多かったので、追いご飯をしていただきました。普通においしかったです!」と、お味にも大満足であるようでした。

     ちなみに、今回のエクレアおにぎりを含む「食べ物シリーズ」はスイーツやおかずなど、すでに多くのアイデアを閃いているそうです。今後どんな驚きの作品を見せてくれるのか、新作にもつい期待してしまいます。

    <記事化協力>
    おにぎり劇場さん(@mZHtgivNQr33RCL)

    (山口弘剛)

    あわせて読みたい関連記事
  • 見える見える……木目に現れた“ひろゆき”に本人も反応「気付いてしまいましたか」
    インターネット, おもしろ

    見える見える……木目に現れた“ひろゆき”に本人も反応「気付いてしまいましたか」

  • 「見ざる・言わざる・聞かざる」を物理的に再現!1人で3猿をこなせるマスク
    インターネット, おもしろ

    「見ざる・言わざる・聞かざる」を物理的に再現!1人で3猿をこなせるマスク

  • もしも「食べられるガラス」があったら? アクリル製のリアルな“試作品”
    インターネット, びっくり・驚き

    もしも「食べられるガラス」があったら? リアルな“試作品”を美大生が製作

  • 数式を組むとシーラカンスが浮かび上がる?実在しない「シーラ関数」が話題
    インターネット, おもしろ

    数式を組むとシーラカンスが浮かび上がる?実在しない「シーラ関数」が話題

  • わーおしゃれなTシャツ……かと思いきや?夫が繰り出した斜め上の愛情表現
    インターネット, おもしろ

    わーおしゃれなTシャツ……かと思いきや?夫が繰り出した斜め上の愛情表現

  • 唐辛子&わさびまみれの激辛おにぎり!ドンキが生んだ赤と緑の鬼に挑んでみた
    グルメ, 食レポ

    唐辛子&わさびまみれの激辛おにぎり!ドンキが生んだ赤と緑の鬼に挑んでみた

  • アスキーアートは手打ちで作れる!?まさかの方法で生み出される「モナー」
    インターネット, おもしろ

    アスキーアートは手打ちで作れる!?まさかの方法で生み出される「モナー」

  • ジュラシックなフタ押さえ!モササウルスが割り箸をくわえてカップ麺をガード
    インターネット, おもしろ

    ジュラシックなフタ押さえ!モササウルスが割り箸をくわえてカップ麺をガード

  • 傘立てから伸びる黒い手の正体は傘 「一瞬でどこにあるか分かる」
    インターネット, びっくり・驚き

    傘立てから伸びる黒い手の正体は傘 「一瞬でどこにあるか分かる」

  • 雪の上を歩いて描いた地上絵、現れたのは巨大な海の生き物たち
    インターネット, おもしろ

    雪の上を歩いて描いた地上絵、現れたのは巨大な海の生き物たち

  • 山口 弘剛‌Writer

    記事一覧

    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 新特撮シリーズ【PROJECT R.E.D.】始動へ 第1弾は「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    新特撮シリーズ【PROJECT R.E.D.】始動へ 第1弾は「超宇宙刑事ギャバ…

  • 冷え冷えとポカポカを器用に使いこなす 絶妙バランスでくつろぐうさぎさん
    インターネット, おもしろ

    冷え冷えとポカポカを器用に使いこなす 絶妙バランスでくつろぐうさぎさん

  • 「Duolingo」がコンビニに? 渋谷に期間限定ポップアップストア「DUOMART」オープンへ
    イベント・キャンペーン, 経済

    「Duolingo」がコンビニに? 渋谷に期間限定ポップアップストア「DUOMA…

  • 白菜の黒い斑点はポリフェノールだった 農林水産省が「捨てないで」と呼びかけ
    ライフ, 雑学

    白菜の黒い斑点はポリフェノールだった 農林水産省が「捨てないで」と呼びかけ

  • クッピーラムネがまさかのSwitch2用ワイヤレスコントローラーに レトロかわいさ全開&機能盛り盛りの本格派で登場
    ゲーム, ニュース・話題

    クッピーラムネがまさかのSwitch2用ワイヤレスコントローラーに レトロかわい…

  • フォロワー1万人超の“焼き芋アカ”が美容アカに SNSで繰り返される「アカウントロンダリング」の構造
    インターネット, 社会・物議

    フォロワー1万人超の“焼き芋アカ”が美容アカに SNSで繰り返される「アカウント…

  • トピックス

    1. この涙は懐かしさ……なのか? 展示「あの職員室」で特大感情を揺さぶられたレポート

      この涙は懐かしさ……なのか? 展示「あの職員室」で特大感情を揺さぶられたレポート

      学生時代、入りたくても入れない「聖域」のような場所だった職員室。その風景を再現し、自由に探索できる展…
    2. フォロワー1万人超の“焼き芋アカ”が美容アカに SNSで繰り返される「アカウントロンダリング」の構造

      フォロワー1万人超の“焼き芋アカ”が美容アカに SNSで繰り返される「アカウントロンダリング」の構造

      SNS上には今日も、「○○が当たる!」といったプレゼント告知があふれています。いまや日常の景色と言っ…
    3. 汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      屋内と屋外で寒暖差が大きく、着る服に悩みがちなこの季節、SNS上で「エアリズムの上にヒートテックを着…

    編集部おすすめ

    1. 宝塚・宙組特別メニューから“酢”消える 「酢が退団?」とSNSざわつく

      宝塚・宙組特別メニューから“酢”消える 「酢が退団?」とSNSざわつく

      11月22日午前、X(旧Twitter)のトレンドに「宙組公演特別メニュー」が一時浮上し、ファンの間で大きな話題となりました。きっかけとなっ…
    2. ミラノで開催「IQOS Curious X Sensorium Worlds」現地取材 五感に響いたIQOSの“世界観”

      ミラノで開催IQOS X SELETTI「Sensorium Worlds」現地取材 五感に響いたIQOSの“世界観”

      フィリップ モリスが、イタリアでイベント「Sensorium Worlds」を開催。今回は、この壮大なイベントの模様とともに「IQOS To…
    3. 「シテの花」作者が続報投稿 前担当の不備めぐり編集部と協議、認識を整理

      「シテの花」作者が続報投稿 前担当の不備めぐり編集部と協議、認識を整理

      小学館「週刊少年サンデー」で連載中の漫画「シテの花 -能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-」の作者・壱原ちぐささんが11月18日18時、新たな投稿を…
    4. 松山ケンイチ「誰も傷つけない悪口選手権」を開始 SNS時代に投げかける新たな試み

      松山ケンイチ「誰も傷つけない悪口選手権」を開始 SNS時代に投げかける新たな試み

      俳優の松山ケンイチさんが11月17日、自身のXアカウント「松山ケンイチ(@K_Matsuyama2023)」でユーモア企画「誰も傷つけない悪…
    5. 悔しさと葛藤を語った「シテの花」作者 掲載順問題が大きな反響呼ぶ

      悔しさと葛藤を語った「シテの花」作者 掲載順問題が大きな反響呼ぶ

      小学館「週刊少年サンデー」で連載中の漫画「シテの花 -能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-」の作者・壱原ちぐささんが11月17日、作品の掲載順に関す…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト