ツイッターに投稿された洋菓子「エクレア」の写真。一見するとなんの変哲もない、おいしそうなエクレアに見えますが……よ~く見てみると、その正体はなんとおにぎり!
シュー生地は白飯に鰹節を貼って表現、上からかかるチョコレートは味噌だれを塗って表現しています。
本物そっくりのエクレアおにぎりを作ったのは、おにぎりアート作家の「おにぎり劇場」さん。これまでにも歴史上の人物や動物などをモデルにした、おにぎり作品を制作しています。
日ごろから常におにぎりで表現できるものを探している中で、発想したのが本作を含む「食べ物シリーズ」。エクレアは比較的簡単に作れそうだと思い、作ってみることにしたのだそうです。
とは言うものの、作品にはおにぎり劇場さんらしい、細やかなこだわりが多数詰まっています。例えば、チョコの表現。生地にチョコが垂れているのを再現するために、味噌だれの境界をまっすぐではなく波状に蛇行させています。
そのほか、味噌だれが透けないように分厚く塗り込んだり、敢えておにぎりの中には鰹節を混ぜ込まず、白飯をクリームに見立てたりと、シンプルなように見えてさまざまな工夫が盛り込まれています。
また、「おいしく食べられること」にもこだわりを持つおにぎり劇場さん。表現のためだけに、おにぎりと相性の悪い材料は使用しません。今回の作品についても、味噌だれと鰹節のおにぎりだと分かれば、そのおいしさに疑いの余地はありません。
エクレアおにぎりを食べた感想をうかがうと、「ご飯の量に対して味噌だれの量が多かったので、追いご飯をしていただきました。普通においしかったです!」と、お味にも大満足であるようでした。
ちなみに、今回のエクレアおにぎりを含む「食べ物シリーズ」はスイーツやおかずなど、すでに多くのアイデアを閃いているそうです。今後どんな驚きの作品を見せてくれるのか、新作にもつい期待してしまいます。
「エクレア」みたいなおにぎりでほっとひと息☕️#味噌だれ #鰹節 pic.twitter.com/YAkwPE0X43
— おにぎり劇場 (@mZHtgivNQr33RCL) June 14, 2022
<記事化協力>
おにぎり劇場さん(@mZHtgivNQr33RCL)
(山口弘剛)