新潟県柏崎市の田辺工房では、木材を利用してファンタジー感あふれる作品を作り続けています。その1つがピザカッター。
公式Twitterでは、RPGに出てきそうなダガーや大剣の形をしたピザカッターが紹介されており、見ているだけで自分のなかの厨二病がうずきます。
田辺工房の田辺さんに、このピザカッターについて詳しくうかがいました。
ピザカッターのアイデアは12年くらい前からあったそうです。ただし、普通に木製の刀や剣を作るのではなく、「人を癒やす道具」として作りたかったと語ります。そこでピザカッターなら「ピザをカットしてお腹を満たす手助けができる」と、ひらめいたのだとか。
完成までの期間は、デザイン画もあわせると1か月以上。天然木を使用しているため、木目や反り、木目の曲がりなどを考慮しながら作っていかなければならず、最初に考えたデザイン画どおりに作れないこともしばしば。「そこは自然相手ということで苦労しますね」と、田辺さん。
さらに作品には天然石も使用しているため、木と石との調和性も考えなければならないそう。しかし、どの作業も最終的には「楽しい」に行きつき、作品を作る上での苦労は少ないと感じているそうです。
こだわりは「作品の一部に必ず人を癒やす部分を作ること」「ファンタジーを感じさせるデザインに仕上げること」。
そのような過程を経て完成したピザカッターを実際に手に取った人は、老若男女問わず「なんか、ワクワクする」と気持ちを高揚させるそう。「童心にかえる」とは、こういうことを言うのでしょうか。
「今後は合体や変形などをテーマにしたギミックのある作品を作りたい」と語る田辺工房の作品は、田辺工房のBASEショップから購入が可能。公式YouTubeチャンネルでは、実際にピザを切っているようすも紹介されています。
https://twitter.com/tanabekoubou/status/1573170150190481409
<記事化協力>
田辺工房 10月9日(日) ライファンさん(@tanabekoubou)
(佐藤圭亮)