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「雪に飛び込むのはやめましょう」整形外科医が注意喚起

 今季最強とも呼ばれる寒波が日本に到来し、全国各地で大きく気温が低下。平野部でも降雪が確認されるなどの影響が出ています。

 深く積もった雪を見ると、つい全身で倒れ込んでみたくなるものですが……その行為、実はとっても危険なんです。「雪に飛び込むのはやめて」と呼び掛けた医師のツイートに、大きな反響が寄せられています。

  • 「雪がドカ降りする季節ですが、ふかふかの新雪見るとドサッと飛び込みたくなりますよね

    超危険なんで是非やめておきましょう

    ふかふかだと思った雪の下に実は岩や杭などが隠れてて、色々大変なことになった例を何度か診たことがあります

    なお大体の方は「柔らかいと思ってた」とコメントしてくれます」

     こうツイートしたのは、整形外科医の「おると」医師。

     両腕を広げて雪に飛び込み、全身の型を付けるという遊びはアニメや漫画、ドラマなどでよく見かけますが……言われてみれば確かにいつ事故を招いてもおかしくない行為。

     おると医師は「色々大変なことになった例」と明言を避けていますが、もしも雪の中に鋭い突起物や硬いブロックなどが隠れていたら、軽いけがでは済みません。下手をすると命にかかわる重傷を負うこともあるでしょう。

     また、うっすら積もった新雪の下に、硬い雪が潜んでいるというパターンも。飛び込んだ勢いのまま全身を強打し、打撲や骨折をしてしまうこともありますので、やはり安易に雪に向かって飛び込むのは、やめておいた方が良いと言えそうです。

     投稿のコメント欄を見ると、毎年のように雪が身近にある地域に住んでいる方にとっては当たり前であるようですが、一方で「いつかやってみたいと思ってたけどやめとこう……」「想像したらゾッとした……」と、あまり雪を見ない地域に住んでいると思われる方からの声も寄せられていました。

     特にこれから冬休みを利用して旅行に出かける方も多いでしょう。大人はもちろんですが、子どもが雪を見て反射的に飛び込むこともあるかもしれません。時に命にかかわる重大な事故になりかねませんので、あらかじめ声掛けをしておくなど、日ごろから用心しておきましょう。

    <記事化協力>
    おると 整形外科医さん(@Ortho_FL)
    ブログ:フリドク ~フリーランスドクターが医師転職・バイト・ライフスタイルを考える~

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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