「~~が家にあると、ちょっと嫌なことがあっても(中略)戦闘力を求められる現代社会において~~は有効」というツイートが現在、ツイッター内で大流行しています。様々なコレクションや自慢のものがこのツイートのテンプレートに乗っかって、ツイッター民の目を楽しませていますが、クローゼット内を丸ごとゲーム部屋に改造した人も現れ、注目を集めています。
このクローゼット内を丸ごとゲーム専用の秘密基地に改造したのは、ゲームコレクターのはくなさん。はくなさんの家には、6畳部屋を丸ごと1室テーブルゲームの筐体などを置いたゲーム部屋があるのですが、その部屋にあるクローゼットまでも、ゲームができる専用スペースに大改造。
「クローゼットが家にあると、ちょっと嫌なことがあっても『まあ家に帰れば秘密基地でゲームできるしな』ってなるし仕事でむかつく人に会っても『そんな口きいていいのか?私はクローゼットでゲームとよろしくやってる身だぞ』ってなれる。戦闘力を求められる現代社会においてクローゼット秘密基地は有効」と、今流行りのツイートのテンプレートとともに、そのクローゼットの中を大公開しています。
最初、「え?クローゼットにゲーム?どゆこと??」と思ったのですが、クローゼットの中の写真を見て納得。見た目はごく普通のクローゼットのドアですが、ドアを開けると、まるでそこだけ異世界な様相。何段にもしつらえてある棚にはびっしりとゲームソフトなどが壁の3方向にわたって並び、正面の座ってちょうどよい位置には、リモコンでなく手動でチャンネルを変えるタイプのテレビ、液晶でないころのCRTモニター、レトロなゲームPCとモニターの3台が並んでいます。その下には各種ゲームハードや周辺機器などがこれでもか!と言わんばかりに並んでいます。
この光景に、「めっちゃ楽しそう」「夢のような空間」「秘密基地みたいで素敵」そして、「やっぱり日常と切り離された空間って大事だと思います」という感想も。確かに。そしてこの部屋ならきっと私、何日でも過ごしていられる……(確信)。
クローゼットが家にあると、ちょっと嫌なことがあっても「まあ家に帰れば秘密基地でゲームできるしな」ってなるし仕事でむかつく人に会っても「そんな口きいていいのか?私はクローゼットでゲームとよろしくやってる身だぞ」ってなれる。戦闘力を求められる現代社会においてクローゼット秘密基地は有効 pic.twitter.com/kGOiOZQfdH
— はくな (@hacna897) July 11, 2019
この夢のような空間について、はくなさんに色々と聞いてみました。見た目、広く感じるのですが、はくなさんによると、「6畳の部屋にある普通のクローゼットです。奥行80、幅170、高さ250(cm)、ぐらいでしょうか。」とのこと。大体6畳間の押し入れで、真ん中の棚を抜いたくらいと似たような広さでしょうか。
秘密基地の中にコレクションされているハードは、ファミコン、スーパーファミコン、Nintendo64、ゲームキューブ、セガサターン、ドリームキャスト、PS、PS2、メガドライブ、マスターシステム、MSX、Xbox、X68000、PCエンジン、バーチャルボーイの15種類。全部このクローゼットの中でプレイできるようになっているそうです。
ソフトの本数は「各ハード50本~多くて350本ぐらいでしょうか」と、ハードの種類の多さもあってか、把握しきれないくらいに色々な機種のソフトがある様子。ハードだけでも15種類あって、全部遊べるようになっているのだから、ソフトはそれ以上ですもんね……。
そして、気になる改造について。2年半前に、2週間ほどかけて改造を行ったのだそう。出来上がった当時は、メディアからの取材も来たのだとか。そしてここまでの揃いっぷりは誰もが見ても納得しかないわけですが、このクローゼットに入っているものだけで大体100万以上にはなっているのではないかとのこと。昔から持っていたハードやソフトも合わせると、相場的にどのくらいの金額になるのか……見当も付きません。
この秘密基地には、“ファミッ子”にはおなじみの、漫画家のあさいもとゆき先生の直筆サイン入りイラストも。これは確実に宝物ですね。
ゲームファンにとってはこんな夢のような部屋、羨ましさしかないわけですが、いつか筆者もひと山当てて大儲けできたら、広い家に引っ越して、こんな秘密基地を作りたいです……!!!
<記事化協力>
はくなさん(@hacna897)
(梓川みいな)