宇宙開発事業を行う宇宙技術開発株式会社が、現在公開中の映画『ゼロ・グラビティ』に、実際の宇宙事業に携わる人目線で細かくツッコミを入れるという特集ページを公開しています。
【関連:信じるか信じないかはあなた次第―マヤ遺跡で謎の女性撮影される?】
3月7日に公開されたページによると、「宇宙船のエンジンを噴射させて軌道を変えるシーン」については、技術者から言わせると「別の宇宙船を打ち上げ直すのが常識」とバッサリ。
その他にはスペースペースシャトルの飛行姿勢の誤りや、実際にはない機能の指摘、さらにISSに衝突するシーンでは実際なら「そこで終わり」、宇宙船での着座姿勢は帰還時の衝撃に耐えられないのでダメ……などとても細かくダメ出しをしています。
映画を観ていない人にとっては、かなりのネタバレも含まれますが、既に観た人にとっては「実際はこうなのね」と参考になることばかり。
映画『ゼロ・グラビティ』はつい先日行われたアカデミー賞で7部門を受賞するなど、映画としての評価は高く「映画史に残る名作」とまで言われています。しかし、実際に宇宙技術に携わる人からすれば色々ツッコミたくなる内容のよう。
映画を観る前に読んでしまうと感動半減になる恐れがあるので、あまりおすすめしませんが、気になる方は自己判断でごらんください。