娘を出産して早6年。生まれたての頃は乳の飲みが悪い、すぐに熱を出す、夜泣きが酷い……。と、なんだかだと大変だったはずなのですが、それも落ち着いた今思い出されるのは、辛かった日々よりも、私を見て微笑んだ娘の笑顔、私の指を握りしめた小さな手、そして初めて「ママ」と呼んでくれた日、そんなことばかりです。

【関連:Twitterの「#進撃の育児」タグが腹筋を酷使するほどに笑えると話題】

子供

でも当時も、そして今も、子供を強く、多分理不尽に叱りつけていることがあるのです。

「こんな事で怒っちゃいけない」、「感情的になってはいけない」。頭で分かってはいても、時々心からそっと鬼達が飛び出してきて、大暴れしてしまう。そして、怒った後は毎回一人反省会。
「私はなんでこうなんだろう」「もっと子供の気持ちを理解しなくては」。

 
私に限らず、多くのママが直面するこうした悩み。
そんな育児に行き詰まったママ達の間で、『Yahoo!知恵袋』に投稿されている「ハッとさせられた」子供の言葉が多くの共感を集めています。

投稿されたのは2008年ですが、ここ最近の注目により『子育ての悩み』カテゴリでは再びベスト10に入っているようです。

 
投稿者の方は、二人の娘をもつママ。

あるとき、上の子がトイレトレーニングに失敗してしまい、イライラしてつい怒鳴ってしまったのだそう。
「なんでおしっこって教えてくれないの?じょうずにおしゃべりできるのに。その口はなんのために付いてるの!!」

すると娘は泣きながら「ママ」
すぐに「えっ?ママがなに?」とたずねると

「ママって言うために付いてるの」

投稿者の方は、一瞬頭が真っ白になり、涙が溢れてしまったそうです。

私たちママを育ててくれるのは、育児書でもなんでもなく、実は子供達自身。

投稿者の方はこうも綴っています。

「ママが笑っているとうれしそうにしてくれ、なにもなかったように普通に接してくれるんです。またやさしいママに戻れるチャンスをくれるんです。すごいことだと思いませんか?」

■引用
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1215790537

(文:栗田まり子)