台風18号の影響で栃木県や茨城県では土砂崩れや河川の氾濫など被害が相次いでいます。特に茨城県内を流れる鬼怒川の氾濫では、一部地域で住人らが取り残され救助される場面がテレビを通じ頻繁に報道されている状況です。

こうした災害に備えTwitterでは、「電話は使えないけどツイートは可能」という状況で救助が必要な人向けに「救助」というハッシュタグの使用を推奨しています。

【関連:長野県佐久市長が行った災害時におけるネット活用に賛否】

Twitterのヘルプ画面

ところが、救助を必要としない人達が現在そのハッシュタグを使用し関係ない言葉を投稿しているとして、マンガ家の野間美由紀さんが「本当に助けを必要としている人のTweetの邪魔になるのでやめましょう。」と注意を呼びかけ注目されていました。

野間さんのTwitter

ちなみにハッシュタグの運用は、投稿したからといってTwitter社が警察や消防に速やかに連絡をしてくれるというわけではありません。Twitter社はヘルプで一般ユーザーへの協力もお願いしています。

■救助が必要な方は…
1.具体的に状況を説明してツイート(例:場所、氏名、人数、状態、要請内容等)
2.できれば、ハッシュタグ 「救助」 をつける
3.位置情報をつけるとより正確な通報が可能

■救助要請を見つけた方は…
1.できればTwitterで被災者と連絡をとって状況確認
2.代理で電話で119などに救助要請をする

なお、該当投稿を見付けたら「むやみにリツイートして拡散せず、119番や地域の対策室などに連絡をしてください。」とも注意され、救助を求めた側にも救助後には「なるべくツイートを削除してください。」という案内がされています。それぐらい慎重に扱われるべきハッシュタグなのです。

もし知らずに投稿してしまった方は、速やかに該当投稿の削除を。そして「救助」を見かけた方は各機関への通報を。この状況を見守るしかできない一人として筆者からも切にお願いします。

▼参考:
Twitterヘルプ『救助要請 ー 電話が使えない時、Twitterで救助を要請』