ネットから人気に火が付いた任侠系お料理男子マンガ『紺田照の合法レシピ』(講談社)。
その1話に登場する『レンコンのピリッと明太はさみ揚げ』が「美味しそう」「実際につくってみたらレンコンが芋みたいにほくほくになった」など、読者の間で評判になっていました。そこで今回はクックパッドで公開されている公式レシピを参考に挑戦してみましたよ。
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『紺田照の合法レシピ』の主人公・紺田照は料理が趣味。しかし霜降肉組の期待の新人極道という立場でもあります。
寡黙ながらもレンコンを「野菜界のリボルバー」に見立ててみたり、大葉を合法ハーブの中でとびきり最高だと評したりとなかなか心の中では饒舌。さらに料理の手順を本職よりも楽しいと思っていたり、揚げものの音を悲鳴に例えたりとなかなか業が深いんです。そんなぶっ飛びギャグが受け、ニコニコ静画他で1話が公開された当初からあちこちで話題になり、先日発売された第1巻はすぐに重版が決定したそうです。
それでは、ちょっぴり手間がかかりますがつくっていきましょう!
■材料 2人分
明太子…1腹
アボカド…1/2個 ※アボカドはなるべく熟したものがおすすめです。
レンコン…2節
大葉…6枚
マヨネーズ…大さじ2
天ぷら粉…適量
薄力粉…適量
揚げ油…適量
付け合せ…レタスやプチトマトなどを適量
■つくり方
1:レンコンを5mmほどの厚さに切って酢水にさらし、あく抜きをします。レンコンはだいたい12枚が2人分。
2:明太子の皮をスプーンやフォークなどで取り除き身をほぐします。アボカドは種を取り除きスプーンですくい出し粗く潰します。
3:ボウルに2とマヨネーズを入れて混ぜ合わせます。
4:レンコンの水気をよくふき取ってまな板などに並べ、茶こしなどで薄力粉を薄く振り掛けます。
5:6枚のレンコンに6等分した2と大葉を乗せ、残りのレンコンで挟むのがオリジナルですが、このとき、薄力粉の粘着力だけでは分解してしまう恐れがあるため、大葉の上にも少しだけ2を乗せて接着剤がわりにするのがおすすめです。
6:天ぷら粉を水に溶き5をくぐらせて中温の油でカラリと揚げたら出来上がりです。
■手間はかかるが「おとしまえ(結果)」はきっちりつける極上レシピ
実食シーンでもとことん内心が饒舌な紺田さんですが、彼がコメントしているようにレンコンのシャキシャキと明太子と混ぜたアボカドのクリーミーな追撃、そして合法ハーブ・大葉の味が見事に絡みあっていました! 明太子とアボカドとマヨネーズがこんなにも和食に合うだなんて思いませんでしたよ。
いやしかし、紺田さんは御年18歳。こんなに若くて強面な白スーツの似合うヤクザなのに、ドンパチしつつ料理を思い浮かべるなんて天才の他なりません。
最後は完食して空になったお皿に手を合わせ「ごちそう様」と言いつつ、内心で「けじめはつけさせてもらった」と意味不明につぶやいてしまいました。
ちょっと手間がかかりますが、それ以上の「おとしまえ」はばっちりつけてくれるレシピなので、一度極道の風味(?)を感じて口内ドンパチしてみたい人は挑戦してみてくださいね。
▼参考
紺田照の合法レシピ(ニコニコ静画)
レンコンのピリッと明太はさみ揚げ(クックパッド)
(文:貴崎ダリア)