今年のバレンタインデーでも義理から友チョコまで、実に様々なチョコレートがあちこち飛び交っていましたが、空港の手荷物検査である形をしたチョコレートが引っかかってしまった事例が報告され話題になりました。
手荷物検査に引っかかってしまったのは、本物の工具そっくりに作られた神戸フランツの工具チョコセット。
ツイッターユーザーのぬぼさんが、空港の手荷物検査を通したところ、X線で透けて見えた荷物の中に保安検査員さんが気になるものを発見。
ぬぼさん自身は、ラッピングされた箱の中身が工具型のチョコだなんて知らなかったそうで、
「帰宅したので本日のトラブルについてご報告します。伊丹空港保安検査にて工具持ち込み疑惑でカバンの中身全て出して荷物再チェックとなりました。。もちろん心当たりなく、かみ合いません。調べ尽くし最後に頂いたプレゼントを開封したところ工具チョコでした。世の皆様、お気をつけください。」
とその工具チョコの画像をツイッターにアップ。なるほど確かにこれは工具だわ……。
しかしチョコレートでも、X線ではっきり工具って分かるくらいに映るもんなんですね。思いもよらない手荷物が原因でびっくりしたそうですが、このツイートには神戸フランツの公式アカウントも初めて知った模様。「保安検査で引っかかる事が知れたのでむしろ良かった」という内容をリプライで返しており、「今後ももっとクオリティーを高くしていきたい」という話。こちらの神戸フランツさん、リアル工具なチョコだけではなくちゃんと素敵な美味しそうなチョコも豊富に取り揃えていましたよ(しかもかなり美味しい)。
帰宅したので本日のトラブルについてご報告します。伊丹空港保安検査にて工具持ち込み疑惑でカバンの中身全て出して荷物再チェックとなりました。。もちろん心当たりなく、かみ合いません。調べ尽くし最後に頂いたプレゼントを開封したところ工具チョコでした。世の皆様、お気をつけください。 pic.twitter.com/sZpB4D6wkC
— にも / Yuki Nemo (@rr250r_smr) February 12, 2018
他にも手荷物検査で引っかかった事がある人や、元保安検査員という人からリプライが続々と寄せられており、様々なものが検査に引っかかっているようです。航空法で持ち込める工具類は全体の長さ15cm以下(グリップ部分とシャフト部分が外せるタイプの場合は装着して計測)とされており、金属製以外のものでもテロなどの危険を考慮して、武器類似品と判断され持ち込み不可となっているものもあります。
それにしても、今回の例はチョコ工具のリアルさもさることながら、機内での安全を最大限に考えている保安検査員さんがしっかり仕事をした結果でもあるわけです。ぬぼさんもこの件については「保安検査しっかりしてて好感」とコメントしています。今回はチョコレートというオチでしたが、何か引っかかることがあったら、ぬぼさんみたいに快く協力してあげたいものですね。
<記事化協力>
ぬぼさん(@rr250r_smr)
(梓川みいな)