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写真泥棒は許さない!写真を無断使用された記者が闘いの全てを「アサヒカメラ」最新号で紹介

 ネット、特にSNSで横行する、他の人が撮影した写真や描いたイラストなどを自分のもののように投稿する「画像の無断使用」。中には画像に入った署名を削除して再投稿するといった悪質なものも。筆者をはじめとして、当「おたくま経済新聞」でも相手が個人・企業(相手が大企業で、かつ警告してもさらに行われたこともあった)とわずに被害に遭っています。

 しかもその多くの場合、相手が匿名なので逃げられやすいという印象がありますが、逃げ得は許さない!と無断使用した犯人を特定し、損害賠償を請求した記者の闘いの記録が7月20日発売の「アサヒカメラ」8月号に掲載されています。

  •  「アサヒカメラ」はこれまでにも、ネット上で自分の写真を無断使用された際、どう対処すればいいかという悩みに答える「写真を無断使用する“泥棒”を追い込むための損害賠償&削除要請マニュアル」を2017年2月号で特集。読者からの大きな反響を受けて「写真好きのための法律&マナー」をシリーズ連載してきました。

     このような啓発を行ってきたにも関わらず、自身のインスタグラムに投稿した写真が無断使用されていることに気づいた「アサヒカメラ」の記者。自ら書いた「対策マニュアル記事」に基づいて、問題解決に乗り出しました。しかし、そこで浮かび上がってきたのは、意外な“壁”だったといいます。

     「アサヒカメラ」8月号(税込900円)では、写真を無断使用された記者が体験した実録レポ「この被害は保障されますか?」を人気シリーズ「写真好きのための法律&マナー SEASON 2」で掲載。無断使用したサイト、サーバ会社との交渉の実態を赤裸々に綴っています。

     また、巻頭特集は「脱・風景写真のススメ」と題して、全114ページにわたって風景写真を取り上げています。いわゆる「絶景」ブームや「インスタ映え」の影響もあり、近年ますます人気が高まるジャンルである風景写真。しかしその反面、いわゆる「絵になる」撮影ポイントは人でごった返して時に撮影者間でトラブルになったり、SNSや写真コンテストには、どこかで見たことのあるような類似した写真があふれるなど、他人と違ったものを撮るのが難しい時代でもあります。

     では、どんな写真が高く評価されるのか、一流のプロはどのような絵作りをしているのか……特集では国内外の評価が高い写真家15人が登場して、作品作りの極意と悩めるアマチュア写真家へのメッセージを綴っています。また、プロが使用している機材も大公開。一眼レフやミラーレスといったデジタルカメラだけでなく、大判のフィルムカメラや、ドローンやスマホによる作品も登場します。プロがどの機材をどのように使いこなしているのかも注目です。

     また、この夏から本格的に一眼レフやミラーレス機を使い始めるひと、そしてずっと使っているけどうまく使いこなせていない……と悩んでいる人も多いはず。そんな人に向け、初期設定を少し変えるだけで、カメラの能力を大きく引き出すことができる特集「初期設定を疑え!見直したいカメラの設定」も実用的で注目です。

     好評企画「ニューフェース診断室」では、ついに登場したミラーレス版のEOS Kissである、Canon EOS Kiss Mを取り上げます。

    情報提供:株式会社朝日新聞出版

    (咲村珠樹)

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