古くから植物の出す色は染料など様々に使われてきました。その自然が織り成す美しさに人々は魅了され続けてきていますが、身近にある草花でもその楽しさを感じる事ができます。そんな、植物のグラデーションが美しとネット上で話題になっています。
New草花あそび研究所の所長で、山と渓谷社より「あたらしい草花あそび」を刊行しているinoriさんが、「ノブドウの実は何色あるのだろうと思い並べてみました。並べた実にエノコログサの茎を通すと虹のようになりました。(虹はこんなではないですが…)その後、輪っかにしようとするとエノコログサの茎では上手くできなかったので芯をヘラオオバコの茎に代えて輪にしました。とてもキレイです。」とノブドウだけのグラデーションを作ってツイッターに投稿しています。
この美しさ。ノブドウだけで緑がかった淡いクリーム色から柔らかな黄緑、緑がかった青色、しっかりとした青、青紫から紫、そして紫がかったようなクリーム色っぽい16個の色の粒までを、草の茎に通して輪にしています。一つのノブドウからこんなにたくさんの色が出るなんて、自然の力は不思議です。
このノブドウの色、虫が色の変化に関与しているという説もあるようですが、長年ノブドウを扱って草花遊びを研究しているinoriさんでも実際に実の中に虫を見かけた事はないという事です。人間が食べても美味しくないノブドウでも、一部の虫にとっては美味しいごちそうなのかも。その作用で様々な変化を見せるかもしれないというのですから、自然の力ってすごいですよね。
ノブドウの実もそうですが、自然のものって摘んでしまうと寿命はあっという間。その儚さもまた、味わい深さを感じます。こんなグラデーション、見ていても身に付けても楽しそう。子供の腕にブレスレットにしてあげたら喜ぶかもしれませんね。ただし、食べちゃわないように気を付けてくださいね!このノブドウの草花遊びはinoriさんのブログ「太陽と大地といのり♪『New草花あそび研究所』」にも詳しく公開されていますよ。
ノブドウの実は何色あるのだろうと思い並べてみました。
並べた実にエノコログサの茎を通すと虹のようになりました。(虹はこんなではないですが…💧)
その後、輪っかにしようとするとエノコログサの茎では上手くできなかったので芯をヘラオオバコの茎に代えて輪にしました。
とてもキレイです。 pic.twitter.com/tVWSGINTdl— inori (@kusabanaasobi) August 2, 2018
<記事化協力>
inoriさん(@kusabanaasobi)
(梓川みいな)