初めての育児は分からない事だらけ。育児書片手に何で泣いているのか、どうしてこんな事が起きるのか、手探りな状態。つい必死になってしまいます。でも、そんなに必死にならなくても大丈夫、と励ましてくれる心の神様の漫画が、今まさに育児まっただ中!というを人たちの心を優しく癒やしています。
漫画の作者は2018年6月に男の子を出産したばかりという、まめきちさん。「赤ちゃんは泣くのが仕事だって頭ではわかってるのにその泣き声がつらくなってしまって、ああもうがんばれないかもって思ってしまって、世の母親達はみんなちゃんとがんばれてるのに自分てだめだめなんじゃないのかと途方に暮れた時に出てくるちっちゃい神様」を、4コマ漫画にしてツイッターに投稿しています。
https://twitter.com/mamekichi0625/status/1049619852934017026
その神様曰く……
「泣いてしもたり 適当だったり 旦那にあたってしもたり 大概みんなそうやで」「お母さんたち あんがいだましだましやってるもんやで」
「育児は会社で言うと 入社初日に一大プロジェクト任されてしもた感じやし」「泣くほど混乱するやろ そら」
「育児楽しい!最高!みんな何がつらいのか 全然わかんない!!て」「聞いてないのにわざわざ言うてくるキラキラママはそうやな」
「ただの」「変な人や…」
その後に続くツイートで、「息子生後1ヶ月1週で私のやばさピークだったときに、顔も知らない先輩お母さんがこの言葉で励ましてくれたのでちっちゃい神様に託した次第です。」と、まめきちさんは明かしています。
その先輩お母さん、もしかしたらお母さんの姿を借りた本当の神様だったのかも。初めての子の生後1か月の時って、本当に何が何だか分からなかったりしますし、泣き声を聞くだけでも自分が追い詰められていくような気になるもの。産後うつも、真面目に、大事に育てなくちゃ、という強い思いがある人ほどなりやすかったりするものです。
特に初めての育児だと、育児本やネットの情報で見聞きしていても、いざ実際自分が直面してしまうとオロオロしたりするもの。テンパってどうしたらいいか分からなくなることもしばしばだったりするもの。
まめきちさんも、きっとそんな真面目なお母さん初心者なのでしょう。でも、これは育児を経験している人ならみんな通る道。子供によっては、育てやすい、育てにくい、色々な特徴を持っている子がいます。ある程度大きくなっても、その時その時で直面する問題も出てきます。
でも、だから心にゆとりと余裕を持つ事は大事。常に子供の事を考えていても、「熱でもなければ、少しくらい泣かせていても却って肺が強くなる」「どうして泣いているか分からない時こそお茶飲んで少し落ち着こう」。育児初心者だった頃、筆者も保育園の保母さんや先輩ママからそんな事を言われた記憶があります。
心の中の神様は、そんな、「ちょっとくらいは大丈夫、余裕持ってやっていこう」って励ましてくれる存在なんだと思います。
なんて筆者の経験を語ってしまいましたが、このツイートには多くの共感が。「3コマ目までそうなんですよ!と思ってうるっときて、4コマ目でめっちゃ笑いました。」「ちっちゃい神様ありがとうございます!何かが成仏した気分です。」「あ、すみません、なんか泣きそうです… そして最後の一言に吹き出しました笑」と、感想を寄せています。それだけ、みんな頑張って必死な思いして、初めての子に真面目に向き合ってきていたのでしょう。
もしかしたら、神様のいう「変な人」も、そうした育児の色々を潜り抜けて楽しくなった時期に突入しているのかもしれないし、単にちゃらんぽらんだったりするのかもしれないし、実は自分に言い聞かせるため周りにそう言ってるだけかもしれないし……。でも、ちゃんとお世話して育てているんだから、みんな大丈夫。自信を無くした時は、心にちっちゃい神様を思い浮かべて、ちょっと余裕を取り戻しましょう。
<記事化協力>
まめきちさん(@mamekichi0625)
(梓川みいな / 看護師ライター)