俳優エミリオ・エステベス監督の最新作「パブリック 図書館の奇跡」。2020年7月17日に公開される本作の場面写真が新たに4点解禁されました。大寒波が襲来した日のオハイオ州シンシナティを舞台に、市の図書館を占拠したホームレスたちと、エステベス監督演じる図書館職員が織りなす心温まる物語です。
シンシナティのダウンタウンにある、地域の公共図書館。記録的な大寒波に襲われたある日、緊急シェルター(行き場のない人々を一時収容する施設)に入りきれなくなったため、代わりの避難場所を求めて常連利用者であるホームレスの人々が図書館に集まり、1フロアを埋める事態に。突発的な出来事を前に奮闘する図書館職員らと、ホームレスの人々が巻き起こす騒動を描いた作品が「パブリック 図書館の奇跡(原題:The Public)」です。
名優マーティン・シーンさんの長男でチャーリー・シーンさんを弟に持、この作品で脚本・主演も務めるエミリオ・エステベス監督が、着想のきっかけとなったのは、2007年の新聞「ロサンゼルス・タイムズ」に掲載された、元ソルトレイクシティ公立図書館アシスタントディレクター、チップ・ウォード氏による記事。2017年1月にシンシナティで撮影が始まり、アメリカでは2019年4月に劇場公開されました。
主人公の図書館職員、スチュアート・グッドソンを演じるエステベス監督のほか、豪華なキャストが集結。シンシナティ市警の交渉官ビル・ラムステッド役にアレック・ボールドウィンさん、シンシナティの地方検事ジョシュ・デイビスにクリスチャン・スレーターさん、スチュアートの上司であるアンダーソン司書課長にジェフリー・ライトさんらの名優に、スチュアートが想いを寄せる隣人アンジェラにテイラー・シリングさん、スチュアートの同僚マイラ役にジェナ・マローンさんなど旬の役者が揃います。
今回解禁された場面写真では、舞台である図書館の廊下を物憂げな表情で歩くスチュアートの姿や、クリスチャン・スレーターさん演じるデイビス地方検事から会議室に呼び出され、ニオイを理由に退館を求められた男性の写真を示されて問い詰められる場面といった、図書館での仕事ぶりが感じられるカットが。
また、室内栽培をしているトマトの前で、隣人のアンジェラと語る場面や、そのトマトを店で買ってきたプレーンなピザにのせる場面という、プライベートを垣間見られるカットもあります。
大寒波の夜、寒さから逃れるために図書館にやってきた行き場のない人々と、彼らに同情した図書館員が巻き起こす、笑えるけれども心温まる騒動を描く「パブリック 図書館の奇跡」は、7月17日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開されます。上映劇場など詳しい情報は、作品公式サイトを参照してください。
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情報提供:ロングライド
(咲村珠樹)