少しずつ世の中に浸透しつつある「昆虫食」。とはいえ、虫の姿に抵抗感が……という方も多いと思います。そんな方でもこれなら大丈夫かもしれません。昆虫食通販サイト「バグズファーム」を運営する株式会社アールオーネヌから、脂肪酸のバランスに優れた昆虫オイル3種と、昆虫チリオイルが2021年1月28日より販売開始です。
昆虫食には興味があるけれど、虫の姿そのものが分かる料理だと心理的な抵抗感もあり、踏み切れずにいるという方も多いのではないでしょうか。パウダー状にした昆虫を使った食品もありますが、普段の食事に近いものであれば、さらに“昆虫感”を気にせず食べることができます。
様々な昆虫食を取り扱っている通販サイト「バグズファーム」で、2021年1月28日から販売が始まるのは、昆虫から作られたオイル(食用油)。普段の料理に使える昆虫オイルと、ラー油のように使えるチリオイルがラインナップされています。
昆虫オイルは全部で3種(各100ミリリットル)。どれも衛生的に養殖された昆虫を使い、食品衛生・安全管理の世界的基準であるBRC(英国小売業協会)/HACCP認証を受けた食品工場で加工・充てんされたものとなっています。
コオロギオイルは、ヨーロッパイエコオロギ(税抜1800円)と、フタホシコオロギ(税抜2200円)の2種類。どちらもローストしたナッツのような風味が特徴で、100ミリリットルあたり、ヨーロッパイエコオロギの場合は約5000匹、フタホシコオロギの場合は約1000匹分が使用されています。
同じコオロギでも種の違いによって、色合いや風味に差があるので、食べ比べたり使い分けを楽しんでみるのもいいかもしれません。
そして、日本人にもなじみ深い蚕(カイコ)ことシルクワームのサナギオイル(税抜2200円)は、成分のおよそ30%がEPAやDHAと同じくオメガ3脂肪酸に属するαリノレン酸。若草のような風味が特徴だといいます。
ラー油のようにシーズニングに使えるチリオイル(100ミリリットル:税抜2200円)は、フタホシコオロギのオイルがベース。昆虫食の本場タイにあるBRC/HACCP認証工場で加工されています。
オイルには唐辛子だけでなく、各種ハーブやスパイスも漬け込まれ、料理に刺激的な辛味と本場のエスニックな風味をプラスしてくれます。ある意味、一番昆虫っぽさを感じにくいかもしれません。
昆虫オイルは人体の必須脂肪酸である一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸、そして飽和脂肪酸のバランスが良く、動物性油と植物性油の特徴を兼ね備えているんだとか。ちなみに、エビやカニなど甲殻類アレルギーのある方は、昆虫オイルを含め昆虫食でアレルギー反応を引き起こす危険があるので、摂取しないようにしてください。
情報提供:バグズファーム(株式会社アールオーエヌ)
(咲村珠樹)