「水戸の人に教わった、超絶ウマい納豆卵かけご飯の完成までをご紹介」

 こう紹介したのは、袋のラップ「アイラップ」(岩谷マテリアル株式会社)の公式Twitter。続くつぶやきによると「普段 #納豆 を食べなかったけど、今では『死ぬとしたら最後に食べたいもの』にレベルアップしたよ」とのこと。

 私事ですが、筆者は普段から卵かけご飯を食す人間。食卓にも頻繁に登場します。加えて納豆も好物で、朝の食事時間の簡略化も兼ねて、「納豆卵かけご飯」にすることもしばしば。気にならないわけはありません。早速試してみました。

 アイラップの公式Twitterによると手順は次の通り。何か特別な調味料や道具がいるわけではありません。ただ混ぜるときに一工夫するだけのもの。

 「1、卵かけご飯を作る
  2、1を混ぜてホワホワにする
  3、混ぜた納豆を2に入れる
  4、全部混ぜてボワボワにする

  大きめの器を推奨」

 簡単だけどこれだけで「超絶ウマい納豆卵かけご飯?」。投稿翌日2021年4月22日朝のご飯で作ってみました。

 寝ぼけまなこで用意したのは、レシピ通りに大きな器に盛りつけた白米に、生卵と納豆、醤油。ちなみに醤油は個人の好みで今回だし醤油を使用しています。

ごはん、生卵、納豆に醤油を用意。

 準備ができたところで“調理”にうつりましょう。まずはごはんの海に卵を華麗にダイブ。さらに、醤油を適量入れ、ごはんが黄色い衣を羽織るまでひたすらに混ぜます。

まずはごはんに生卵と醤油がダイビング。

 そういえば、今回のレシピは、「ホワホワ」と形容されるほどまでに混ぜ込んでいくのがポイントの様子。溶き卵の要領で、適度に空気を入れつつ、切るような感覚で混ぜましょう混ぜ混ぜ。なるほど、大きい器にごはんをいれるのは、この作業をスムーズにするのも理由のようですね。

 そうこうしているうちに、ポツポツと気泡が立ってきました。筆者は、ごはんに卵が馴染んだくらいで卵かけご飯は食べるのですが、ここまで混ぜると、また違った「顔」を見せるんですね。実に興味深い。もうこの時点でおいしいやつやで……ジュルリ。

今回は「ホワホワ」になるまで混ぜていくのがポイント。

ポツポツと気泡が立つまで混ぜました。

 とはいえ、この段階では「納豆卵かけご飯」としてはまだ未完成。そろそろ主役である納豆をパックの中で程々に混ぜます(納豆にタレは入れています)。

そろそろ納豆もスタンバイ。

 そして、器に広がる黄色い泉へパイルダーオン!ここから今度は「ボワボワ」になるまで混ぜていきます。

器に広がる黄色い泉へ華麗にダイブ。

さらに「ホワホワ」になるまで混ぜていきます。

 すると、納豆の粘り気により、白米全体に纏わりつくかのように混ざり合ってまいりました。その様相はアイラップ公式担当のいう「ボワボワ」感あふれたものとなっていますね。

納豆の粘り気もあり、「ホワホワ」感ある装いに。

 同じ材料でもちょっとひと手間加えるだけで、こうも「顔色」が変わるとはやはり料理は奥深い。ただ、このままだと彩りに欠けていますので、刻みネギを盛り付けましょうパラパラ。おっ、見た目も少し華やかになります。

刻みネギをトッピングし彩りを強化。

 さてと、どんなもんか食べてみましょう。いただきますモグモグ。ふむふむ、結果として卵白をしっかりと混ぜ合わせたことで、よりクリーミー感のあるまろやかな食感となっていますね。二日酔いの朝ならば、この方が胃に優しいかもしれません。

卵白をしっかり混ぜ合わせたからか、いつもよりまろやかでクリーミーな味わいに。

 筆者は長く食品関係の仕事に従事してきましたが、料理というのは、簡単なものほどごまかしがきかないため、実は難しかったりするもの。「卵かけご飯」はその最たる例です。

 ですが今回、「納豆」と「混ぜ方」という2つの新機軸を取り入れることで、また違った魅力を引き出しました。

 このようにひと手間かけることで、料理は様変わりすることはよくありますが、「納豆卵かけご飯」もご多分に漏れなかったようです。これはこれからも定期的にやってみよう。ごちそうさまでした。

<記事化協力>
岩谷マテリアル株式会社・アイラップ公式(@i_wrap_official)

(向山純平)