Twitterユーザーののげしさんは「ふかふかの不可」という、今までありそうで無かったユニークなぬいぐるみを自作。その写真を投稿すると、2万5000件を超えるいいねが付き、「可愛い」と話題になっています。しかし、いったいどんな経緯で「ふかふかの不可」を作ったのでしょうか?気になったので直接、聞いてみました。

 のげしさんが「出来た~!!!!みて~!!!」と完成の報告をしたのは、6月30日の午前1時31分。そこそこの深夜です。しかし、それほどこの「ふかふかの不可」のぬいぐるみが完成したのが嬉しかったのでしょうね。

 投稿された写真には、本当にふっかふかで気持ち良さそうな「不」と「可」の小さなぬいぐるみが写っていました。ぬいぐるみには目と鼻も付いていて、見れば見るほど可愛く思えてきます。また、それと同時によくこんな面白い事が思いついたな……と感心してしまいます。

「ふかふかの不可」のぬいぐるみ

 のげしさんに作ったきっかけを聞いてみると、意外にもゲームでした。

 「刀剣乱舞」に山姥切長義というキャラクターが登場し、ゲーム中に「優」「良」「不可」の評価をする場面があるそうです。ファンが作るファンアートでも、山姥切長義に「優」や「不可!」と言わせることが多く、その中の一つで「不可不可の不可だよ!」というセリフをみかけたとのこと。

 それがのげしさんの頭の中で、不可不可→ふかふかとなり、「ふかふかの不可」ぬいぐるみのアイデアが生まれました。

 作業期間はデザインから完成まで約5日間。のげしさんはぬいぐるみを作ること自体が初めてだったため、作り方から調べたとのこと。

 しかし、型紙がどうしても上手く作れずに何度も失敗を重ねてしまったため、最終的には「可愛くな~れ、丸くな~れ」と気持ちを込めて、フィーリングで作ったと笑いながら教えてくれました。

 こだわった所は丸いフォルムと顔の面積の比率。「不」と「可」、それぞれ目のサイズや位置を調整したりして、両方とも可愛い顔にするために苦労したとのことです。また口の中のピンク色については、「良い色の布が無かったので、白い布を油性マーカーで染めて作った、こだわりのピンクです」と話していました。

 作業が終わった瞬間は、「とにかく完成して良かった」「初めてにしては良く出来たかな」という気持ちが芽生えたのげしさん。技術不足でまだまだ粗さがあるものの、個人的には満足しているそうです。

<記事化協力>
のげしさん(@_monog)

(佐藤圭亮)