おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

40代会社員の「自分よりも若い世代と話す時」の気づきが反響

 幅広い世代と仕事をする方にとっては、各々の世代に合わせたコミュニケーションをとることが必須。

 「相手の立場に立って考える」とはよく言われますが、それに対する年長者目線の投稿が、Twitterで反響を呼んでいます。

  • 「仕事で20代前半の子と話すたびに思うんですけど、30代40代でも、若い子たちと話す時ってちゃんと相手から接待されてるって気づいた方がいいんですよ…すごいですねとか、話聞きたいですとか、あれマジで接待です。調子にのって、下の世代とも仲良くできるとか思ったらあかんのですよ…(ましろ)」

     これは、ましろさんと椿子さんの2人組からなるイラスト・デザインのユニットアカウント「piqel&piqerm(ピケルピケルム)」が、Twitterに投稿したつぶやき。記述の通り「ましろさん」が仕事上で感じた気づきがテーマです。

     会社員のましろさんは40代ということもあり、仕事関係での序列は年長の方。今回の投稿は、20代~50代という幅広い世代で構成されたプロジェクトの一員として、仕事を行った際に得た気づきだそう。

     「20代の方たちはとても仕事が出来て、かつ気配り上手だなと日々感じていたんです。自分が20代の頃よりもすごくしっかりしているように思ったので、自戒をこめての投稿でした」

     この投稿には、様々な年代と思わしきTwitterユーザーが反応。ましろさん側の年長者サイドからは「分かる」「気を付けています」、反対に年少者サイドからは「合わせてもらっているって思っていますよ」という反応が。結果、2万を超えるいいねが寄せられています。一方、「となると、年が離れた同士は、友人関係になることはできないのかな?」といった疑問も。

     なお、ましろさんは、続く投稿で、「世代関係なく仲良くなれる人もいるとは思うけど、気持ちよく話ができるのって相手が接待してくれてる前提があるということを忘れないようにしないと、なんか先輩風吹かす痛い人みたいになるよねっていう、戒めみたいなやつです」と紐づけています。なので、例外はあるけども……というニュアンス。

     ちなみに筆者は現在30代。どちらかというとまだ「合わせる側」です。とはいえ、20代といった自分にとっての「若い子」たちには、「気を使ってもらっているなあ」という自覚も、徐々に感じてくるようになってきたという微妙なお年頃でもありますが、まだましろさん(40代)ほどの実感はないというのが正直なところです。

     ただ、「相手の立場に立ちながら行動する」ということは、今回ましろさんがTwitterに投稿した「異なる世代間のコミュニケーション」で重要な要素であり、それは各世代間で意識しておきたいことです。「いい仕事」というのは、「個人プレー」で成り立つものもありますが、それ以上に「チームプレー」によって成り立つものが多々ありますので。

     なお、piqel&piqerm(ピケルピケルム)さんは、先述のイラスト・デザイン活動の他に、育児・子育てメディア「ベビーカレンダー」にて記事を掲載。またInstagramでは、作品紹介を行っています。

    <記事化協力>
    piqel&piqerm(ピケルピケルム)さん(Twitter:@piqel_piqerm/Instagram:@piqel.piqerm)

    (向山純平)

    あわせて読みたい関連記事
  • 松浦勝人会長「月1時間で100万円」“松浦顧問制度”始動 応募殺到で定員の5倍超え
    エンタメ, 芸能人

    松浦勝人会長「月1時間で100万円」“松浦顧問制度”始動 応募殺到で定員の5倍超…

  • 「ジョブ型雇用の今」調査レポート発表 評価報酬制度などに課題
    企業・サービス, 経済

    「ジョブ型雇用の今」調査レポート発表 評価報酬制度などに課題

  • 三井住友海上が挑戦を後押しする目標設計ダイアリーを無料配布 「やってみるカメ?プロジェクト」開始
    イベント・キャンペーン, 経済

    三井住友海上が挑戦を後押しする目標設計ダイアリーを無料配布 「やってみるカメ?プ…

  • 運動会は年1回のはずが……年2回の場合も?アンケート結果をまとめてみた
    ライフ, 雑学

    運動会は年1回のはずが……年2回の場合も?アンケート結果をまとめてみた

  • 老人のアニメ寄せ
    インターネット, びっくり・驚き

    60代70代もアニメに夢中!?「老人のアニメ寄せ」現象を唱える投稿に反響

  • 「Z世代と昭和世代の違い」
    インターネット, びっくり・驚き

    上司と部下の考えかたの違いが話題 昭和世代は「未来に希望」、Z世代は「未来はわか…

  • 昭和の人間ならついやってしまう Bluetoothリモコンをテレビに向けて操作
    インターネット, おもしろ

    昭和の人間ならついやってしまう Bluetoothリモコンをテレビに向けて操作

  • 画像提供:「杉山写真材料店」公式X(@sugiyamasya1946)
    インターネット, おもしろ

    「mixiってなんですか?」の質問に崩れ落ちる人が続出

  • 「出勤日」が「出難日」に
    インターネット, おもしろ

    会社のホワイトボードにまさかの書き間違い 「出勤日」が「出難日」に

  • アメリカンビレッジ
    イベント・キャンペーン, 経済

    ウェルビーイングな働き方を体験 補助金が適用される「沖縄ワーケーション促進事業モ…

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 鳥羽水族館、ラッコ配信で“飼育係モザイク化” カスハラ対策で映像方法変更
    社会, 経済

    鳥羽水族館、ラッコ配信で“飼育係モザイク化” カスハラ対策で映像方法変更

  • “幸福度が高い”と評判のジョナサン「早生みかんスイーツ」 今年は新作大福も仲間入り
    商品・物販, 経済

    “幸福度が高い”と評判のジョナサン「早生みかんスイーツ」 今年は新作大福も仲間入…

  • ヤマト運輸、元従業員が取引先情報を不正持ち出し 2社に流出、営業活動での使用も確認
    企業・サービス, 経済

    ヤマト運輸、元従業員が取引先情報を不正持ち出し 2社に流出、営業活動での使用も確…

  • YouTube、永久停止クリエイターに「再出発の機会」 新チャンネル申請を可能にする試験導入を発表
    インターネット, サービス・テクノロジー

    YouTube、永久停止クリエイターに「再出発の機会」 新チャンネル申請を可能に…

  • 南インド伝統のチキンカレー「ケララチキンカレー」
    商品・物販, 経済

    松のやが南インド伝統の味を再現 「ケララチキンカレー」新発売

  • 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)
    商品・物販, 経済

    ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」…

  • トピックス

    1. 【実食】コメダ珈琲店の「ドデカメンチバーガー」は名前に偽りなし バンズからはみ出す“肉の暴力”

      【実食】コメダ珈琲店の「ドデカメンチバーガー」は名前に偽りなし バンズからはみ出す“肉の暴力”

      コメダ珈琲店は10月16日から「ドデカメンチバーガー」と「ドデカチーズメンチバーガー」の2種類のバー…
    2. 自宅に“機内”を再現!「飛行機オタク」が作り上げた最高の趣味部屋

      自宅に“機内”を再現!「飛行機オタク」が作り上げた最高の趣味部屋

      趣味を持つ人なら憧れる、好きなもので埋め尽くされた趣味専用の部屋。本、ゲーム、楽器、絵画、彫刻など自…
    3. 藝大卒の声楽家が1時間1000円で自分を貸し出す理由 フリー芸術家ならではの戦略

      藝大卒の声楽家が1時間1000円で自分を貸し出す理由 フリー芸術家ならではの戦略

      プロの声楽家として活動する傍ら、1時間1000円から自分の時間を「レンタル」している男性。キャリア豊…

    編集部おすすめ

    1. 鳥羽水族館、ラッコ配信で“飼育係モザイク化” カスハラ対策で映像方法変更

      鳥羽水族館、ラッコ配信で“飼育係モザイク化” カスハラ対策で映像方法変更

      三重県の鳥羽水族館は10月15日、人気配信「鳥羽水族館ラッコ水槽ライブカメラ」の映像内容を一部変更すると発表しました。今後は、給餌の際などに…
    2. 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)

      ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」を発売

      マクセルイズミ株式会社は、ストッキングやタイツなどの繊細な衣類にも対応する毛玉取り器の新モデル、「毛玉とるとる Pro(KC-NW825)」…
    3. キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンが、バンダイの「ガシャポン」とコラボレーション。歴代のカメラとレンズをミニチュア化した「Canon ミニチュアカメラコレクション」を…
    4. 時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信社は10月9日、自民党本部での取材中に「支持率下げてやる」などと発言した本社映像センター写真部の男性カメラマンを厳重注意したと発表し…
    5. 「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      言わずと知れた人気コンテンツ「ちいかわ」。かわいくもハードなあの作品世界に入っていきたいと願う人は多いはず。筆者もその1人です。しかし二頭身…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト