今やライトノベルの定番になっている、異世界転生(転送)。でも冷静に考えると、何も分からない世界に放り込まれるって、不安じゃありませんか?

 海外旅行ガイドで知られる「地球の歩き方」から、異世界に詳しい「月刊ムー」とコラボした「地球の歩き方ムー(税別2200円)」が発売決定。2021年12月15日から予約が始まっています。

 SFの世界では、イギリスの作家ダグラス・アダムスによる「銀河ヒッチハイク・ガイド」という名著があり、タオルはどんな場合にでも役に立つなどの有用な知識が書かれたガイドブック(小説中に登場する電子書籍)が存在しています。

 宇宙でヒッチハイクする際には必携の本があるのですが、困ったことに異世界に関してはガイドがなかったようで、世界中のいろいろな場所に関するガイドブック「地球の歩き方」シリーズでは、新たに「異世界」を加えることにしたといいます。

 ガイドブックを監修してもらうため、異世界について詳しいガイド役を探していた「地球の歩き方」編集部は、同じ学研ホールディングスのグループ会社に「月刊ムー」を発行する学研プラスがあることに気づきます。実は「月刊ムー」と「地球の歩き方」は、同じ1979年の創刊であったり、コアなファンに支えられていたりと共通点もあり、コラボが決定したんだそうです。

「地球の歩き方ムー ~異世界(パラレルワールド)の歩き方~超古代文明 オーパーツ 聖地 UFO UMA」

 今年秋に創刊予告がなされると、各種SNSなどで話題となった「地球の歩き方ムー ~異世界(パラレルワールド)の歩き方~超古代文明 オーパーツ 聖地 UFO UMA」。両者のファンを中心にSNSからの意見を取り入れながら作り込んだガイドブックが、2022年2月10日に発売されることになりました。

 発売に先立ち、2021年12月15日から新刊予約がスタート。初回限定版のみに付く「特製着せ替え帯」では、Twitterの「目」で選ぶ表紙投票で票が拮抗した数パターンの着せ替えが可能に。リバーシブルのものもあるそうです。

 さらに初回版のみの特典として、特製コラボTシャツなどオリジナルグッズが当たる読者プレゼントにも応募ができます。全員プレゼントとなる、スマホ用特製壁紙がダウンロードできるQRコード付きです。

 気になる内容は、謎の古代遺跡やオーパーツ、UFOや未確認生物(UMA)の出没エリアなど、世界中に散らばる謎と不思議に満ちたスポットを紹介。さまざまな説がある中、地球の歩き方とムー、双方の視点から神秘に迫っているといいます。

アメリカのUFO関連地域ガイド

 例を挙げると、エジプトの三大ピラミッドは古代エジプトの王(ファラオ)の霊廟として造られたと「地球の歩き方」では紹介されていますが、「月刊ムー」の視点で見ると、そのルーツは幻のアトランティス大陸や宇宙にあるとのこと。どちらの視点から見ても興味深いガイドになっています。

エジプトの三大ピラミッドガイド

 このほかにも、イースター島の巨大石像モアイは「ムー」的に見ると、かつて太平洋上に存在したという幻のムー大陸の遺産との説があるんだとか。イギリスのストーンヘンジや、南米ナスカの地上絵についても、謎と不思議に満ちた「ムー」目線での紹介がなされているそうです。

イースター島の巨大石像モアイガイド

 もちろん、現在目にすることができる謎と不思議に満ちた場所だけでなく、伝説の場所や異世界についても言及されているのが「地球の歩き方ムー」の特徴。ムーやアトランティス、レムリアといった幻の大陸や、その痕跡と思われるミステリアスなスポットについての情報も掲載されています。

ムー大陸のガイド

 特別付録として「不思議な世界MAP&歴史年表」も織り込まれています。MAPの表は「地球の歩き方」、裏は「ムー」的な視点の作りになっており、世界のミステリースポットが一目でわかるとのこと。年表には1万以上前の幻の文明や、未来の予言も書き込まれています。

不思議な世界MAP&歴史年表

 特別企画として、エジプトのピラミッドやスフィンクスの謎を「地球の歩き方」と「月刊ムー」の編集長が語り合うというYouTube動画と連動した対談も掲載。両者の異なる視点で解釈した謎について、語り尽くされているとのことです。

特別対談企画

 現実世界で異世界の痕跡をたどり、世界の謎と不思議を旅することのできる「地球の歩き方ムー」の新刊予約は、地球の歩き方公式サイトのほか、Amazonと楽天ブックスで受付中。いつ異世界に転送されても、これがあれば恐るるに足らず?

情報提供:株式会社学研ホールディングス

(咲村珠樹)