電車を利用する人なら誰しもが欲しいと願う「能力」を漫画にしたのは、漫画家のぬこー様さん。その能力とは「座席に座っている人がどこで降りるか分かる能力」。漫画を見た人たちから「わかる!」という声や、降りようとしている人を見分けるコツなどが寄せられ、多くの人の関心を集めています。
「誰にもわかって理解してもらえんかもしれんけどな」という書き出しから始まる漫画には、電車に乗っている少女が描かれています。その少女が目を見開いて瞳が赤くなると、座っている人の頭上に「赤羽」「浦和」「平塚」などの文字が!
「まもなく浦和」という車内アナウンスが流れると、頭上に「浦和」の文字が浮かび上がっている男性の近くに移動する少女。プシューと電車のドアが開くと、その男性は席を立ち降りていきます。
無事に座ることができて、笑顔を見せる少女。「この能力が欲しいです……」と漫画は締めくくられています。たしかに仕事帰りの疲れている時など、この能力があれば便利ですね。
少し前まで専門学校の常勤講師をしていた、ぬこー様さん。その頃はほぼ毎日、電車で通勤していたそうで、今回の漫画は実体験をもとに描いたものだとか。
現実でも、予想をたてて当てたことはあるものの、「成功率が低すぎて、あてになりません」と能力を身につけたとは言えない様子。
しかし、コメントを寄せている人の中には「相手の仕草や表情、雰囲気で大体分かるようになる」、「姿勢を正す、外の景色を確認する、荷物をごそごそするなど、降りそうな気配ってありますね」など、観察眼を磨いて能力に近いワザを身につけている強者も。
多くの反響があったことについて、「みんな同じことを思っていたんだな」と語るぬこー様さん。ちなみに「座席に座っている人がどこで降りるか分かる能力」の他にも、「乗ってる間に時間が吹き飛ぶ能力が欲しいです」とのことで、瞬間移動がしたいと語っていました。
誰しも電車で妄想するあの能力を漫画にしました。ください。 pic.twitter.com/0F6sJ2yQNd
— ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新 (@nukosama) November 23, 2022
<記事化協力>
ぬこー様ちゃんさん(@nukosama)
(佐藤圭亮)