東京・お台場の屋内型テーマパーク「東京ジョイポリス」に、2020年10月1日から期間限定で「トーキョーゴジラミュージアム」が登場します。映画「シン・ゴジラ」で描かれたゴジラ災害を、映画美術スタッフによる精巧なミニチュアとXRで体験できるオリジナルコンテンツ。その先行メディア体験会に行ってきました。
今回、東京ジョイポリス3階に登場する「トーキョーゴジラミュージアム」は、NTTドコモと東宝が共同製作したオリジナルXRコンテンツ。XRとは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった先端技術の総称です。
このコンテンツでは、映画「シン・ゴジラ」で描かれた2016年の「ゴジラ災害」と呼ばれる、巨大不明生物ゴジラによって東京の街並みが破壊されていく様子をNTTドコモのXRデバイス「Magic Leap 1」を装着し「追体験」することができます。
なお、デバイスの制限により14歳未満の方は利用不可。14歳~17歳の方は保護者の同意が必要になります。また、眼鏡をかけているとデバイスを利用できないので、スタッフに申し出ると補正レンズが用意されます(すべての度数に対応しているわけではありません)。
エスカレータ横には、巨大不明生物ゴジラ第4形態のモデルが鎮座。非常に細かいモデリングで、皮膚のディディールや小さな目、細かい歯などもリアルに再現されています。
入場すると、目の前に広がるのはゴジラによって破壊された東京の街並みが。映画「シン・ゴジラ」のスタッフにより、150分の1スケールで作られたオリジナルのミニチュアセットです。
破壊されたビルの断面はゴジラの火炎や光線により、無残に消し炭と化しています。東京駅丸の内駅舎も一部が崩れ落ち、ひどい惨状。実際に映画撮影に使えるレベルで作られているので、スタッフの職人技を味わえます。
XRデバイスを装着し、コンテンツが始まりました。すると、目の前にあるミニチュアセットに映像が重ねられ、ゴジラ襲来前の街並みが復元されていきます。
東京駅の後方から出現したゴジラが街並みを破壊。災害出動した自衛隊のAH-1Sヘリコプターの攻撃をものともせず、口から光線を放ってビルを焼き、なぎ倒していくゴジラ。さらには上空からキングギドラまで乱入……と、約15分間に盛りだくさんのシーンが詰め込まれています。
使われている映像は映画本編のもの。お陰でゴジラの動きや破壊されていく街並みの描写は非常にリアルで、まさにゴジラによって引き起こされた災害を追体験している気になります。XR、恐るべし。
この「トーキョーゴジラミュージアム」は、2020年10月1日~2021年5月31日の期間限定。入場券で入場した場合は1回1000円、パスポートチケットの場合は1回500円となります。プレイ人数は1回あたり4名で、整理券配布はなく列に並んで順次体験する形です。また、料金やプレイ人数は、時期によって変更される場合があるとのことです。
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取材協力:CAセガジョイポリス株式会社/株式会社NTTドコモ/東宝株式会社
(取材・撮影:咲村珠樹)