子どもの頃に大きく見えていた建物が、大人になって改めてみると意外と小さかったり、すごく遠くに感じていた場所が、思いのほか近かったりすることってありますよね。

 SNSユーザーの白目みさえ 臨床心理士・公認心理師/漫画家さん(以下、白目さん)が投稿したのは、小学校の登下校の道のりについてのエピソード。小学生の時には体感2kmに感じていた小学校までの道を実際に計測したところ、意外な結果になったようです。

■ 小学校までの道のりを計測

 白目さんの自宅は小学校から離れた場所にあり、毎日2kmもの道のりを歩いて通っていたとのこと。2kmといえば成人の歩くスピードでも30分ほどのなかなかの距離です。

 それを母親に話したところ、「2kmは言い過ぎよ。そこまでないでしょ」と言われたのだとか。

 1時間以上かけて登下校していた記憶のある白目さんでしたが、友だちとお話したり、道草したりと遊びながら帰っていたこともあり、体感の距離が脳内補正されているだけで、実はもっと短かったのかもしれないと思い至ったとのこと。

 そこで、車を走らせて検証してみたところ、実際には2.5kmあったそうです。

■ 2kmもないどころか実際には2.5km

 2kmもないだろうと測ったはずが、2.5kmもあったという小学校までの道のり。2kmを計測した時点で小学校までまだまだ途中だったため、「え…ここで2km?」と驚いたのだとか。小学校に到着した時には「よく歩いていたなあ…」と当時の自分に感心したそうで、母親にも「え!そんなにあるの?あんたよく歩いてたわね」と言われたそうです。

 毎日2.5kmの往復は想像しただけでも大変ですが、白目さん曰く、さらに遠くから通っている児童がいたとのこと。コメント欄にも学校まで往復8kmだったという強者からの声が届いています。

 登下校中には「あの電柱まで頑張ろう」とか「あの道まで来たらあと少し」など、小さく目標を決めて歩いていたという白目さん。当時は学校まで距離があることをメリットに思ったことはなかったそうですが、大人になった今、健康に過ごせているのは登下校によって基礎体力や筋力がついたおかげかなと感じているそうです。

<記事化協力>
白目みさえ 臨床心理士・公認心理師/漫画家さん(@misae_yjm

(一柳ひとみ)