4月は入学、進級の季節。新学期には真新しい教科書やノートが配られますが、ランドセルやカバンの中でどれがどの教科書なのかパッと見で判断がつきにくいことが難点ですよね。

 そんなちょっとしたストレスを解消するライフハック技がXで話題です。それは本の天地の背表紙側に教科に応じて色を塗っておく、というもの。このアイデア……学生の時に知りたかった。

 投稿を行ったのは、大阪市生野区に本社を置き、ノートの製造、企画・開発、販売を行っている大栗紙工株式会社の公式Xアカウント。

 担当者さんが高校生の時、印刷業を営んでいた父が作業机に書体見本帳を何冊も平積みにしており、そのうちの使用頻度が高い数冊に色を塗っていたことを見て、自身でも実際にやっていたアイデアなのだそう。

 それから時を経て2023年10月、「3色パックのノートが多いけど、教科の数が多いから色がダブってノートを間違えそうになる」という話を見かけたため、間違い防止と効率化のライフハックとして投稿を行ったところ、大きな反響が。以来、定期的に同様の発信を行っています。

何もしていない状態の教科書

色分けした状態の教科書

 コツとしては、全ての教科を色分けせず、主要教科3~5色だけに絞る方がわかりやすいとのこと。加えて同じ色で時間割の片側だけ塗っておくと、スッキリわかりやすくておすすめとのことでした。もちろん使用するペンは蛍光マーカーに限らず、お子さんと自由に決めて問題ありません。

時間割の塗り方

 また、平置きしかできない学校の机の中でも、パッと見で「あ、これ置き勉しちゃいけない教科」と学校にうっかり忘れてくることを防止する効果も期待できます。慣れてくれば色だけでもわかるようになるでしょう。

 今回の投稿にも「目から鱗」「これは賢い」と絶賛の声が多数。翌日の教科書準備に、子どもが毎回手間取っている……という方は、大栗紙工株式会社が紹介したライフハック技をぜひお試しあれ。

<記事化協力>
大栗紙工株式会社@ノートの会社です(@OGUNO_notebook

(山口弘剛)