韓国のアイドルグループ『CRAYON POP(クレヨンポップ)』が11月26日に発表した『Lonely Christmas』という曲をめぐって日本・韓国の両国で騒動が巻き起こっている。
問題の曲が、日本のアニメ『ルパン三世』の主題歌『ルパン三世のテーマ』に非常に酷似しているというのだ。
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問題の曲をプロモーション動画で確認してみたところ、まず冒頭ではノートに描かれたパソコンをタイピングするシーンがあり「カタカタカタ」という特徴的なタイピング音が流される。
この部分はアニメ『ルパン三世』冒頭のタイピングの演出に非常に酷似する。
途中舞台の楽屋裏という演出がはさまり、いよいよ本題の曲へ。
すると「タラッタラ ターラーラーララララララタララララーーン♪」というお馴染みのメロディが流れてきた。
記者個人の感想にはなるが。ほぼ同じものにしか聞こえない。
『ルパン三世のテーマ』と今回の『Lonely Christmas』を前後して改めて聞いてみると、それがより一層深まる。
今回盗作騒動が巻き起こっているクレヨンポップは以前にも、日本の『ももいろクローバーZ』の衣装デザインをパクったとして日本・韓国両方で大きく批判を集めたことがある。勿論その時も反面、作品ごと大きく注目を集めた。
そのため、今回についても、“炎上マーケティング”の一つとしてプロモーション目的にわざと行ったのではないかとされていた。
ところが『Lonely Christmas』作曲家のキム・ユミンさんは3日、Facebookを通じ「純粋な創作物である」といったコメントを掲載し、盗作疑惑を全面否定。
事態はこれで収束するかと思いきや、今回の騒動、元は韓国のネット上で炎上状態となりそれが発端で日本に飛び火したもの。キム・ユミン氏のコメントにも納得がいかないファンは多いようで、韓国ではまだ事態収束の様子を見せていないようだ。
ところでこの『Lonely Christmas』。1分から流れるラップ部分が妙に気になる。
「パ!パ!パクレヨ!」と日本語で聞こえるのは私の単なる空耳だろうか――。