こんにちは。鉄砲蔵です。いつも応援いただきありがとうございます。
第八回目となる今回レポートするのは神奈川県横浜市、鶴見在住のカスタムガンを個別に受注して単品製造しておられる職人さんです。
現在エアーガン、モデルガンで製造されている銃は、実銃の世界で一流メーカーとよばれる、ドイツのモーゼル、ルガー、アメリカのコルト、ウインチェスター、S&W(スミス&ウエッソン)等がほとんど。最も有名な機種に集中しており、例えば旧日本軍の百式機関銃やロシア軍のマキシム機関銃などは作られていないのが現状です。
それでもマイナーな国の服や装備、銃でサバイバルゲームがしたい!という人のためにそれらの銃を一から受注製造してくれる職人さんの情報が、昔の仲間から寄せられました!昔からフルスクラッチカスタムはよく見かけるけど、実際に取材できるチャンスはそうそうありません。
思いがけずに巡ってきたご縁で大いに興味津々、これはぜひ取材せねば!
というわけで、早速訪問してまいりました。
訪れてまず目を引いたのはおじさんの家にいた猫たち。
三毛猫の名前はミケ、黒猫の名前はボン。ポスターの猫のイラストのモデルは黒猫のボンちゃんだそうです。僕にもよくなついて可愛い猫ちゃんでしたよ。
なるほど、それで通称「猫おじさん」ですか。
次に見せていただいた物は、拳銃の表面を美しく飾る彫刻。
19世紀中期から20世紀初頭の拳銃にはかなり似合います。まるで貴族や大富豪のコレクションのような見栄えです。これが金色や白のの墨入れも含めて加工賃7000円!
旧日本軍94式拳銃(左写真下)と旧ソ連軍のマカロフ(右写真下)。それぞれの拳銃と一緒に移っている外箱はカスタムの元になった拳銃です。いづれもメーカー製ではモデルアップされていないモデルなので、旧日本軍の将校や旧ソ連軍装備の人には必須の一丁です。
「短機関銃とか突撃銃なんか、ないですか?」などと尋ねしたところ、次に写真のM3グリースガンを紹介されました。
この銃はアメリカ軍で第二次世界大戦、ベトナム戦争と使用され、日本の自衛隊も戦後、米軍から払い下げられて使用していたので用途がかなり広いです。
そんな背景もあり、またこれの実銃も.45口径や9mm弾などありふれた銃弾を使用するため、「ブラックマーケットを通じて入手した」という筋書きで武装勢力を演じるのにも使えるかもしれませんね。
東京マルイMP7のユニット搭載で、弾倉は同じ東京マルイ製のイングラムMAC10の物を使用。フルスクラッチカスタムでありがちな、接着剤で固めてしまって分解、修理不可能、なんて言うことはなく、分解、修理も容易にできるように配慮されています。ユニットも東京マルイに発注すれば8000円+送料で手に入るので長期間サバイバルゲームで使いたい方にはお勧め。38000円。
う~ん、僕も金さえあれば欲しい・・・・・・
これもMP7のユニット搭載のM1919重機関銃。なんと5千発連続発射!
これだけあればゲーム中はほとんど残弾を気にせずに撃ちまくれます。本来、重機関銃は撃ちまくりが役割なのでこれがあると心強いです。5万8千円。
こちら、アメリカ軍が第二次世界大戦からずっと現在まで使用し続け、現在も世界中の軍隊で使用されているM2重機関銃。なんと装弾数は3万発!およそ20分前後のサバイバルゲームの間中、ずっと撃ちっぱなしでいられる装弾数です。
ちなみにこのM2機関銃と先ほどのM1919、右写真の巨大ABSプラスチック板から出来ています。ユニットと銃身以外はすべてこのABS板と塩化ビニールパイプです。よく金属製と勘違いされるそうですが、ほとんどプラスチック製です。
そして奥の部屋に通されました。おお~~!!!
これぞマニアの部屋!
ルイス機関銃、マキシム機関銃、戦争の記録映像や戦争映画に登場する銃や戦車が勢ぞろい!精巧な出来映えに感激!アーティストですね~。
リアルな出来映えに究極のこだわりを感じます。特に右写真のドイ軍戦車なんか全てプラ板で一から手作りしたそうです。これらの戦車の代理受注製造も受け付けておられるそうです。是非一度電話にてご相談を。電話をかけて「怪しい猫おじさんですか?」で通じるそうです。
▼カスタム職人「怪しい猫おじさん」
携帯電話:090ー8436ー6233