法律サポートのインターネットサービス事業を展開する、日本法規情報株式会社(東京都港区)は3月4日、「闇サイトに関する実態調査」の調査結果を発表した。
調査結果によると、まず「闇サイトを見たことがあるか」という質問に対し、「ない」と回答した人が83%、「ある」と回答した人が17%という結果に。全体の2割、約5人に1人が闇サイトを見たことがあるということが明らかとなった。
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さらに「ある」と回答した人に対し、闇サイトで見かけた投稿内容について質問してみたところ、「個人名を挙げたうえで誹謗中傷をしたのを見たことがある」と回答した人が最も多く39%、次いで「暴力や恐喝などの復讐依頼をした投稿を見たことがある」と回答した人が31%、「「復讐引き受けます」などの投稿を見たことがある」と回答した人が23%、「殺人等の依頼をした投稿を見たことがある」と回答した人が6%という結果になっている。
近年「闇サイト」を通じて知り合った者同士が殺人事件を起こすなど、その存在が大きな社会問題になっている。
アメリカでは「シルクロード」と呼ばれる巨大な闇サイトの摘発事例があるが、現在日本には明示的に闇サイトを規制する法律がない。
今回調査を行った、日本法規情報は結果をうけ「“闇サイトを規制する法律の制定”の必要性がますます感じられる」と述べている。
有効回答数:1260名(男性:523人 女性:737人)
アンケート期間:2014-02-21~2014-03-03