国技館の最寄駅として知られるJR総武線の両国駅。電車が発着するホームから国技館方向を見ると、下にホームのようなものが見えます。これは普段は閉鎖されている「幻の3番線ホーム」。かつて両国駅がターミナルだった時代に作られた、行き止まり(頭端)式のホームです。このホームが「鉄道の日」10月14日限定で、レゴの列車が走る「両国レゴ駅」になります。

 1904(明治37)年に、近くにかかる隅田川の橋の名前をとって「両国橋駅」として開業した両国駅。開業当初は千葉方面に向かう鉄道のターミナル駅で、列車はこの駅を始発・終着駅としていました。現在両国国技館や江戸東京博物館になっている土地も、もともとは両国駅の貨物を取り扱う場所だったんです。

 昭和に入って、総武線が秋葉原方向に延伸して中央線とつながり、両国駅はターミナルから途中駅に。それでも特急や急行は両国駅を始発駅にしていましたが、JR東日本に移行したのちの1988(昭和63)年に、行き止まり式のホームを発着する定期旅客列車はなくなりました。以来、唯一残った行き止まり式の3番線ホームは臨時列車を除いては列車が発着せず、普段は閉鎖された「幻のホーム」に。

 そんな両国駅3番線ホームが、10月14日の「鉄道の日」だけ、レゴ・シティ、レゴ・デュプロのトレインシリーズの世界観を体験できる「両国レゴ駅」としてオープンします。会場には日本唯一の「レゴ認定プロビルダー」である三井淳平さんの手がけた、壮大なジオラマが登場。レゴによる鉄道の世界が、幅約8メートル、奥行約1.5メートルの巨大なエリアに展開されます。

 また、会場では来場者が数種類のパーツから自分だけのオリジナルトレインが作れる「組み立てエリア」もあり、組み立てたオリジナルトレインは「走行エリア」でほかのトレインと連結し、線路の上で走らせることも可能。

 上を通過すると、トレインが汽笛を鳴らしたり、スピードが変わったりするアクションブロックをレールに取り付けて遊べる「アクションブロックエリア」では、走るトレインに自分の好きなアクションを追加して、自由に操作する体験もできます。スピードアップの前に汽笛を鳴らすようにすると、トレインが「さぁ、いくぞー!」と掛け声を出してるようにも見えますね。

 このイベントの風景を「#レゴトレイン」のハッシュタグをつけてSNSにシェアすると、会場でレゴシティ60197「ハイスピードトレイン」やデュプロ10875「君が車掌さん!押してGO!!機関車スーパーデラックス」が当たる抽選会にも参加できます(保護者1名につきお子様1名のみ抽選参加可能)。楽しい風景をみんなに伝えてみましょう。


 両国駅の会場以外でも、レゴは店頭キャンペーンを行います。10月14日、ビックカメラ4店舗(AKIBA店/新宿西口店/ビックロ新宿東口店/有楽町店) 、ヨドバシカメラ3店舗(マルチメディアAkiba店/マルチメディア錦糸町店/新宿西口本店 ゲーム・ホビー館) 、トイザらス・ベビーザらス2店舗(池袋サンシャインシティ店/市川店)、トイザらス1店舗(錦糸町店)そしてレゴ(R)ストア東京駅店の店頭で合言葉「レゴトレイン、出発進行!」を言うと、車掌のミニフィギュアのサンプルがもらえるキャンペーンを実施。ミニフィギュアのサンプルは数量限定で、なくなり次第終了とのことです。

■鉄道の日限定「両国レゴ駅」

日時:10月14日(鉄道の日)10:00〜18:00(最終受付17:30)

場所:両国駅「幻の3番ホーム」

アクセス:JR総武線両国駅西口改札外にあるインフォメーションで入場券を入手、改札を入って直進して階段を上る

※当日、混雑時には入場を規制する場合があります。
※待機列が長くなった場合は整理券による対応をいたします。整理券は混雑状況に応じて最終受付時刻(17:30)前に配布を終了する場合があります。
※お子様だけの参加は不可とさせていただきます。必ず保護者の方とご一緒にお越しください。
※組み立てたオリジナルトレインはお持ち帰りいただけません。
※会場での商品販売はありません。

情報提供:レゴジャパン株式会社

【訂正】発表資料をもとにキャンペーンの実施店舗の情報を掲載しておりましたが、誤りがあったと報告がありました。このため正しい情報に差し替え訂正するとともに、関係各位ならびに読者の皆様には心よりお詫びいたします。(2018年10月5日)

(咲村珠樹)