インド映画「パッドマン 5億人の女性を救った男」が2018年に公開され、インドでオープニング興行No.1を記録。妻のため偏見と困難に立ち向かった実在のスーパーヒーローを描く感動の実話として世界中で大きな話題となりました。そのDVDが、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントから、4月24日にリリースされました。

 健康な人間であればだれでも持つ「性」にまつわるあれこれ。日本ではだいぶオープンになってきつつも、下ネタとのボーダーラインが区別しにくい側面もあり、まだまだ完全に健全な健康の話題の一つとして取り上げにくいところもあります。ネットを中心に、「生理」に関する情報も飛び交っていますが、男性は知識が得られにくい現状も。インドでも田舎へ行けば行くほどその偏見は強く、貧困世帯では清潔な生理用ナプキンが買えずに、清潔とは言えない水で洗っただけの布を当てて生理の手当てをしていました。

 しかし、その現状を問題視した一人の男性が。貧しくて生理用ナプキンが買えずに不衛生な布を使う最愛の妻を救うため、清潔で安価なナプキンを手作りすることを思いつく、主人公のラクシュミ。研究とリサーチに明け暮れるも、村の人々からの誤解や数々の困難に直面し、ついには村を離れるまでの事態に……。それでも諦めることのなかったラクシュミは、彼の熱意に賛同した女性との出会いと協力もあり、ついに低コストでナプキンを大量生産できる機械を発明。そんな中、彼の運命を大きく変える出来事が訪れる――というストーリー。

 出演キャストには“インドのジョージ・クルーニー(!?)”ことアクシャイ・クマールをはじめ、実力派女優のラーディカー・アープテー、ボリウッドのトップ女優ソーナム・カプールが共演。さらに、監督R・バールキの妻は「マダム・イン・ニューヨーク」(2012)の監督!彼自身も同作にはプロデューサーとして参加しています。

 ネット上でも、この作品を見た人たちからは「インド映画らしい部分もあるが、最後は泣けた」「性について、正しい知識と信念に基づく行動に感動した」といった声があふれています。生理用品は清潔な工場で、清潔な状態を保つ事が最も大切。女性器というデリケートで感染しやすい部分に使うものだけに、不潔であってはならないもの。その正しい知識に基づいた信念で、愛する妻を、ひいては世界中の女性を救う事となった一人の男性の姿は人々の心に深い感動を与えることになるでしょう。「パッドマン 5億人の女性を救った男」DVDは、価格3800円(税別)で発売中です。

【監督・脚本】
R・バールキ

【キャスト】
ラクシュミ:アクシャイ・クマール(志村 知幸)
パリー:ソーナム・カプール(下田屋 有依)
ガヤトリ:ラーディカー・アープテー(濱口 綾乃)
本人:アミターブ・バッチャン(ボルケーノ太田)

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情報提供:株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント