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5か月かけ作られた「エヴァンゲリオン綿棒アート」 使った綿棒は約5000本!

 アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する、主人公機「エヴァンゲリオン初号機」の全身を綿棒で制作した作品がツイッターで話題です。

  •  綿棒アートを制作したのはくまったおじさん@綿棒アートさん(@kumattaojisan)。

     今回のエヴァンゲリオン初号機以外にも、たくさんのゲームやアニメのキャラクターの綿棒アートを制作し、自身のYouTubeチャンネル「くまったおじさんの綿棒アート」にて公開しています。

     作品に使用している綿棒はアート用の特殊な物ではなく、我々も良く見かける普通の綿棒。身近なものがこんなアートになってしまうなんて驚きです。

    エヴァンゲリオン綿棒アートの制作風景
    横一列に並べた綿棒を接着し組み上げていきます

     制作の工程は、まず作りたいキャラクターのドット絵を描くところからスタート。そこから綿棒の数や色の種類を決定します。次に綿棒に絵の具で着色を行い、横一列ずつ並べて板状に接着、固まったものを足元から順に組み上げていくというもの。

     エヴァンゲリオン初号機の制作にはおおよそ5000本もの綿棒が使用されており、制作には5か月もの期間を要したとのことです。

    両足だけでもこの大きさ

     一本たりとも順番や接着位置を間違えられないので、非常に大変な作業であることは想像できますが、中でも最も難しかったと語るのは作品を自立させることだったそうです。実はこの作品、全長70㎝の巨大スケールで、大きな身体を細い足2本で支えなくてはならず、綿棒の隙間に針金やアクリル板を入れて補強されています。

     一方、ここは強くこだわったと話すのは「足の曲線と目」の部分。エヴァ特有の人間に近いしなやかな形をした足を表現するのは非常に大変だったそう。目は鋭さを強調させたかったので、原作より少し明るい色で制作したそうです。

    綿棒アートの超大作です

     多くの苦労と作業の末、出来上がった作品が大きな反響を呼んでいることについてうかがうと、「たくさんの方に私の作品をみていただけて嬉しい限りです。これも日々応援してくださっているフォロワーさんや、一緒に造形活動をしているポケモン造形委員会の仲間達のおかげだと思っております。感謝です。」とコメントしています。

    <記事化協力>
    くまったおじさん@綿棒アートさん(Twitter:@kumattaojisan / YouTube:くまったおじさんの綿棒アート

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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