地元では当たり前のように知られているチェーン店。しかし違う土地に行ってみたら知られていなくて驚いた……なんて経験はありませんか?

 gooランキングはそんな「全国区だと思っている人の多いご当地チェーン店」について調査。1位にはラーメン&ソフトクリームの「スガキヤ」が選ばれました。

 gooランキングは世の中のあらゆる「こと・もの」をランキング化する国内最大級のランキング情報サイト。今回発表されたランキングは特定地域のみで展開しているご当地系の外食チェーン店をテーマに全国区だと思っていたご当地チェーン店がどこなのかについて調査したものです。(集計期間:2021年4月17日~5月1日/投票数合計:1114票)

■ 1位「スガキヤ」

 1位は愛知県を中心に中京・東海地方で展開している「スガキヤ」。1946年の創業から2021年で75周年を迎えた老舗のご当地チェーン店です。

 マスコットキャラクターの「スーちゃん」が手に持っているのは、看板メニューであるラーメンとソフトクリーム。一風変わった組み合わせに見えますが、あったかいラーメンの後に食べる甘すぎないさっぱりとしたミルク味のソフトクリームはデザートの定番。

 またラーメンは豚骨スープと魚介系のだしをブレンドした“和風とんこつ”味。創業当時からほぼ変わることなく守り続けられており、小さな子どもから大人まで幅広い年代に愛されています。

■ 2位は「みよしの」

 2位は北海道のみで展開しているぎょうざとカレーの「みよしの」。札幌市を中心に、道内に25店舗(2021年6月29日現在)を展開しています。

 食感が特徴的な名物のギョーザは秘伝のスパイスで味付けした具を極薄の皮で包んだ逸品。カレーは、細かく刻まれた具材とコクが魅力です。この2つを組み合わせた「ぎょうざカレー」1977年から続く定番メニュー。“札幌市民のソウルフード”と言っても過言ではないほど、地元民にはなじみ深いお店です。

■ 3位「ハングリータイガー」

 3位には神奈川県内のみで展開している「ハングリータイガー」がランクイン。1969年創業のステーキとハンバーグ専門のチェーン店で、神奈川県民には日本で牛肉100%のハンバーグステーキをいち早く提供し始めたパイオニアとしても知られています。

 ラグビーボールのように丸めたハンバーグを客の前で炭火焼きし、熱々の鉄板で提供するスタイルはハングリータイガーが元祖なのだそう。崎陽軒のシウマイと並ぶ“横浜のご当地グルメ”とも呼ばれています。

 ちなみに東海地方(中でもかなり田舎)出身の筆者も「スガキヤ」が全国区だと思っていた一人。上京した友人にスガキヤの店舗はもちろん、東海のスーパーでは普通に売られているスガキヤのカップラーメンや袋麺を東京では見かけない……という話を聞いたときにはかなりの衝撃が。その後、友人に哀れみの意を込めて段ボールいっぱいにスガキヤラーメンを詰めて送ってあげました。

 みなさんの頭に浮かんだご当地チェーン店はどんなお店でしたか?出身地の違う人たちと地元のチェーン店について発表しあってみるのも楽しいかもしれません。

情報提供:gooランキング事務局