「999」がいっぱい?不定期にチョロっと掲載される、ひろっぴの「ゆるりと鉄で参ろうか」第七回目でございます。
今回は、ちょっと前にアキバのメイド喫茶で話のネタにした「999」にまつわるおはなし。

「宇宙戦艦ヤマト」「宇宙海賊キャプテンハーロック」などの作品で知られる漫画家の松本 零士(まつもと れいじ)さんの代表作の一つである「銀河鉄道999」。


「無料で「機械の身体」をくれるという星を目指す主人公「星野鉄郎」、その途中に母親を 機械化人に殺されてしまうも謎の美女メーテルによって命を救われる。
そしてメーテルとともにその星を目指すべく銀河超特急999号に乗り込んでの旅が始まる……。」

この中で999号は、銀河鉄道株式会社の運行列車の中では最速の特急列車とされ、機関車には人工頭脳を有し、会話可能なほどの高性能であるものの、外観は国鉄のC62形蒸気機関車と同じ、人が乗る車両は古めかしい客車というものとなっており、SFでありながら「999号」はアニメファンのみならず鉄道ファンにも知られている存在となっています。

そんなこともあってか「銀河鉄道999」は、過去には国鉄時代にミステリートレインとして運行されたりするなど、鉄道会社などとタイアップしてのイベント列車として運行されました。
そして現在はラッピング車両として運行されていますので、今回は現在運行されてる車両をご紹介しておきたいと思います。

【上信電鉄(群馬県)】
2008年(平成20年)10月より、同社の500形のうち1編成にメーテル・星野鉄郎・車掌のイラストを ラッピングして「銀河鉄道999号」として運行

上信電鉄(群馬県)

【西武鉄道(東京都・埼玉県)】
2009年(平成21年)5月1日より、同社3000系のうち1編成にメーテル・星野鉄郎・車掌のイラストをラッピングした「『銀河鉄道999』デザイン電車」を運行

西武鉄道(東京都・埼玉県)

西武鉄道(東京都・埼玉県)

【北九州高速鉄道(北九州モノレール)(福岡県)】
2010年(平成22年)3月27日より、同社1000形にメーテル・星野鉄郎・車掌のイラストをラッピングした「『銀河鉄道999』ラッピングモノレール」を運行

【肥薩おれんじ鉄道(熊本県・鹿児島県)】
2010年(平成22年)7月7日より、同社HSOR-100形のうちイベント兼用車1両にメーテル・星野鉄郎・車掌のイラストをラッピングした「銀河鉄道999号」を運行

アニメの中で地球~アンドロメダ間を結ぶ超特急「999号」は、日本のあちこちを走っています。
そんな「999号」に会いに行ってみませんか?

■ライター紹介
【ひろっぴ】

幼少の頃からの「鉄道」好き。一時期は離脱していたものの、10年ほど前にふとしたきっかけで出かけた先の地方鉄道への乗車で、再び鉄ヲタの道へ。
以後、鉄ヲタの道を極めるべく、あちこちへと出向くのである。