以前紹介させていただいた、「意味がわかると怖い話」という話題。
文章を解読すると怖い暗号が含まれていたり、深く読解すると恐ろしい結果が潜んでいたりと……。
今回は対して、「意味がわかると笑える話」をまとめてご紹介いたします。
今回も深い読解力が必要となりますが、いずれも意味が分かれば「くすっ」っとなるものばかり。
是非、話のネタの一つとしてお読みください。
--嫁イビリ
俺の母親は嫁イビリが酷い。
食事時に同席するのも嫌がる。
今日はいきなり部屋に入ってきて「掃除」と言い嫁を押し入れに閉じ込めようとした。
俺は腹が立ち「梓に何するんだ!」と母親に対して怒鳴る。
「梓って誰?」…名前まで把握してなかったとは…呆れて物も言えない
--ひとりっこ
息子「なんで僕には妹も弟もいないの?」
パパ「それはお前が夜遅くまで起きてるか らだよ」
--じゃんけん
俺は小学生の頃ジャンケンでグーしか出さなかった。
みんなになんで?と不思議な顔をされたがグーしか出さなかった。
もうずっとグー、ひたすらグーだった。
しまいにジャンケン馬鹿とまで言われたがそれでもチョキやパーには浮気しなかった。
そんなある日給食でプリンが余った、プリンと言えば小学生の憧れのデザート、欲しくない奴などいるハズも無く、当然公平に勝負という事になった、ジャンケンで。
皆俺の方を見てニヤニヤしている、そしてガリ勉の学級委員長が合図をかける。
「最初はグー!ジャンケン ポン!」
その時俺は初めて封印されしパーを使った。
--リンゴ
算数の授業にて。
先生「田中君。あなたがリンゴを8つ持っていてます。私が2つちょうだいと言ったら、あなたはいくつリンゴを持っています か?」
田中「8つです」
--幽霊ホテル
出張で泊まるホテルは同僚が出るぞーって散々脅していたところだ。ビビりな俺はガクブルでその夜ベッドに入った。
案の定夜にドアをノックする音がする。
ホテルの人かな?と思い声をかけたが返事がない。もうドアも見るのも怖くてひたすらノックの音がする中夜が明けた。
ノックが止んだ後俺はすぐにチェックアウトした。
出張から帰って同僚にノックの話をすると「やっぱりでたか」とこんな話をした。
そのホテルは以前火事になり逃げ遅れた人がいたという。
その人は運悪く部屋の中に閉じ込められてそのまま亡くなったそうだ。
ああ良かった、ドアを開けたらどうなっていたか。
--決心
前の会社で2億円もする機械を俺のミスで壊してしまった。
社長はショックで声が出なくなりながらも
「君に怪我がなくてよかった。機械はまた買えばいい」
と言ってくれた……
その時、俺はこう決心した。「この社長に俺は一生ついて行く」と。
--ミニ四駆
小4の夏に、親の事業が失敗して夜逃げすることになった。
俺は丁度夏休みの最中だったんだけど、仲の良い友達にもしゃべるなって言われてた。
「今夜逃げるよ」て言われた日、友達数人と当時流行ってたミニ四駆を持ち寄って遊んでた。
そろそろ帰宅しろって親に言われてた時間が近づいたとき、かくれんぼやろうぜって言ってみた。
みんな久しぶりで面白いかもって賛成してくれた。
最初は言い出した俺が鬼になった。
俺はみんなの顔を思い出し、泣きながら100数えた。
一呼吸おいて涙を拭いてから大きな声で「もーいいかい?」
みんなもそれぞれ大きな声で「もーいいよ」と応えた。
俺は涙が止まらなかった。
みんなの名前を一人ずつ大きな声で叫んで最後に心の中で「さよなら。みんなありがとう」とつぶやいた。
その後、俺は逃げるように自転車に飛び乗って自宅に帰った。
たぶん皆びっくりしたと思う。
翌日俺の家にやってきても俺だけじゃなく一家でいなくなってたんだから。
あれから20年以上たってるが、あのときの友達全員の顔や名前は今でも忘れない。
皆が大事にしてたミニ四駆は、今でも俺の宝物だ。
今回は簡単に読解できるものばかりですのでノーヒントとさせていただきました。
基本的には簡単に読み解く事ができるものばかりですが、それでも分からない場合には、ご利用のTwitterやコメント欄などで質問を投げかけてみてください。
物知りな誰かが回答を教えてくれるかもしれません。