三重県にある「道の駅 紀宝町ウミガメ公園」の公式Xアカウントが投稿したカメの動画に注目が集まっています。
沢山のカメたちの前で、ご飯が入った容器を振って「カチャカチャ」音を鳴らす飼育員。すると、のんびり日向ぼっこをしていたカメたちが一斉にこちらへ集まってくるではありませんか!しっかりと理解しているんですね。
「道の駅 紀宝町ウミガメ公園」は、全国で唯一ウミガメ保護施設が併設されている道の駅。野生で傷ついたウミガメの保護や野生復帰、繁殖などに取り組んでいます。さらにウミガメ以外にも、リクガメや淡水カメなどの観察も入場無料でできるそうです。
そんな道の駅ウミガメ公園の公式Xが、「最高の瞬間」と投稿した今回の動画。ご飯の音に気づいたカメたちが、次々と水の中へ飛び込んでいきます。
無事、飼育員さんのところまでたどり着いて、小さい口をパクパクさせながらご飯を食べている姿も可愛いです。カメたちにとっては、まさに「最高の瞬間」なのかもしれません。
それにしても、少し離れたところからでもご飯の「カチャカチャ」した音が聞こえるなんて凄い……。カメって元々、聴力が優れた生き物なのでしょうか。
道の駅ウミガメ公園公式Xの担当者に詳しくうかがうと、カメの聴力に関してはまだ謎の部分が多く、陸上でどれほど聞こえているかは不明なのだとか。それでも人の声はしっかり聞こえているといいます。
音の他にも映像やニオイなど、様々な情報を感じ取ってご飯を察知していると語る担当者。ちなみに飼育員が着ている緑色の制服は、特別反応が良かったりもするそうです。
さらにご飯以外にも、カメたちは様々なリアクションを見せてくれると明かします。例えばウミガメ公園のカメたちは朝になると陸上で甲羅を干しているのですが、飼育員が近づくと慌てて水中に逃げてしまうとのこと。
普段は近づいても気にする素振りはなく、朝一だけは警戒心が非常に強いといいます。身近なカメにも謎の部分や不思議な習性が、まだまだ沢山あるんですね。
最高の瞬間 pic.twitter.com/r2atCDlV2N
— 道の駅ウミガメ公園【公式】 (@umigame_kouen) April 3, 2025
<記事化協力>
道の駅ウミガメ公園公式X(@umigame_kouen)
(佐藤圭亮)