家庭科の授業で使う道具にはさまざまな「アレ」があります。
針に糸を通すときに使う「アレ」、色鉛筆みたいな「アレ」……などなど。Xユーザーの「まも」さんが先日京都で見かけた巨大な物体は、そんな家庭科道具の「アレ」のうちの1つ。まさにミシンの下糸を巻いている「アレ」のようでした。
まもさんがXに投稿したのは、海沿いに転がる巨大な灰色の物体。円筒形の両端に車輪のような巨大な輪っかが取り付けられています。サイズは、周囲の建物などから推測するに、3メートル近くあるようです。
この灰色の物体を見た多くの人が「家庭科で使ったアレだ!」と思うことでしょう。そうです。ミシンを使う際に下糸を巻き付ける「ボビン」です。
乗り物や変わった風景の写真を撮影するのが趣味だという、まもさん。今回のこの「巨大ボビン」も、目を引く円筒形の形状が面白くて撮影したのだそう。自身もこの灰色の物体を見て「昔、小学校の家庭科授業で使用したミシンの糸で使っていたのを思い出して」とボビンを想起したと話しています。
まもさんが今回の写真を撮影したのは、京都・舞鶴港で遊覧船に乗ったときのこと。ネットの地図によると撮影した場所は海上自衛隊の施設とのこと。見た瞬間、ボビンを懐かしく思い出しつつも「電線工事などで使用する巻き取りドラムを見かけたことがあり、ケーブル状のものを収納する機材だとわかりました」と話すまもさん。
また、後から調べたところによると、この巨大物体は「オイルフェンス用のドラムらしい」とのことでした。用途こそ違えど、裁縫用と工業用、どちらも“巻き取り”という同じ役割を担っているのが面白いですね。
ちなみに、家庭科の授業で使う糸を通すアレは「スレダー」、色鉛筆のようなアレは「チャコペン」と呼びます。
なんか家庭科で見た気がする… pic.twitter.com/TKoGwtpLVn
— まも (@Kojimamo) May 13, 2025
<記事化協力>
「まも」さん(@Kojimamo)
(ヨシクラミク)