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「きまぐれクック食堂」で禁断の「痛風鍋」食べてきた

 “魚さばき系”YouTuberとしてさまざまな魚介類を調理しまくっている人気YouTuberのきまぐれクックさん。愛知県出身ということで、名古屋で2019年12月6日~25日の日程で開催中の「サカイホールディングスpresents SASASHIMA XMAS LIGHTS 2019」に、「きまぐれクック食堂 by 下の一色」を出店。

 きまぐれクックさん監修のメニューが食べられるとありオープン前から注目されていましたが、中でも話題の「痛風鍋」にどうしても会いたくて震えていたので食べてきましたよ!

  •  会場となっているのは、名古屋駅からも歩いて行ける、キャナルパークささしま パークエリア。普段は広々とした芝生もある公園。中京テレビの社屋のすぐ目の前ということで、中京テレビ関連のイベントもよく行われています。

     そんなとってもクリスマス感あふれる会場には、イルミネーションの大木があるステージや、様々なフード、雑貨が立ち並んでいます。

     その立ち並ぶお店たちのちょうど真ん中あたりに、ありました!「きまぐれクック」の等身大看板とともに、「きまぐれクック食堂 BY下の一色」の看板。平日は午後4時からのスタートでしたが、4時を少し回った時点で既にお客さんが。

     あちこち写真を撮りつつお客さんのオーダーを見ていると、やはり「痛風鍋」がお目当ての人が多い様子。ちなみに、「きまぐれクックの痛風鍋」(1000円・税込)、「きまぐれクックの蟹フリッター(ヤンニョムソース付)」(500円・税込)、「きまぐれクックのカレーライス(蟹フリッター添え)」(1000円・税込)の3品がメニューとして上がっていましたが、取材日は平日……そしてカレーの方は土日のみということで、あえなく断念……。ドリンクには「銀色のヤツ(アサヒスーパードライ)」と「選ばれたヤツ(綾鷹)」もありましたよ。

     夕飯にはまだ早めの時間なのに、きまぐれクックの等身大看板とツーショットを撮影している人は絶えず、とイベント時間スタートからぱらぱらとお店に立ち寄る人たち。このまま待っていたら日がとっぷり暮れて、写真撮るどころじゃなくなっちゃう!と、早速「痛風鍋」と「蟹フリッター」をオーダー。

     さて、早速飲食スペースへ。平日のみ、中京テレビ・プラザCにて飲食が可能ということでしたが、やはりここは会場内の雰囲気と一緒にお外で料理を楽しみたいところ。まずは蟹フリッターから。

     蟹フリッターの上手な食べ方がお店の窓とカウンター部分に貼ってあり、付属のヤンニョムソースを付けながら食べていき、最後は足の部分の殻を外しながら中に詰まっている蟹身も頂くわけですよ。で、早速取り出したのが蟹のツメ。これはもしかしたらお飾り的なアレかな?などと思いつつも、早速ツメの方からガブリ。何というワイルドな食べ方……。

     あれ、ボリンボリンと噛み砕ける。フリッターなので衣にも程よい味が付いているのですが、ヤンニョムソースがよく絡んで程よい酸味と、お子様でも大丈夫な程度の辛みが蟹の風味を引き立たせています。最初は食べ方どおりに殻を外そうかな……と思っていたのですが、しっかりとパリッパリに揚げられていたので、殻ごと食べちゃいました。ゆっくりよく噛むと、殻からのエキスも出てきて、あぁ蟹ってやっぱり旨い……となれるのですが、歯が弱い人、噛む力が弱い人は蟹身だけにしておくことをお勧めします。

     そして、いよいよ痛風鍋へ。片手で持てるくらいのちょうどいいサイズの容器の中には、牡蠣・あん肝がそれぞれ2つ、白子は形が形なのでちょっとちぎれた部分も混じるのはご愛敬、というところですが、それでも一口ほおばると満足な大きさのサイズが二つ。白菜と長ネギも一緒に煮込まれていました。

     あん肝、実は好物なのになかなか食べる機会がこれまでなかった私。よく煮込まれているのに形が美しいあん肝、早速一切れを口に。おぉう……この濃厚でクリーミィな舌触りと甘味を感じる旨さ。これ、これだよこれ!酸味を利かせたスープの中に沈んで待っててくれたあん肝が、スープと馴染んで心満たされる味わい。しかしこの一切れ、いい感じに満足感を覚える大きさだなぁ。

     お次は、牡蠣。牡蠣の身の大きさって結構ピンキリじゃないですか。こういうイベントでよく出てくるのって、何かこう、お飾り程度な大きさで、「あーはい牡蠣入ってるねー(棒)」みたいなイメージだったのですが……ですが!!

     ちゃんといい感じの大きさ。え、この大きさが2つ!うはっ!牡蠣のヒダにスープが染みてて、身はプリっと「牡蠣食べた!!」って食感(語彙力)。鍋にすると牡蠣って生の大きさよりも結構縮んでしまいがちですが、それを差っ引いても牡蠣の存在感がしっかり。

     そして、白子。実は私、白子のアノかおりがあまり得意ではなくて……正直、ビビりながら恐る恐る口にしたんですけどね。独特のアノかおりはほぼ抜けている代わりに、あまーい。とろーり。これが、魚介専門店の白子……。白いアノニオイの脳みそとか思っててごめんなさい!!そして白子の真の実力を味わうことができた痛風鍋に圧倒的感謝!!

     冬場ということもあり、具は冷めにくいようにとスープの中に沈められ、たっぷりスープにに満たされていたわけですが、ここでスープを半分ほど頂いてみましょう。まず感じられたのが、酸味。それも強すぎず弱すぎず。余程酢の物が無理な人でなければ、きっと余裕。個人的には、具を一口とスープを一口、という感じで口にすると、それぞれの具の旨味とスープの味がその旨味を引き立たせる感じになってよりいい感じ。

     具をそれぞれ1種ずつ、スープを半分飲んだところで、本来の鍋物!っていう雰囲気が出てきました。この贅沢な旨味の凝縮と、酸味と出汁の利いたスープをもう1周味わう……。はぁ、世の中、こんな美味しい料理があるんだねぇ。

     ということで、ごちそうさまでした!平日は夕方からなので、イルミネーションも一緒に楽しむことができます。飲食は中京テレビ・プラザCでお楽しみになるのがおススメ。というのも……、この日、めっちゃ風が強かったんです!屋内では雰囲気が出ないよな……と思いつつお外で写真撮りながら食べてみましたが、仕事帰りに寄るなら屋内で落ち着いて食べるのがいいですね。

     痛風鍋のサイズ感は小ラーメンと同じくらいになるのかな?他にも魅力的なお店が出ていたので、あちこちのお店のメニューと組み合わせても丁度いい感じ。土日なら、お昼からイベントスタートなので早めに行かないと売り切れてしまうかも……(ホントに売り切れ御免になってた日がありました)。

     ちなみに、スポンサードしている「下の一色」は名古屋でも有数の魚介料理店。下の一色本店、ニシキ店、グローバルゲート店の3店舗で、この2品をしっかりと堪能できるそうですよ。

    (取材/撮影 梓川みいな)

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