長いサイズのバゲットや、丸っと1斤2斤スライスしていない食パンは、好みの厚みにスライスして、好きなように楽しめます。が、食べきれなくて残っちゃった……。と、冷凍庫でスライスしたパンを保存する人もいるかと思います。その冷凍パンを美味しくトーストする方法を、あるパン屋さんが紹介しています。
名古屋市天白区にある、店内全て国産小麦自家製天然酵母を使用した、風味豊かなパンを作り出している「パン工房 小麦屋」さん。小麦屋さんは地元はもとより、ツイッター効果で遠方のファンも多いパン屋さん。筆者も誰かへ差し入れに持っていく時にお世話になったりしています。
その小麦屋さん、興味深いツイートをしていました。
「カットして冷凍したフランスパンを冷凍したまま水でびっちゃびちゃにしてそのままトーストするともっちり感が戻ることを初めて知ったパン屋勤続12年目の春… (ボールに水を張って潜らせてもいいかもしれない)」
カットして冷凍したフランスパンを冷凍したまま水でびっちゃびちゃにしてそのままトーストするともっちり感が戻ることを初めて知ったパン屋勤続12年目の春… (ボールに水を張って潜らせてもいいかもしれない) pic.twitter.com/sBjsbLr1IE
— パン工房 小麦屋💙(公式清純派) (@lovelykomugiya) May 9, 2020
筆者、「トリビアの泉」の「へぇーボタン」があったらめっちゃ押していたと思う……。このライフハック、初めて知った……。
これは筆者の推論になるのですが、断面の外側の水分が凍ったまま焼くと、熱に対し蒸発する水分が多くなって内側の水分も出て行ってしまうのに対して、水をくぐらせることで表面の氷を溶かしつつ、しっとりした表面にすることができるので焼く時に、内側の水分まで持っていかないのでふわもちになるのではないかと。なので、厚切りにした断面がしっかり中まで凍っている事で、このように外カリっ、中もっちりふわふわになるのでしょう。逆に、乾燥気味の食パンに水をくぐらせると、中の方まで水が染みてしまうのでべちゃっとなってしまう様です。
ちなみに、冷凍せずに置いたままで、パサついてしまったパンは、霧吹きで軽く水気を当ててからトーストすると、同じように程よく仕上がります。
また、余ったパンをラスクみたいにカリカリにしたい時は、なるべく薄めに切って、焦げないようにカリカリになるまでトーストすると、カリサク食感になります。ガーリックバターやクリームチーズにはちみつを合わせるなど、ラスク風のパンも美味しくアレンジできますので、もし「パンを買いだめしたいけど日持ちしないしどうしよう……?」とお悩みの方は、こうした方法もぜひお試しを!
<記事化協力>
パン工房 小麦屋(公式清純派)さん(@lovelykomugiya)
(梓川みいな)