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【ミリタリー魂】第33戦 千葉・君津で開催の新春サバイバルゲームに突撃!

千葉・君津で開催の新春サバイバルゲームに突撃!ミリタリーな話題をマニア目線でお届けしている、鉄砲蔵の「ミリタリー魂」。今回はお正月サバイバルゲームについてレポートいたします。

独身者の僕は毎年正月といえば老人ホームに入院している母に会いに行くとか、靖国神社の初詣に行くくらいで特にレジャーにも行かず、運動不足の食っちゃ寝、食っちゃ寝の「寝正月」になりがち。


  • このままでは「昼夜逆転の生活になっちゃうな」なんて考えていたところ……なんとありました!1月3日に『正月初撃ちサバイバルゲーム』を開催しているサバイバルゲーム場! 千葉県君津市戸崎のVISIONです。
    しかも東京駅から高速バスに乗り、約一時間で現地近くのバス停に到着し、更にはバス停からフィールドへも無料送迎という至れり尽くせりぶり!

    と、いうわけで、今回はこのVISIONにて行われた正月初撃ちサバイバルゲームイベントについてレポートいたします。

    アクシー号の富崎神社バス停

    東京駅八重洲口前のバス停から約一時間、富崎神社バス停に到着。サバゲー場のホームページに掲載されていたフィールド運営係の方の電話番号に電話すると5分とかからず車で迎えにきてくれ、そこから1kmほど離れたフィールドまで連れていってくれました。

    セーフティの様子

    銃や装備品の準備、着替えなどを行うセーフティーゾーンに到着。
    この日は1月3日にも関わらず約60人の参加者が集まったそうです。みなさん、初対面にも関わらず昔からの友人のように会って早々意気投合。電動ガンに使う寒さに強いバッテリーについてや、冬の健康管理にビタミンが重要であることなどなど話し込んでいました。

    さて、本題に入る前に今回のサバイバルゲーム場『VISION』の簡単な設備説明を。
    ここのフィールドでも浴室と販売コーナーがありました。そして最近では珍しくない女子更衣室も完備です。浴室の使用料は無料、シャンプー、リンスも無料で使用でき、タオルも無料で貸してくれるそうです。
    販売コーナーではBB弾を購入できるほか、バッテリーも無料で充電してくれます。これらの充実サービスは有料フィールドならではですね。

    フィールド地図の写真

    ここのフィールドはおよそ7000坪。広々として思い切り走り回れる広さながら、場内を縦に道が走っており、弾が当たってセーフティーゾーンへと退場する際にもその道なりに歩いて行けば迷うことなく戻れる、という気の利いた配慮もされていました。

    フィールド フィールド内の一本道

    僕の場合はサバゲーには必ず方位磁針を携帯し、フィールド上で迷わないように方角を確認しながらゲームしたり退場したりしていましたが、そんな僕にもありがたい配慮です。

    ここで一つこのフィールドのルールについて注意。
    シューティンググラス禁止のサバゲーチームが多い中、ここでは使用は可能です。ただし、写真のように頭の後ろでグラスを固定するベルトのないものは使用不可だそうです。

    バンド付きシューティンググラス 購入したメガネバンド

    ゴーグルやシューティンググラス、フェイスマスクなどのルールはチームによって様々なので初めて行くフィールドでは確認が必要ですね。
    僕も近所のメガネドラッグにおいて580円で購入しました。

    この日、一番会場を沸かせておられたのはこのバルカン砲を装備されていた方。
    バルカン砲とは元々はトイテックという会社が開発し、発売したものを当時、エアガン改造パーツで有名だったクラフトアップルという会社が製造許可をとって金型を買い取り、再生産したもの。

    バルカン砲装備の方 改造マガジン

    連射速度が速いのが特徴で、一秒あたりの連射速度はおよそ70発!(普通の機関銃は一秒あたりおよそ15発~20発くらい)装弾数は背負った鉄の箱に1万発オーバーだそうです。連射音は原付バイクのエンジンのような音でした。

    ゲーム中、ブワーっという音を立てて敵の隠れる草むらを芝刈り機みたいになぎ倒して敵をヒットしておられました。一秒あたりに発射する弾数が多いため、先に発射された弾が押した草を後続の弾が切り裂く、という効果がこのバルカン砲では期待できます。

    持ち主の方にちょっとお話を伺ってみたところ、やはり一日の弾代が2万円~2万2千円ほどになることもあるとか。やはり圧倒的な威力の快感のためにはそのくらい惜しくはない、ということでしょう。

    ジャンケン大会

    さて、ひとしきりサバゲーを楽しんだ後は昼頃、超豪華賞品の数々をかけてフィールドマスターの方とジャンケン大会が開催されました。

    価格は購入する店舗や時期によって変動があるので大体のところを記しますが、
    写真のオリーブグリーンのバックは戦闘時にベルトの背中部分に装着して戦闘に必要な銃弾や食料のなどを入れて運ぶフィールドバック、大体4千円くらいと思われます。
    カーキ色で立てて置いてあるものはマガジンポーチとサスペンダーがセットになったチェストリグ、大体7千円くらいと思われます。

    同じカーキ色で寝かせて置いてあるものが、ライフル弾の貫通を防ぐセラミックプレートを装着でき、マガジンポーチも好きなところに付けられるプレートキャリアー、およそ7千円~1万3千円くらい。
    果てはエアガンまで置いてあり、大体1万3千円くらいのマルゼンCA870チャージャーや8万6千800円の値札のついたキングアームズ社製の16インチ・スナイパーライフルまでありました。この2丁はサバイバルゲームで最も人気のある機種となります。

    ジャンケン大会賞品 ジャンケン大会賞品

    ライフル類の前に置いてある、箱に入っていない黒い拳銃はKSC社製USPガスブローバック、大体2万円くらい。その周囲に置いてある小さな箱は10歳~18歳までの子供向けに威力を弱めたエアガンで、ニューギンダンという賞品。赤や緑のものは大体950円くらい、少しリアルに仕上げられている黒いものは1200円くらいです。

    最初、ジャンケン大会はギンダンをかけて行われましたが、これらは希望者が少なかったため、競われることなく希望者にプレゼントされました。
    しかしそれ以降の豪華賞品をかけたジャンケンは大いに盛り上がり、チェストリグやプレートキャリアーのジャンケンにも僕は参加したのですが次々と負け、別の人が勝ってそれらの賞品を獲得。参加者の方はそれぞれ仲間内で喜びあったり記念撮影したりして喜びの声を上げておられました。
    「きっとそれらも数々のサバゲーで活躍するでしょうね。……まぁ次も僕は勝てないでしょうけど……」
    なんて考えながらなんとなく16インチスナイパーの勝ち抜きジャンケンにも参加。すると会場中央で主催者の方が
    「え?勝った人、一人?」
    え?と僕が思っていると、気づいたら僕がそのスナイパーライフルを勝ち取っていました!
    新年から歓喜の声を上げてしまいました!
    44歳にして素晴らしいお年玉を手にしてしまいました。
    実際に手に取ると全金属製で、かなり贅沢な出来映えの銃です。この銃、17年間使用した銃に代わって僕の新たな愛銃となるでしょう。

    16インチスナイパーをゲットした僕

    これからもこのVISIONというチーム、年中行事の際には今回のような豪華景品をジャンケン大会に出すとのこと。加えて徹底的に参加のしやすさに重点を置いた充実のサービスが特徴です。今回も大いにお勧めのサバゲー場です。

    ▼サバイバルチームVISION
    https://www.sgf-vision.jp/

    (文・写真:鉄砲蔵)

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