おたくま経済新聞

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【新作アニメ捜査網】第51回 2014年アニメ旬報ベスト10

 この企画も今年で5回目になりました。今回もまた、2014年に公開されたアニメ映画のうち、私が良かったと思う作品ベスト10を挙げたいと思います。なお、できるだけ多く劇場には足を運びましたが、2014年に公開された全てのアニメを網羅できているわけではありません。その点ご了承ください。それぞれご覧になった方によって順位や価値観は異なると思います。「こういう見方もあるのだな」程度の気楽な気持ちでご覧いただければ幸いです。

※本稿はネタバレを含んでいますのでご注意ください。
※本稿はアニメ担当ライターが1年を通して観たアニメ映画作品の中から、主観で選んでいるランキングです。選定において各作品とは関わりないこと、そして世間の評価で判断しているものではないことご理解ください。

  • 【関連:第48回 2013年アニメ旬報ベスト10】

    ■第10位・・・『映画妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』

     今年は、昭和43年の第1次妖怪ブームに続く第2次妖怪ブームの年じゃないかと私は思っているのですよ。
    妖怪が登場するアニメ映画『スポチャン対決~妖怪大決戦~』やテレビドラマ『地獄先生ぬ~べ~』が公開・放送されたり、美術館・博物館が妖怪関連の展示を行ったり、日本放送協会のテレビ番組『歴史秘話ヒストリア』『クイズ100人力』で妖怪を取り上げたりしていましたからね。
    尤も、『妖怪ウォッチ』に登場する妖怪(の一部)は伝統的な妖怪とは区別すべきだという意見もあるのですが、本稿ではあまり深入りしないでおきます。

     本作は夢とロマンに溢れた大冒険であると同時に、観客を楽しませようとするサービス精神に溢れた作品です。主人公・天野景太(声・戸松遥)の祖父は景太が生まれる前に死去したのですが、本作で景太は60年前にタイムスリップし、少年時代の祖父と共に妖怪と戦います。
     60年前の世界ではガッツ仮面というヒーローが人気となっているのですが、このガッツ仮面、覆面をかぶってサングラスをかけてマントを翻すという姿をしています。この恰好は月光仮面のパロディだと推測されます。月光仮面の元ネタは月光菩薩(がっこうぼさつ)なのですが、「がっこうぼさつ」を短縮すると「ガッツ」になるのが感慨深いですね~。
    他にも随所に姿を現して機械を操作したりするくまモン、クオリティーの高い片岡愛之助の老婆役など、次から次へと盛り上がりポイントを繰り出して娯楽性の高いファミリー向け映画となりました。
     ただ1つ残念なのは、オープニング主題歌はサビ以外、子供が一緒に歌うのが難しいという点です。私が子供の頃は映画館で劇場版『ドラゴンボールZ』で流れる主題歌に合わせて子供達が大合唱していたものですが。

    映画妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!

    <製作委員会>レベルファイブ、電通、小学館、オー・エル・エム、バンダイ、東宝、テレビ東京、テレビ大阪、TVQ九州放送、テレビ北海道、テレビせとうち、KADOKAWA、キッズステーション、ジェイアール東日本企画、小学館集英社プロダクション、エイベックス・ピクチャーズ、BIGFACE、GyaO!
    <配給>東宝
    <アニメーション制作>OLM TEAM INOUE
    <スタッフ>原作・レベルファイブ、シナリオ原案・日野晃博、妖怪&キャラクターデザイン原案・長野拓造/田中美穂、脚本・加藤陽一、キャラクターデザイン・須田正己/山田俊也、総作画監督・武内啓/池田裕治/寺澤伸介/竹内杏子/山田俊也、音楽・西郷憲一郎、CGIディレクター・小出秀治、監督・髙橋滋春/ウシロシンジ
    <出演者>天野景太・戸松遥、ウィスパー・関智一、ジバニャン・小桜エツコ、フユニャン・梶裕貴、ケイゾウ・朴璐美、マスターニャーダ・志村けん、ウバウネ・片岡愛之助、他

     
    ■第9位・・・『劇場版進撃の巨人前編 紅蓮の弓矢』

     テレビアニメ『進撃の巨人』の第1~13話を再編輯した劇場版。
    本作のストーリーの肝は、圧倒的な絶望の中に人類がわずかな希望を見出した、という点にあります。本作に登場する巨人は非常に強く、人間などまともに立ち向かったらひとたまりもありません。しかし劇中の兵士達は先人達が蓄積した教訓を生かし、人類の自由のために立ち向かっていきます。
    兵士達は、極めて殺傷能力の高い巨人に対し、どうすれば味方の犠牲を出さずに確実に巨人を退治できるか作戦を練り、立ち向かっていくのです。劇中の戦士達の使命感、プレッシャー、恐怖たるや、途轍もないものでありましょう。そんな兵士達の姿が観客を勇気づけるのです。
     映像面における本作の最も優れた点は、兵士達が町並みの屋根の上を飛翔する描写でしょう。兵士達は立体機動装置というメカニックを駆使して縦横無尽に屋根の上を飛び回るのですが、その描写におけるスピード感やスリルが迫力満点で、恰も観客自身が屋根の上を飛び回っているかのような錯覚を与える完成度となっています。
     かつて飛行機のパイロットを目指した円谷英二特技監督と、太平洋戦争中に飛行機のパイロットを務めていた有川貞昌キャメラマンが、実写特撮映画『空の大怪獣ラドン』『地球防衛軍』『モスラ』等で飛行機のパイロットの視点から飛行機の描写を描き、恰も観客が飛行機に乗っているかのような効果を挙げましたが、本作の飛翔描写は、そのような映像表現の歴史における到達点と言えるでしょう。
     話は変わりますが、本作の中で個人的に注目しているのがピクシス司令(声・田中正彦)のモデルが日露戦争で活躍した陸軍軍人・秋山好古であることです。千葉県習志野市にある京成大久保駅前の商店街に秋山好古の記念碑があり、顔写真が描かれているのですが、これが本当にピクシス司令によく似ているんです。

    秋山好古

    「お主はやるのかやらんのかどっちだ」と主人公を奮い立たせるための質問を発する場面など、ピクシス司令は立派な上官として描かれており、観客に強い印象を残しました。
     因みに、秋山好古の弟が日露戦争時に乗艦していた戦艦の名前が本作の主要登場人物の名前になっているのも何かの縁でありましょう。そして実写映画『進撃の巨人』にはシキシマという人物が登場するそうですが、敷島は三笠と共に日露戦争で活躍した戦艦なのでありました。
     余談ですが、ファミコンソフト『ドラゴンクエスト』に登場した町メルキドは壁に囲まれ、巨人(ゴーレム)に守られていました。『進撃の巨人』とは逆パターンですね。

    進撃の巨人

    <製作委員会>ポニーキャニオン、講談社、Production I.G、電通、ポニーキャニオンエンタープライズ、MBS
    <配給>ポニーキャニオン
    <アニメーション制作>WIT STUDIO
    <スタッフ>原作・諫山創、脚本・小林靖子/高木登/瀬古浩司、総作画監督・浅野恭司、音楽・澤野弘之、3DCGディレクター・籔田修平、監督・荒木哲郎
    <出演者>エレン・イェーガー・梶裕貴、ミカサ・アッカーマン・石川由依、アルミン・アルレルト・井上麻里奈、エルヴィン・スミス・小野大輔、リヴァイ・神谷浩史、ドット・ピクシス・田中正彦、他

     
    ■第9位・・・『たまこラブストーリー』

     関西の商店街を舞台にした作品で、アニメ『けいおん!』(テレビ2作、映画1作)の制作陣、即ち監督・山田尚子、脚本・吉田玲子、総作画監督・堀口悠紀子による作品。
     『たまこラブストーリー』は高校卒業を描いた作品ですが、『けいおん!』テレビ版の2作目(註:2作目のタイトルにはビックリマークが2つ付きますが、本稿では便宜上『けいおん!』で統一させて戴きます。ご了承くたざい)及び劇場版でも高校卒業が描かれました。
    しかし両作品はそれぞれ重視した点が異なるため、共通して描かれた要素がある一方、或る作品では描かれ或る作品では描かれなかった要素もあります。
     共通して描かれた要素としては、高校生活の最後を飾る発表会があります。『たまこラブストーリー』ではバトントワリング、『けいおん!』テレビ版2作目第19話では学園祭で演劇『ロミオとジュリエット』、第20話では学園祭でバンド演奏を披露しています。
    次に共通する要素としては、「高校卒業後の進路をどうするか」という話題です。但し両作品の進路の描かれ方は異なります。
     『けいおん!』テレビ版の2作目第21話は進学する大学について考えを巡らす話。主要メンバー4人は、皆が同じ大学を目指すことを決意するのでありました。
     一方の『たまこラブストーリー』では、家業を継ぐとか、或いは家業を継ぐための学校に行くなどと語られました。そんな中で大きなインパクトを持っていたのが、大路もち蔵(声・田丸篤志)の東京の大学に行きたいという希望でした。
     そして両作品の特徴を見比べる時、最も異なっているのが、『けいおん!』は男性登場人物が殆どおらず、男女の恋愛も描かれなかったのに対し、『たまこラブストーリー』は題名が示す通り主人公の少女・北白川たまこ(声・洲崎綾)ともち蔵のラブストーリーが描かれている点です。
     そして、「高校卒業後に進路が分かれる」という要素と、男女の恋愛という要素を組み合わせることでドラマを盛り上げているのです。
     もち蔵はたまこのことが好きなので、同級生・常盤みどり(声・金子有希)から「ずっと見てるね」とズバリ言い当てられてしまいますが、同時に「見てるだけ」であるとも指摘されてしまいます。女の子のことが好きでずっと見てるのに言い出せないというもどかしさ!高校生の初々しさですのう!
     しかしみどりに発破をかけられたもち蔵は、意を決して東京の大学への進学を希望していることと、たまこへの恋心を告白するのでありました。一方、告白された側のたまこは突然の出来事に気が動転してしまいます。その後しばらくは気まずい雰囲気となります。この場面は、夕陽が川に反射してキラキラ光る光景がとても美しく、印象的な名場面となっています。
     いつも身近にいたたまこともち蔵。今まではそれが当たり前でした。しかしそんな日々は永遠に続く訳ではありません。高校を卒業すればたまこは家業を継ぎ、もち蔵は東京の大学に進学する。2人は離れ離れです。残された時間はあとわずか。もたもたしていれば、もち蔵は東京に行ってしまいます。たまこももち蔵に返事を伝えないまま卒業してしまえば、悔いが残るに違いありません。
     この、高校卒業によって今までの日常が終わってしまう、というシチュエーションは『けいおん!』テレビ版2作目でも描かれました。
     『けいおん!』テレビ版1作目が楽しい高校生活の描写に終始したのに対して、2作目では主要メンバーが3年生となったことから、修学旅行、進路指導、大学受験、そして卒業式と、楽しかった高校生活の終焉に向けて一直線に突き進む構成となりました。
    1作目は無邪気に高校生活を楽しむ話だったのに対し、2作目は、確かに無邪気に高校生活を楽しんではいたものの、その陰には常に「高校生活が終わってしまう」という不安や悲しみ、動揺が潜んでおり、単純に明るく陽気な番組ではありませんでした。
     例えば第4話。夜、布団の中で眠れずに考え事をする場面があるのですが、その場面で、「もう3年生かぁ~。軽音部もあと1年で終わり。もっともっとみんなとバンドしたいのになぁ~。もっと・・・もっと・・・。」と呟いています。
    また第20話では、学園祭におけるバンド演奏終了後、部員の3年生達は、来年の学園祭はもうないことを悲しみ、涙します。月日の移ろいは矢の如く速く、高校の3年間などというものはあっという間に過ぎてしまいます。そうした中で、最終学年となってしまったことをしみじみと想い、楽しい時間が終わりを迎えてしまうことを惜しむと共に、“今この瞬間”を大切に噛みしめる高校生の姿を描いているのです。
     作り手のこの姿勢は『たまこラブストーリー』でも一貫しています。つまり、『けいおん!』も『たまこラブストーリー』も無常観を描いているのです。同時に、いつか終わりが来る高校生活の中で最善を尽くそうと懸命に生きる高校生の姿を描いているのです。
     『たまこラブストーリー』の最も優れた点は、そうした状況下での高校生の心情を、生き生きとした表情によって表現したことでしょう。
     最後に余談ですが、まさかこの手のアニメ映画に昔の松竹映画のロゴが出てくるとは思わないのでびっくりしました(笑)。

    <製作委員会>京都アニメーション、ポニーキャニオン、TBS
    <配給>松竹
    <アニメーション制作>京都アニメーション
    <スタッフ>原作・京都アニメーション、脚本・吉田玲子、キャラクターデザイン/総作画監督・堀口悠紀子、音楽・片岡知子、監督・山田尚子
    <出演者>北白川たまこ・洲崎綾、大路もち蔵・田丸篤志、北白川福・西村知道、北白川豆大・藤原啓治、北白川ひなこ・日笠陽子、北白川あんこ・日高里菜、大路吾平・立木文彦、大路道子・雪野五月、他

     
    ■第7位・・・『思い出のマーニー』

     主人公・杏奈(声・高月彩良)は、北海道に暮らす中学生。しかし学校ではあまり友達付き合いもなく、また喘息で苦しんでもいました。そこで夏休みの間だけ田舎の親戚宅で療養することになりました。そこで出会ったのが外国人の少女マーニー(声・有村架純)です。普段あまり友達付き合いをしない杏奈もマーニーとは仲良くなり、楽しく過ごします。杏奈とマーニーの交流シーンは夢とも現実とも分からないもので、観客は作品中のファンタジー世界に引き込まれます。
     映画終盤、杏奈の親戚が、あまり友達付き合いもせず喘息に苦しむ杏奈を見守っていたことが分かり、肉親の温かさやありがたさを描いて好印象の余韻を残したのでした。

    思い出のマーニー

    <製作委員会>スタジオジブリ、日本テレビ、電通、博報堂DYMP、ディズニー、三菱商事、東宝、KDDI
    <配給>東宝
    <アニメーション制作>スタジオジブリ
    <スタッフ>原作・ジョーン・G・ロビンソン、脚本・丹羽圭子/安藤雅司/米林宏昌、作画監督・安藤雅司、音楽・村松崇継、監督・米林宏昌
    <出演者>杏奈・高月彩良、マーニー・有村架純、大岩清正・寺島進、大岩セツ・根岸季衣、頼子・松嶋菜々子、他

     
    ■第6位・・・『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』

     地球とガミラス帝国の停戦が成立しつつも、まだガミラスの現場の部隊に停戦が徹底されていない状況を描いた劇場版。
     第三の国家ガトランティスからの攻撃を逃れた宇宙戦艦ヤマトの乗組員は謎の惑星でガミラスのメーデーを受信したため、様子を見に行きます。その惑星には何と太平洋戦争中の戦艦大和があり、過日ヤマトと戦ったガミラス人がその中に閉じ込められていたのでした。そしてヤマト乗組員も閉じ込められてしまいます。ガミラス人は、ヤマト乗組員を、ガミラス帝国によって併合された異民族と勘違いしたため、ここに奇妙な共同生活が始まるのでありました。
     閉じ込められて困るのはやはり食料です。最初のうちはヤマト乗組員がガミラス人に分け与えたりしといましたが、或る日、ガミラス人・クリム・メルヒ(声・立花慎之介)が、頭蓋骨が食料に見えてしまう幻影に襲われてしまいます。ガミラス人は、ヤマト乗組員が食料を奪おうとしていると思い込み、遂に一触即発の事態に。喰い物の恨みは恐ろしい。
     外界から隔絶された空間で、人々が食べ物や水を奪い合い、憎しみを増幅させていく物語と言えば昭和38年の映画『マタンゴ』や昭和43年の映画『吸血鬼ゴケミドロ』等がありますが、本作ではガミラス人の1人・フォムト・バーガー(声・諏訪部順一)が幻影を見せている宇宙人の存在を見破り、両者の争いは避けられたのでありました。『マタンゴ』『ゴケミドロ』と比較して、極限状況の中で人々(半数は宇宙人ですが)が憎しみを乗り越えた意味は大きいと思います。 
     そしてここからが本作の最も盛り上がる展開であります。バーガーはヤマトとの戦いで上官や仲間を殺されており、ヤマトとの停戦命令にも反対していましたが、ヤマト乗組員達の正体を知った時、復讐の気持ちを捨て去ります。そして、バーガーらのガミラス艦隊とヤマトが共闘してガトランティス艦隊と戦うのです!これは燃える!!私は敵同士だった者が共闘する展開が大好きなのです!!
     ただ1つ残念だったのは、ガミラスの三段空母(多層式航宙母艦)が活躍しなかったことです。しかし戦闘終了後にヤマトとガミラスの三段空母が並んで航行する場面が用意されていました。これは額に入れて飾っておきたいぐらいの胸踊る名場面であります。
     実在した日本の空母では、1935年に改装される前の空母加賀と、1938年に改装される前の空母赤城が三段空母でしたが、戦艦大和が就役したのが1941年であるため、史実では大和と三段空母が並んで航行することはありませんでした。そういう点を踏まえると、宇宙戦艦ヤマトとガミラスの三段空母の共演は感慨深いものがあります。
     ところで、本作のオープニング曲は『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌のインストゥルメンタル版だったのですが、歌に当たる部分はバイオリンの独奏でした。これは私の個人的な印象なのですが、このバイオリン独奏は、宇宙戦艦が持つ力強さや巨大さのイメージが足りなかったのではないかという印象を受けました。

    宇宙戦艦ヤマト2199

    <製作委員会>プロダクション I.G、バンダイビジュアル、ジーベック、バンダイ、バンダイナムコゲームス、ボイジャーエンターテインメント、東北新社、松竹、オー・エル・エム、ランティス、MBS
    <配給>松竹
    <アニメーション制作>XEBEC
    <スタッフ>原作・西﨑義展、脚本・出渕裕、キャラクターデザイン/総作画監督・結城信輝、音楽・宮川彬良/宮川泰、CGディレクター・上地正祐、チーフディレクター・別所誠人、総監督・出渕裕
    <出演者>古代進・小野大輔、フォムト・バーガー・諏訪部順一、桐生美影・中村繪里子、ネレディア・リッケ・園崎未恵、ゴラン・ダガーム・大友龍三郎、他

     
    ■第5位・・・『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』

     765プロダクションという芸能事務所に所属するアイドル達が芸能活動の成功に向かって努力する姿を描いた作品。
    765プロのアイドルは、テレビアニメ版『アイドルマスター』では自分達の精進に専念すればよい立場でしたが、劇場版では次の段階にステップアップしました。自分達のみ精進するだけでは許されない立場となったのです。即ち、同時並行して新人の面倒を見なければならない立場となったのでありました。というのも、アイドル見習いの子達がダンサーを務めることになったからです。
     全体のリーダーに指名されたのは天海春香(声・中村繪里子)。しかし、アイドル見習いにとって公演のダンスは難易度が高いものでした。そのうちアイドル見習いの1人・矢吹可奈(声・木戸衣吹)が練習に姿を見せなくなります。
     この事態に際し、春香は対処を迫られます。春香は見習いのメンバーに対して「ダンスを今の振り付けで頑張りたい人」と挙手を求めますが、その回答に関わらず「振り付けを変えた方がいいと思うんだ」と呼び掛けます。気まずそうな、手を挙げなかったメンバー。一方、手を挙げたメンバーからは「多数決だったらこのまま」「私らかて一生懸命がんばってるんです」等の反対意見が述べられます。
     可奈の処遇についても、春香は可奈本人の口から真意を聞くまではメンバーから除名せず、「可奈ちゃんも戻ってくるかもしれない」と一縷の望みを残します。しかし可奈がいるかいないかによってダンスのフォーメーションに変更が生じることから、可奈の処遇についてもメンバーから異論が出されました。「もう少しだけ考えさせてほしいの」と猶予を求めますが、「もう少しっていつまで待たされるんですか。時間がないんです」と言われてしまいます。
     高いパフォーマンスを目指したいと思うメンバーの意志を尊重し、振り付けをそのままにするのか。
     ミスなく確実にこなすことを重視し、現状の振り付けでは難易度が高いと考えているメンバーの水準に合わせて振り付けの難易度を下げるのか。
     もしかしたら短期間でフォーメーションの変更を余儀なくされる危険性があるにも拘わらず可奈を待つのか。
     メンバー全体への悪影響を最小限に抑えるため仲間を1人見捨てるのか。
     まだ若い春香にとって、いずれにしても残酷な決断でありました。遂には、見習いの1人である北沢志保(声・雨宮天)から「何であなたがリーダーなんですか」とまで言われてしまうのでした。流石に見るに見かねたアイドルの1人・水瀬伊織(声・釘宮理恵)は志保に「言いすぎよ」とたしなめますが、返す刀で春香にも「そろそろリーダーとしてみんなを纏めていく覚悟を決めて」と促すのでありました。
    苦悩する春香は、他のメンバーに心情を吐露するなどしますが、遂に決意を固め、可奈を呼び戻すことにします。結果的に春香の決断は成功するのですが、成功の要因は何だったのでしょうか?1つには、春香が揺るぎない確信を持って決断を下したこと。以前は、恰も問題を先送りするかのような態度を見せていました。もう1つは他のメンバーが春香の決断を支持し、可奈を呼び戻すことに協力したことです。そしてその背景には、メンバー間の信頼があったと言えるでしょう。
     自分達の精進と後輩の指導の両立という困難な試練は、まさに仲間達がいたからこそ乗り越えられたのであり、そういう意味では、本作は仲間同士の信頼や協力を描いていたと言えましょう。

    <製作委員会>バンダイナムコゲームス、アニプレックス、TBS、日本コロムビア
    <配給>アニプレックス
    <アニメーション制作>A-1 Pictures
    <スタッフ>原作・バンダイナムコゲームス、キャラクター原案・窪岡俊之、脚本・錦織敦史/髙橋龍也、キャラクターデザイン/総作画監督・錦織敦史、音楽・高田龍一、監督・錦織敦史
    <出演者>天海春香・中村繪里子、矢吹可奈・木戸衣吹、北沢志保・雨宮天、プロデューサー・赤羽根健治、社長・大塚芳忠、他

     
    ■第4位・・・『宇宙兄弟#0』

     自動車メーカーに勤務する兄・南波六太(声・平田広明)と宇宙飛行士の弟・南波日々人(声・KENN)を描いた作品。
    映画は少年時代の南波兄弟がペットボトルロケットを打ち上げる大会に出場するところから始まります。大会で打ち上げたペットボトルロケットの映像が、時代を超えて本物のロケットの映像に切り替わる冒頭は、お約束ではありますが夢があっていいですね(映画『2001年宇宙の旅』の序盤もこんな感じでしたね)。
     さて、本作が作品全体を通して観客に訴えたメッセージは「勇気を持て」ではないでしょうか。これは、宇宙飛行士のブライアン・J(声・大塚明夫)が後輩の宇宙飛行士達に向けて送った言葉です。
     本作の主人公の1人である六太は、自動車メーカーの本社で未来的なシステムを考案していましたが、社内の理解を得られず、田舎の営業所に転勤を命じられます。
    しかし六太はこれにめげず、他の営業所員と共に社内のアイデアコンテストに応募しようと呼び掛けます。ですが他の営業所員はあまり乗り気ではありません。本社で新システムを考案していた六太と、田舎の営業所で顧客を相手にしていた営業所員では、考えの方向性が異なっていたのです。
    だがこれで終わる六太ではありません。本作に「勇気を持て」というメッセージが込められていると考えられる理由の1つは、六太の情熱であります。六太の熱意に突き動かされた営業所員は六太と共に新システムの立案を進めるのでした。
     ところで、六太と日々人は少年時代に勇気のポーズというものを考案したことがありました。アメリカで宇宙飛行士をしている日々人は映画の終盤で帰国して六太と再会し、久々に勇気のポーズを決めます。この時、六太は少年時代を「一番勇敢だった時代
    と表現するのでした。
     私は、本作が次のようなメッセージを観客に訴えかけているのではないかと思えてなりません。
    「大人になってから大望を失い、ただ漫然と毎日と過ごしていないか?」
    「子供の頃には勇気を持って何かにチャレンジしていたのではないか?」
    「子供の頃の勇気はどこへ行ったのか?今こそ子供の頃の勇気を取り戻すべき時ではないか?」
    ・・・と。

    <製作委員会>讀賣テレビ放送、A-1Pictures、アニプレックス、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ワーナー・ブラザース映画、コルク、朝日新聞社、日本テレビ放送網、札幌テレビ放送、宮城テレビ放送、静岡第一テレビ、中京テレビ放送、広島テレビ放送、福岡放送、電通
    <配給>ワーナー・ブラザース映画
    <アニメーション制作>A-1 Pictures
    <スタッフ>原作/脚本・小山宙哉、キャラクターデザイン・ 薮野浩二、音楽・渡辺俊幸、CG監督・門間和哉、監督・渡辺歩
    <出演者>南波六太・平田広明、南波日々人・KENN、ブライアン・J・大塚明夫、エディ・J・有本欽隆、堺海老夫・飯尾和樹、蟹江道楽・渡部又兵衛、豆腐屋の店主・さだまさし、他

     
    ■第3位・・・『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ―終わりなき旅―』

     お釈迦様(声・吉岡秀隆)の生涯を描いた2011年の映画『手塚治虫のブッダ ―赤い砂漠よ!美しく―』の続篇。前作はお釈迦様が出家するところまでが描かれましたが、本作は修行の話が中心でした。
    しかし、私の印象に最も強く残ったのはコーサラ国のルリ王子(声・真木よう子)のエピソードです。ルリ王子は武勇に優れた強い王族でしたが、1つだけ弱点がありました。それは母親(声・島本須美)が奴隷出身であることです。
    ルリ王子は足をすくわれるのを防ぐため、母を奴隷部屋に監禁してしまいます。その後、奴隷部屋で疫病が発生。家臣から疫病の蔓延を防ぐために奴隷部屋を焼き払うよう進言され、流石のルリ王子もこの時ばかりは逡巡しますが、奴隷部屋を焼き払うよう命じます。
    ルリ王子の母を実の母のように慕う兵士ヤタラ(声・大友龍三郎)は燃え盛る奴隷部屋からルリ王子の母を助け出しますが、そこへルリ王子が通りがかるのでした。動揺するルリ王子。しかしヤタラに対し母を捨ててくるよう命じてしまいます。
    命令を下す時のルリ王子は一見落ち着き払っているようではありますが、心中は大変動揺しており、冷や汗や揺れ動く瞳がルリ王子の悲しみや苦悩を物語っていました。本心とは正反対の命令を下さなければならないルリ王子の心中はいかばかりであったでしょうか(母親が可哀相なのは勿論ですが)。
    ヤタラはルリ王子の母を連れて逃亡しますが、ルリ王子の母は息を引き取ってしまい、ヤタラによって埋葬されます。一方のルリ王子は単身、母が埋葬された場所に向かって遺体を掘り起こし、号泣しながら母の遺体を抱くのです。奴隷出身の母を母として扱うことができなかったルリ王子は、誰もいないところで初めて母を母として扱うことができたのです。この場面がとても可哀相でした。
    ルリ王子が立ち去った後、埋葬された場所に手向けられた一輪の花の描写が、今まで母に冷たく当たってはいたが本心では母のことを慕っていたルリ王子の優しさを物語っています。
     さて、お釈迦様と邂逅したヤタラは、自分は不幸であると語り、またルリ王子を糾弾しますが、お釈迦様は、誰もが悲しみを抱えているのだ、と諭すのでした。他人を評価する時に、ついつい一面だけを見てしまいがちですが、自分の知らない面を慮ることも大事ということですね。そのことを忘れないようにしたいものです。
    それしても真木よう子が声優としての才能を発揮していたのが、本作における新たな発見であります。本当に男の声みたいでしたもん。

    BUDDHA2 手塚治虫のブッダ―終わりなき旅―

    <製作委員会>木下グループ、東映、東映アニメーション、東映ビデオ、ティーワイリミテッド
    <配給>東映
    <アニメーション制作>東映アニメーション
    <スタッフ>原作・手塚治虫、脚本・吉田玲子、キャラクターデザイン・真庭秀明/浅沼昭弘、音楽・大島ミチル、監督・小村敏明
    <出演者>シッダールタ・吉岡秀隆、ルリ王子・真木よう子、アッサジ・沢城みゆき、デーパ・藤原啓治、タッタ・松山ケンイチ、ミゲーラ・水樹奈々、ヤタラ・大友龍三郎、ルリ王子の母・島本須美、他

     

    ■第2位・・・『楽園追放 -Expelled from Paradise-』

     本作の舞台となる世界は、電脳世界のデータとして生きるエリート層と、生身の肉体のまま生きる下層階級の格差が存在する世界であります。
    格差社会を描いた映像作品と言えば、高い丘に住む金持ちと低い土地に住む庶民を対比させた映画『天国と地獄』(1963年)、身体を機械化した金持ちと身体を機械化できない貧乏人を対比させたテレビアニメ『銀河鉄道999』(1978年)、地球に住むエリートと宇宙への移民を余儀なくされた層を対比させたテレビアニメ『機動戦士ガンダム』(1979年)、超高層ビルに住める特権階級と貧弱な家に住み冷たいスコールに打たれて苦しむ庶民を対比させたテレビアニメ『シャングリ・ラ』(2009年)等が過去にありました。
    更に『楽園追放』における格差社会は、データとして生きるエリートと生身の身体で生きる庶民という格差だけではありません。データとして生きるエリートの中にも、メモリの多寡によって格差社会が存在しています。
     本作における格差社会の特徴は、「未来の人類はこうなっているのではないか」という想像力が込められている点です。即ち、データとして生きる人類の姿は未来の人類の姿であり、生身の身体のまま生きる人類は現代の人類であるかのように対比されているのです。
     データとして生きる人類は疲労を感じることもなく病気にかかることもありません。また、食事についても美味しいものを食べるとか沢山食べるとかいう発想がなく、主人公・アンジェラ・バルザック(声・釘宮理恵)が生身の身体を使って地上世界を冒険した時も、サプリメントのようなものを摂取していました(ついでに生身の身体を使ったために病気にかかる描写もあります)。即ち、栄養を摂取するという食事本来の目的を合理的に行っているのです。
    勿論、本作はフィクションですのでこの食事の光景は極端ではありますが、食事という行為の合理性を追求して進化を遂げれば行き着きそうな姿であります。
    『楽園追放』という題名における楽園とは電脳世界のことを表していると思われますが、ここに本作の皮肉が込められていますね。即ち、文明が進歩した“楽園”が、実は人間らしい営みを排除した世界であることを逆説的に描くことによって、生命への讃歌になっていると言えましょう。
     話は変わりますが、本作のクライマックスにおける市街戦シーンは大変な迫力です。ディンゴ(声・三木眞一郎)がジープに乗って敵の攻撃を避ける描写は手に汗握るスピード感に溢れる一方、時には建物などお構いなしに、時には建物を利用しながら繰り広げられるロボットの空中戦はスペクタクル性に溢れ、地上と空中の対比が戦闘に立体的な迫力を与えました。
    スーパーファミコンソフト『フロントミッション』や劇場版『魔法少女リリカルなのは』等に続いて、日本の映像作品における市街戦描写の歴史にまた新たな1ページが加わりました。

    楽園追放

    <製作>東映アニメーション
    <配給>ティ・ジョイ
    <アニメーション制作>グラフィニカ
    <スタッフ>原作・ニトロプラス/東映アニメーション、脚本・虚淵玄、キャラクターデザイン・齋藤将嗣、音楽・NARASAKI、CG監督・金子友昭/阿尾直樹、監督・水島精二
    <出演者>アンジェラ・バルザック・釘宮理恵、ディンゴ・三木眞一郎、フロンティアセッター・神谷浩史、高官A・稲葉実、高官B・江川央生、高官C・上村典子、他

     
    ■第1位・・・『ジョバンニの島』

     昭和20年8月15日に日本が降伏した後、ソ連軍によって占領された色丹島の人々を描いた作品。
    8月15日以降の北方は、なかなか日本人の歴史観から抜け落ちることが多いのではないでしょうか。ロシアとの外交問題の話で北方領土が話題になることは多いのですが、映像作品ではソ連軍による樺太侵攻を描いた昭和49年の映画『樺太一九四五年夏 氷雪の門』(本篇監督=村山三男、特撮監督=成田亨)、小説では占守島の戦いを描いた池上司の『八月十五日の開戦』(2000年)、浅田次郎の『終わらざる夏』(2010年)等、その数は少ないと言えます。
    『氷雪の門』の見所は丹波哲郎演じる軍人がソ連軍将校を「国際法を踏み躙るのか」と問い詰めるとソ連軍将校が「負けた国には国際法は無い」と言い放つ場面でしたが、『ジョバンニの島』はまた違ったソ連の姿を描いていたので驚きました。というのも、本作においてソ連の軍人は家族を色丹島に連れて来ていたのです。まさか日本が降伏した直後の北方領土で、日本人とソ連軍の家族が共存していたとは思いませんでした。
    国民学校の教室はソ連軍の子女に使われ、日本人生徒の教室の隣でソ連人生徒の授業が行われます。最初のうちは、音楽の授業中に日本人側の歌がソ連人側の歌でかき消されるなどして意地の張り合いになりますが、日本人生徒もソ連の歌を覚え、釣られて歌うようになります。
    そしてこの後、何と音楽の授業中にソ連人生徒が日本の歌を合唱するのです。この展開は、降伏直後のソ連のイメージとは全くかけ離れているので、私は大変驚きました。これを受けて日本人生徒とソ連人生徒は仲良く一緒に遊ぶようになります。
    戦争という苛酷な大人の世界が周囲に存在していても、それから独立して独自の世界を作り上げる子供達の力強さを感じます。この他、本作における純平・寛太兄弟は、鉄道模型を基に空想を繰り広げるシーンなど、辛い時代の中でも可能な限り明るさを醸し出そうとし、とてもいじらしい。全体としてみれば、どんな困難の中でも子供達が確固とした強い意志を持ち、力強く生きていることを描いた作品であると言えるでしょう。
    現代において純平らが色丹島を訪問して国民学校の卒業式を行い、かつて一緒に遊んだソ連人少女の孫と会うクライマックスは、歴史の荒波に翻弄された人々の激動の半生を感じさせます。そして、単なる教科書的な歴史ではなく、血の通った生きた人間の営みとしての歴史を感じさせるのでした。

    <製作>日本音楽事業者協会
    <配給>ワーナー・ブラザース映画
    <アニメーション制作>Production I.G
    <スタッフ>原作・杉田成道、脚本・杉田成道/櫻井圭記、キャラクター原案・福島敦子、キャラクターデザイン/作画監督・伊東伸高、音楽・さだまさし、CG監督・井野元英二、監督・西久保瑞穂
    <出演者>瀬能純平・横山幸汰、瀬能寛太・谷合純矢、瀬能辰夫・市村正親、瀬能源三・北島三郎、英夫・ユースケ・サンタマリア、佐和子・仲間由紀恵、村長・犬塚弘、現代の瀬能純平・仲代達矢、現代の佐和子・八千草薫、他

    ▼過去の記事

    【新作アニメ捜査網】第29回 2010年アニメ旬報ベスト10 映画篇
    https://otakuma.net/archives/3979878.html

    【新作アニメ捜査網】第43回 2011年アニメ旬報ベスト10 映画篇
    https://otakuma.net/archives/2012012603.html

    【新作アニメ捜査網】第45回 2012年アニメ旬報ベスト10
    https://otakuma.net/archives/2013010102.html

    【新作アニメ捜査網】第48回 2013年アニメ旬報ベスト10
    https://otakuma.net/archives/2014011001.html

    (文:コートク)

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