4月14日(日本時間15日未明)、地中海に浮かぶマルタ共和国周辺の空に、大きなハートが描かれました。
「大きなハート」というと、まず思い出すのが航空自衛隊のブルーインパルス。「キューピッド」という課目で、5番機と6番機が大きなハートをスモークで描きますが、これとはちょっと違い、もっとスケールの大きなものです。
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ハートを描いたのは、マルタ航空のエアバスA319。「14JC」という便名でマルタ国際空港(ルア空港)を飛び立った特別便です。航空便を追跡する「Flightradar24」で検索すると目的地が「不明」との表記。見ていると不思議な進路を取り始め……大きなハート形を2つ描いて、再びマルタ国際空港へ着陸しました。
このようなレーダー画面で航跡を確認しないと判らない「ハート」。粋なフライトですね。
ところで、マルタ航空がハート形に進路を取って飛ぶというのは、これが初めてじゃないんです。2013年と2014年のバレンタインデーには、カップルだけを乗せた飛行機が、今回同様大きなハート形の進路で飛ぶ「Love Plane」という特別フライトを実施していました。
▼The Air Malta Love Plane 2013
https://www.youtube.com/watch?v=Lm-vg2MQCkY
2014年のLove Planeでは、機長が同じフライトに乗務している恋人のCAにプロポーズするというおまけ付き。もちろん返事は「イエス」だったそうです。
▼Love Plane – Re-love the experience
https://www.youtube.com/watch?v=0N01pS_rxhs
今回もこのシリーズのひとつで、乗客は新婚さんばかりだったようですよ。
いやもう「リア充爆発しろ!」という気も失せるほどラブラブな特別フライト。日本の航空会社も、こんな粋なことしてくれたら……とも思うんですが、日本の場合は混雑してて、こうやって飛べる空域がないかもしれませんね。
(文:咲村珠樹)