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画家が教えるキャップのフタが開かなかった時のライフハック

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 「フタが開かないすべての人に試してほしい」と、北海道で画家として活動しているTAKUYA YONEZAWAさんがライフハック動画をTwitterに投稿。158万回以上も再生され、「昨日このツイ見たかったw」「この発想なかった」と多くの人から絶賛されています。その方法とはガムテープを使用するものでした。

  •  動画を見てみると、まずガムテープを10cmほどの長さで切り、粘着部分が外側になるように半分に折って細長い状態にします。それをキャップのフタに巻き、通常通りに開けるというもの。

    ガムテープを10cmほどの長さで切る

    粘着部分が外側になるように半分に折って細長い状態に

     YONEZAWAさんは「こういうことの専門家ではない」と前置きしつつ、「ガムテープが手とフタの両方に貼りつくのがポイントで、ガムテープによって摩擦が増えて滑らなくなるから開けやすくなるのだと思う」、と自分なりに解説しています。

    ガムテープをキャップのフタに巻く

    「ガムテープが手とフタの両方に貼りつくのがポイント

     YONEZAWAさんがガムテープで開ける方法を思いついたのは、10年ほど前。油絵具の溶き油のフタがかたすぎて、何か開封する良い方法を考えていた時にひらめいたそう。それ以来、今回の方法を使用すれば大体のフタを開けられることが判明し、よく実践しているといいます。

     「油絵具の溶き油を入れる瓶のフタは本当にかたくて、学生の頃から開けるのに苦労していました」と振り返ります。当時、輪ゴムやゴム手袋、温めて開封する方法などいろいろ試したものの、なかなかすんなりと開封できなかったのだとか。非常に苦労していたので、「この方法を発見した時は嬉しかった!」と喜びを語ります。

     元々、YONEZAWAさんは握力が低いほうだったそう。しかし、ガムテープをキャップに巻く方法は握る力があまりいらないので、とても重宝しているとのこと。家族や友人がフタを開けられずに困っているところを見かけた時などは、よくこの方法を教えているのだとか。

     ちなみに以前、ものすごくかたいフタの開封にみんなで挑戦した時、今回の方法でYONEZAWAさんが開封に成功した瞬間、まわりから拍手が起こったことも。さすがにこれには「ちょっと恥ずかしかったです……」と笑っていました。

     ガムテープでフタを開ける動画の反響を受けて、「多くの方がいろんなフタが開かずに困っているのだなぁ」と実感したそう。「最終的にはフタが開けばゴールだと思っている」とYONEZAWAさん。ガムテープを使用する方法は「1つの選択肢だと思って試してもらえたら嬉しい」と語ります。年末年始、この方法で助かる人も増えるのではないでしょうか。

    <記事化協力>
    TAKUYA YONEZAWAさん(@takuyanokaiga)

    (佐藤圭亮)

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