日本語って標準語がわかっていたとしても途端に方言となるとさっぱり意味がわからなくなることってありますよね。
旅行先で地元の人に道を聞いても、特にご年配の方だったりしたら「ほんやくコンニャクが欲しいかもしれない……」と思ってしまうことも。逆に自分の地域の方が全国放送に出ているとき、話す言葉に字幕スーパーがつけられていてショックを受けることがあります。他県民にはわからないのか……と。
【関連:エロマンガの擬音には一体どれだけの種類があるのだろう?調べてみた】
けれど、それほどまでに地域色が濃いからこそ方言を愛して現代まで上手に使いこなす人が多くいるのも事実です。
さて、今回はそんな多種多様な全国の方言で、意味は全く違うけれど他県民からしたら「エロく聞こえる」という方言が、飲み会の鉄板ネタとしてネット上で紹介されていました。ちょっと気になったので、「エロく聞こえる方言」がどれぐらいあるのか調べてみましたよ。
北から順にいってみましょう!
●山形県
・はめて(で)欲しい→仲間に入れてほしい
●宮城県
・おしょすい→恥ずかしい
●東京都
・おたんちん→おたんこなす
・おまんま→ごはん
●山梨県
・ちょびちょびしちょ→いい気になるんじゃない
・ぬくといね→暖かいね
・おまん→お前、あなた
●静岡県
・じょんじょん→ぞうり
●福井県、石川県
・つるつるいっぱい→(液体のものを)ギリギリ一杯いれること
●石川県
・えちゃけな子→かわいい子
・まんで→とても、すごく
●愛知県、徳島県、富山県、福井県、など
・ちんちん→とっても熱い
●富山県
・ちんちんぼんぼ→肩車
・ちんちんかく→正座する、あぐらをかく
・だいてやる→おごってやる
●大分県
・ちちまわす→殴る(威圧するときに使う表現)
●福岡県、佐賀県、熊本県など
・たまがる→驚く
●鹿児島県
・たまがっ→驚く(たまげる)
・ちんがらっ→めちゃくちゃ
あまりに筆者の心が穢れている、とご指摘を受けそうですが、でも実際聞いてみたら思わず聞き直してしまいそうなものばかりじゃありませんか?
実際に聞いてちょっとびっくりしたのは愛知県他の「ちんちん」です。これ、東海地方出身の人はごくごく当たり前に使っていますよね。
ちなみに記載している方言は、記載県内の地域によって使わないところもあるそうです。例えば、大分県の「ちちまわす」は奥豊後方言とされており、市内では使わない方もいるようす。なので、知ってるからといって乱用すると相手によっては「ちちまわされて」しまいかねないのでご注意くださいね。
(文:貴崎ダリア)