繰り返し使える「ポカリスエット リターナブル瓶」を展開している大塚製薬。循環型社会実現への取り組みを知ってもらうため、WEB動画を制作。公式YouTubeチャンネルにて5月10日に公開されました。
OSRINさんや土屋萌児さん、中村佳穂さんといった才能あふれるクリエイターのコラボ作品となっています。
WEB動画「スカフィンのうた」は、地球と社会の共存やポカリスエットが向き合うべき未来への姿勢がテーマ。人気アーティストのミュージックビデオを手掛けている映像作家のOSRINさん、独創的な切り絵作品で注目を集めているアニメーション作家の土屋萌児さん、「ソロ」「デュオ」「バンド」など多様な形態で音楽性を拡張させ続けているミュージシャンの中村佳穂さんの3人が協力して作った作品です。
4か月半の制作期間を経て完成したファンタジックな切り絵アニメーションは、ポカリスエットを飲んだ「あの子」とリターナブル瓶を擬人化した「瓶くん」が回収ボックスへ向かう旅を、印象的な歌と共に表現されています。
ちなみに動画のタイトルになっているスカフィンとは、瓶が繰り返し使用されることで刻印されていく線のこと。物語にはこのスカフィンが濃く描かれたリターナブル瓶の長老も登場。誰かが瓶を返却してくれた証であるスカフィンを刻みながら、地球をめぐるボトルの物語を通じ、未来のために今できることを一緒に考えていく内容となっています。
見どころは、サステナビリティという難しいテーマを、子どもでも楽しく見られるように切り絵アニメーションで表現した点。数えきれないほどのパーツ制作から撮影まで、すべてが手作業だったそうです。わずか7秒のシーンに20日間もの時間を費やすこともあったといいます。
本編で使用されている楽曲は、メッセージ性を重視しながらも耳に残る口ずさみやすい曲調。中村さんの個性的なトーンで歌い上げられています。
なお、約4か月半に及んだ緻密な制作過程を記録したメイキング映像と、環境のためにポカリスエットが取り組んでいるアクションを掲載したサステナビリティWEBページも同日に公開されています。
撮影後のインタビューで、「『商品を売る』ことよりも『いろいろな考えを知ってもらう』という話をいただいたことが嬉しかった」と語る土屋さん。以前、ドイツに住んでいた時はリターナブル瓶が身近にあったのに、「日本にはどうして無いんだろう?」と思っていたのだとか。
一方、普段あまり広告の仕事をしないというOSRINさんは、自分がその企画に賛同できるかが重要だったそう。「ポカリスエットには広告も含めて元々賛同していた」といいます。今回の話を聞いた時、自分がいなくなった後の世界はこうあってほしいと考え、「個人の力じゃできないことが沢山あるけど、企業の取り組みに対して自分の力を使えるのであれば、大義として『あるな』」と思ったとのこと。
このような考えのOSRINさんと関わるなら「絶対に真摯に物事が進むだろうから、自分も全力を出せる」と感じたという中村さん。「イケるな」と思っていたところに、元々ファンだった土屋さんと一緒にできると聞き、「絶対いい作品が作れる!」と確信して快諾したと振り返ります。
作品の中でこだわった部分について話が及ぶと、「スカフィンがいっぱい付いている瓶の長老がいて、『瓶くん』に世界の理(ことわり)を見せるシーン」を挙げた土屋さん。他にも、撮りながら自分が翻弄されていく感じがしたという「『瓶くん』と『あの子』が再会するシーン」を挙げていました。
楽曲のお気に入りの部分を聞かれた中村さんは、「ハーモニー的にはコントラストを出したところがお気に入りです」とコメント。
OSRINさんは、リターナブル瓶という存在をナレーションもなく、工場の動画もなしに伝えるのが非常に難しかったといいます。「『世界は回っている。その中で生きている。それが嬉しいこと』という内容が伝わる映像になればいいな」と語っていました。
情報提供:ポカリスエットPR事務局
(佐藤圭亮)